音楽・ユニコーン

ユニコーン 服部

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とにかく人気のアルバムだ(と思う)。
ユニコーンが1989年に出したサード・アルバム「服部」だ。
リアルタイム・ユニコーン世代のほとんどがこのアルバムからユニコーンを聴きだしたのではないだろうか?

いや、アルバムというより「大迷惑」という曲がヒットした。
そりゃぁ~もう、ロックバンドというよりはアイドル・バンドと言ったほうがいいくらい女子にも人気だった(ような気がする)。

実は…わたしはこのアルバムを3回に分けて聴いている。

「ほらまた意味不明なこと言いだした」って可憐な女子高生に文句言われる前に言い訳…じゃなくて弁解…じゃなくて、説明させてくださいな。

最初に聴いたのはリアル・タイム学生時代。
「大迷惑」のヒットで人気だったのでレンタルして聴いてみた。

次に聴いたのは90年代後半に再発売2000円シリーズになった時。

そして今回のリマスター盤。

実は学生時代には、このアルバムのどこが良いのかまったく理解も共感も出来なかった
「大迷惑」「服部」というシングル曲は良いけど、他の曲は聴けたもんじゃない。
それが最初の印象で、その後ずっとユニコーンが好きでも嫌いでもないバンドの筆頭となってしまった。
つまり、ど~でもいいバンドの代表ってことさ。

2度目の2000円再発売の時は、何となく聴きたくなって購入した。
まぁ奥田民生を聴いてた流れで買ったようなものだ。かれこれ10年以上前のお話なのだ。
やはりと言うか、あまり好感は持てないアルバムだって思った。

そして今度のリマスター盤。

過去の2度と何が違うのか?
それはわたしが「やれやれ、わたしも歳をとったなぁ~どっこいしょ」と感じる年令にさしかかってきたってことだ。
言い変えるならば、大人になって、色々な音楽に触れ、色々なジャンルの音楽を聴いて、音楽の幅が広がった、という意味だ。ウソじゃないよホントだよ。

そして何より今回のリマスターの音質の良さ
20年以上前の作品とは思えない音なのだ……って言うか、この「服部」というアルバムが、そしてこの作品以降のユニコーンの音が、時代を感じさせないサウンドへと変化していったのだと思う。
そんな作品を丁寧に愛情持ってリマスターで高音質にすりゃ古さを感じさせないのは当然のことだろう。

おっと、ここでひとつ、丁寧に愛情持ってというのがポイントになってくる。

実はユニコーンのリマスターはオリジナル・アルバム以外に、「Quarter Century Best」というものが存在する。
元々はBOXセットでシングル・ベストとライブ・ベストとDVDセットで発売されたが、後にCDは単品発売された。

このシングル・ベスト収録の「服部」「大迷惑」のリマスターは、わたし的には最悪なのだ。
これはリマスター失敗だよって聴いた瞬間に思ったよ。
不思議である…リマスターした人は同じなのに、どうしちゃったのよ? である。
とにかく低音に厚みを出し過ぎてて、各楽器の演奏の良さが消し飛ばされてしまっている。
まるでイコライザーで低音だけ持ち上げたみたいな印象なのだ。
ブルー・スペックのせいか? 他の作品と音圧を合わせるためなのか?

しかし、オリジナル・アルバム「服部」のリマスターは良い。
無理に中・低音を上げずに、全体的に厚みを出し、各楽器の分離も良いし、音に広がりがある。とても聴きやすい。
ウソじゃないよホントだよ。聴き比べるまでもなく、シングル・ベストとは音が違うのである。

そして、わたしが「やれやれ、どっこいしょ」な世代……いや、音楽の幅が広がった耳で聴くと、作品自体の良さ・凄さに気が付いた。
とにかくユニコーンというバンドは演奏が上手い。
そして時代を感じさせない「無国籍」な音楽ジャンル

唯一、時代を感じさせる部分は奥田民生の声の若さくらいである。

だがしかし、マニアックなアルバムなので初めてのユニコーン体験には不向きだな、うん。

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ユニコーン PANIC ATTACK

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「PANIC ATTACK」1988年に発売されたユニーコーンのセカンド・アルバムです。

まるで小学生の読書感想文の冒頭のような出だしで始まったユニコーン・リマスターCDレビュー第2回目。

前回「BOOM」をピーマンやゴボウより嫌いと小学生のような発言をしたり、リマスターされても音が最低なんて言ってみたり(※注意:言ってません)、あまつさえ「BOOM」を聴くくらいならAKB48の曲を聴いた方がいいなんて最低なことを言ってみたり(※注意:言ってません)したのだけど、今回はちょっと違うんだなこれが。

実はこの「PANIC ATTACK」という作品、エイティーズの臭いを残しつつも、今のユニコーンのスタイルが生まれ始めた作品なのです。

二枚目ロックから三枚目ロックへの変化。
セカンド・アルバムなのに三枚目……って難解な言い方をしてみちゃいます。
三枚目ってのは、つまりは「コミカル」ってやつね。カッコいい二枚目じゃなく、コミカルな三枚目ね。CDの枚数の話じゃないのよ。

音は、スゴクいいです。リマスター
イヤホンしてちょっと音を大きくして聴くと、まるで新録したんじゃないかってくらい音に厚みと広がりが出てます。
ただ、どうしてもまだ…エイティーズ・サウンドが強い曲もチラホラ。
っていうか、実際エイティーズな作品なんだけどね。

でもそれを吹き飛ばしてくれるくらいに、リマスターの音が良い。
某ジャングルみたいな名前の通販サイトにもレビューがありましたが、とても丁寧に、愛情を持ってリマスタリングされた音だって思います。

個人的には、「I'M A LOSER」「ペケペケ」「ツイストで目を覚ませ」がおすすめです。
この3曲に関しては、ホント新録って言ってもいいくらいに感動的な音の良さ。

ただし、注意が必要なのは、愛情を持ってリマスターされている(憶測)ってこと。
普通に聴いてると、リマスターされてるってことを忘れてしまうくらい、オリジナル・アルバムの質感を残してます。
イヤホンしないでPCのスピーカーから音を出したらリマスターされてるのが分からないかもね。

ところがイヤホンするとグワンッ!と左右に音が広がって「こんな音が入ってたのか!」ってくらいに音の分離も良く、中・低音もしっかり響いてきます。
音のスカスカ感もまったく……いや、一部の曲を除く……まったく感じない好音質リマスター。

これはお勧めの作品です。

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ユニコーン BOOM

Unicorncd

さて、ユニコーンのリマスターCDレビューの時間です、はい。
まずは、1987年に発売されたデビュー作「BOOM」です。

おもいっきり80’sですね。
エイティーズ……嗚呼なんて懐かしい響き。
と、感慨に耽ってるわけにはいかん、なんたってわたしはエイティーズって呼ばれるサウンドが大嫌いだもん。

ピーマンやゴボウよりエイティーズが嫌いなのだ。うん。
何が嫌いかって言うと、まずはあのサウンド……。
シンセサイザーや打ち込み系の楽器を導入して、さらに洋楽を意識した音作りした結果、カッコつけてるだけの偽物ロックって、そんな音…。

何を言ってるかわかんないと思うだろうけど、わたしも何を言っているのかわかりません。

で、肝心のユニコーンの「BOOM」も、そんなサウンドです。
確かにリマスターされて中音~低音に厚みがましてますが、旧盤の特徴(?)だったキンキンと甲高い高音は健在……。

って言うか、リマスター以前に「BOOM」という作品自体がちょっとカラダに合わないです。ごめん。

と言うことで、リマスターされても聴く気になれない「BOOM」でした。

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ユニコーン

Unicorn

なぜ今頃ユニコーンなのか?
実は最近、奥田民生さんの曲を通勤途中に聴いてみたのだ。
急に聴きたくなった…とか、聴かないわけにはいかない…とか、そんな理由ではなく、ただ単に他に聴く曲がなくなったからである。

まあ、わたし的には珍しい現象ではない。
と言うか、ファンの皆様には申し訳ないのだが、わたしが奥田民生さんやユニコーンを聴くのは、他に聴く曲が無くなった時がほとんどなのだ。

なんとなく、お茶漬けが食べたくなった、そんな感じだと思っていただきたい。

今回は奥田民生さんの曲を聴いたのだ。
でもそこで、ふと感じたのは…今まで聴いていた感覚と違い、不思議な心地よさだった。
あれ? 奥田民生ってこんなに曲が良かったんだ。

それまでは、好きでもなきゃ嫌いでもない…だった。

「イイね!」って思ったので、早速その日の帰りに某中古CDショップに寄ってユニコーンのCD「シャンブル」を購入した。
初回盤DVD付きが…980円であった。

聴いてみたら…イイ! すごくイイ!

早速、ユニコーンの過去のCDを引っ張り出したのである。
ちなみに、好きでも嫌いでもないとか言っておいて、奥田民生さんもユニコーンもCD全て持っているのが謎である。

iTunesに入れて聴いてみた。
ダメだこりゃ……昔の作品だから音が小さいや。

仕方ないので、シャンブルの音量に合うように、過去のCDをサウンドエンジン使って強制的に音圧を上げるっていう強行手段に打って出た。

その結果……ダメだこりゃ。

やっぱり音がコモっていたりスカスカだったり……音質が悪い。※シャンブルやZ、ZⅡなど再結成後の作品に比べて。とても聴けたものじゃないな。

次の日、仕事中に…いや、時間をみて「ユニコーン CD リマスター」で検索をかけてみた。
ユニコーンほどのバンドなら当然リマスターされた過去作品が再発売されているだろ。安かったら買おうかな。

だが、意外にもリマスターされた過去のアルバムが見つからない……と思った矢先に昨年の12月(約1年前だね)に期間限定生産で発売された過去作品のBOXセットを見つけたのだ。

10枚組

オリジナル・アルバム全8枚+リミックス+DVDのセットだ。

しかも価格が6500円
は? 6500円? 中古価格か? と思ったが、どうやら新品定価が6500円のようである。

それを知った瞬間、ビビビッと某HMVに呼ばれた気がして、仕事の帰りに立ち寄ったら……普通に売ってました。
期間限定販売じゃなかったんかい!
って、実際は昨年の12月のみ生産されたセットのようだ。
やはりビビビッと感じたのは間違いじゃなかったんだ……中二病。

まあ、アダルトなわたしは6500円のBOXセットに2枚組のシングルBEST(最新シングルまで全て収録)も合わせた大人買いってやつで、取りあえず、ユニコーンのリマスターされた過去CDを入手したのである。

そして、聴いて驚いた!

ってことで、ユニコーンのリマスターCDについてのレビューをしていきたいと思うのである。

つづく。

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