音楽・80年代

ユニコーン 服部

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とにかく人気のアルバムだ(と思う)。
ユニコーンが1989年に出したサード・アルバム「服部」だ。
リアルタイム・ユニコーン世代のほとんどがこのアルバムからユニコーンを聴きだしたのではないだろうか?

いや、アルバムというより「大迷惑」という曲がヒットした。
そりゃぁ~もう、ロックバンドというよりはアイドル・バンドと言ったほうがいいくらい女子にも人気だった(ような気がする)。

実は…わたしはこのアルバムを3回に分けて聴いている。

「ほらまた意味不明なこと言いだした」って可憐な女子高生に文句言われる前に言い訳…じゃなくて弁解…じゃなくて、説明させてくださいな。

最初に聴いたのはリアル・タイム学生時代。
「大迷惑」のヒットで人気だったのでレンタルして聴いてみた。

次に聴いたのは90年代後半に再発売2000円シリーズになった時。

そして今回のリマスター盤。

実は学生時代には、このアルバムのどこが良いのかまったく理解も共感も出来なかった
「大迷惑」「服部」というシングル曲は良いけど、他の曲は聴けたもんじゃない。
それが最初の印象で、その後ずっとユニコーンが好きでも嫌いでもないバンドの筆頭となってしまった。
つまり、ど~でもいいバンドの代表ってことさ。

2度目の2000円再発売の時は、何となく聴きたくなって購入した。
まぁ奥田民生を聴いてた流れで買ったようなものだ。かれこれ10年以上前のお話なのだ。
やはりと言うか、あまり好感は持てないアルバムだって思った。

そして今度のリマスター盤。

過去の2度と何が違うのか?
それはわたしが「やれやれ、わたしも歳をとったなぁ~どっこいしょ」と感じる年令にさしかかってきたってことだ。
言い変えるならば、大人になって、色々な音楽に触れ、色々なジャンルの音楽を聴いて、音楽の幅が広がった、という意味だ。ウソじゃないよホントだよ。

そして何より今回のリマスターの音質の良さ
20年以上前の作品とは思えない音なのだ……って言うか、この「服部」というアルバムが、そしてこの作品以降のユニコーンの音が、時代を感じさせないサウンドへと変化していったのだと思う。
そんな作品を丁寧に愛情持ってリマスターで高音質にすりゃ古さを感じさせないのは当然のことだろう。

おっと、ここでひとつ、丁寧に愛情持ってというのがポイントになってくる。

実はユニコーンのリマスターはオリジナル・アルバム以外に、「Quarter Century Best」というものが存在する。
元々はBOXセットでシングル・ベストとライブ・ベストとDVDセットで発売されたが、後にCDは単品発売された。

このシングル・ベスト収録の「服部」「大迷惑」のリマスターは、わたし的には最悪なのだ。
これはリマスター失敗だよって聴いた瞬間に思ったよ。
不思議である…リマスターした人は同じなのに、どうしちゃったのよ? である。
とにかく低音に厚みを出し過ぎてて、各楽器の演奏の良さが消し飛ばされてしまっている。
まるでイコライザーで低音だけ持ち上げたみたいな印象なのだ。
ブルー・スペックのせいか? 他の作品と音圧を合わせるためなのか?

しかし、オリジナル・アルバム「服部」のリマスターは良い。
無理に中・低音を上げずに、全体的に厚みを出し、各楽器の分離も良いし、音に広がりがある。とても聴きやすい。
ウソじゃないよホントだよ。聴き比べるまでもなく、シングル・ベストとは音が違うのである。

そして、わたしが「やれやれ、どっこいしょ」な世代……いや、音楽の幅が広がった耳で聴くと、作品自体の良さ・凄さに気が付いた。
とにかくユニコーンというバンドは演奏が上手い。
そして時代を感じさせない「無国籍」な音楽ジャンル

唯一、時代を感じさせる部分は奥田民生の声の若さくらいである。

だがしかし、マニアックなアルバムなので初めてのユニコーン体験には不向きだな、うん。

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ユニコーン PANIC ATTACK

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「PANIC ATTACK」1988年に発売されたユニーコーンのセカンド・アルバムです。

まるで小学生の読書感想文の冒頭のような出だしで始まったユニコーン・リマスターCDレビュー第2回目。

前回「BOOM」をピーマンやゴボウより嫌いと小学生のような発言をしたり、リマスターされても音が最低なんて言ってみたり(※注意:言ってません)、あまつさえ「BOOM」を聴くくらいならAKB48の曲を聴いた方がいいなんて最低なことを言ってみたり(※注意:言ってません)したのだけど、今回はちょっと違うんだなこれが。

実はこの「PANIC ATTACK」という作品、エイティーズの臭いを残しつつも、今のユニコーンのスタイルが生まれ始めた作品なのです。

二枚目ロックから三枚目ロックへの変化。
セカンド・アルバムなのに三枚目……って難解な言い方をしてみちゃいます。
三枚目ってのは、つまりは「コミカル」ってやつね。カッコいい二枚目じゃなく、コミカルな三枚目ね。CDの枚数の話じゃないのよ。

音は、スゴクいいです。リマスター
イヤホンしてちょっと音を大きくして聴くと、まるで新録したんじゃないかってくらい音に厚みと広がりが出てます。
ただ、どうしてもまだ…エイティーズ・サウンドが強い曲もチラホラ。
っていうか、実際エイティーズな作品なんだけどね。

でもそれを吹き飛ばしてくれるくらいに、リマスターの音が良い。
某ジャングルみたいな名前の通販サイトにもレビューがありましたが、とても丁寧に、愛情を持ってリマスタリングされた音だって思います。

個人的には、「I'M A LOSER」「ペケペケ」「ツイストで目を覚ませ」がおすすめです。
この3曲に関しては、ホント新録って言ってもいいくらいに感動的な音の良さ。

ただし、注意が必要なのは、愛情を持ってリマスターされている(憶測)ってこと。
普通に聴いてると、リマスターされてるってことを忘れてしまうくらい、オリジナル・アルバムの質感を残してます。
イヤホンしないでPCのスピーカーから音を出したらリマスターされてるのが分からないかもね。

ところがイヤホンするとグワンッ!と左右に音が広がって「こんな音が入ってたのか!」ってくらいに音の分離も良く、中・低音もしっかり響いてきます。
音のスカスカ感もまったく……いや、一部の曲を除く……まったく感じない好音質リマスター。

これはお勧めの作品です。

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ユニコーン BOOM

Unicorncd

さて、ユニコーンのリマスターCDレビューの時間です、はい。
まずは、1987年に発売されたデビュー作「BOOM」です。

おもいっきり80’sですね。
エイティーズ……嗚呼なんて懐かしい響き。
と、感慨に耽ってるわけにはいかん、なんたってわたしはエイティーズって呼ばれるサウンドが大嫌いだもん。

ピーマンやゴボウよりエイティーズが嫌いなのだ。うん。
何が嫌いかって言うと、まずはあのサウンド……。
シンセサイザーや打ち込み系の楽器を導入して、さらに洋楽を意識した音作りした結果、カッコつけてるだけの偽物ロックって、そんな音…。

何を言ってるかわかんないと思うだろうけど、わたしも何を言っているのかわかりません。

で、肝心のユニコーンの「BOOM」も、そんなサウンドです。
確かにリマスターされて中音~低音に厚みがましてますが、旧盤の特徴(?)だったキンキンと甲高い高音は健在……。

って言うか、リマスター以前に「BOOM」という作品自体がちょっとカラダに合わないです。ごめん。

と言うことで、リマスターされても聴く気になれない「BOOM」でした。

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ユニコーン

Unicorn

なぜ今頃ユニコーンなのか?
実は最近、奥田民生さんの曲を通勤途中に聴いてみたのだ。
急に聴きたくなった…とか、聴かないわけにはいかない…とか、そんな理由ではなく、ただ単に他に聴く曲がなくなったからである。

まあ、わたし的には珍しい現象ではない。
と言うか、ファンの皆様には申し訳ないのだが、わたしが奥田民生さんやユニコーンを聴くのは、他に聴く曲が無くなった時がほとんどなのだ。

なんとなく、お茶漬けが食べたくなった、そんな感じだと思っていただきたい。

今回は奥田民生さんの曲を聴いたのだ。
でもそこで、ふと感じたのは…今まで聴いていた感覚と違い、不思議な心地よさだった。
あれ? 奥田民生ってこんなに曲が良かったんだ。

それまでは、好きでもなきゃ嫌いでもない…だった。

「イイね!」って思ったので、早速その日の帰りに某中古CDショップに寄ってユニコーンのCD「シャンブル」を購入した。
初回盤DVD付きが…980円であった。

聴いてみたら…イイ! すごくイイ!

早速、ユニコーンの過去のCDを引っ張り出したのである。
ちなみに、好きでも嫌いでもないとか言っておいて、奥田民生さんもユニコーンもCD全て持っているのが謎である。

iTunesに入れて聴いてみた。
ダメだこりゃ……昔の作品だから音が小さいや。

仕方ないので、シャンブルの音量に合うように、過去のCDをサウンドエンジン使って強制的に音圧を上げるっていう強行手段に打って出た。

その結果……ダメだこりゃ。

やっぱり音がコモっていたりスカスカだったり……音質が悪い。※シャンブルやZ、ZⅡなど再結成後の作品に比べて。とても聴けたものじゃないな。

次の日、仕事中に…いや、時間をみて「ユニコーン CD リマスター」で検索をかけてみた。
ユニコーンほどのバンドなら当然リマスターされた過去作品が再発売されているだろ。安かったら買おうかな。

だが、意外にもリマスターされた過去のアルバムが見つからない……と思った矢先に昨年の12月(約1年前だね)に期間限定生産で発売された過去作品のBOXセットを見つけたのだ。

10枚組

オリジナル・アルバム全8枚+リミックス+DVDのセットだ。

しかも価格が6500円
は? 6500円? 中古価格か? と思ったが、どうやら新品定価が6500円のようである。

それを知った瞬間、ビビビッと某HMVに呼ばれた気がして、仕事の帰りに立ち寄ったら……普通に売ってました。
期間限定販売じゃなかったんかい!
って、実際は昨年の12月のみ生産されたセットのようだ。
やはりビビビッと感じたのは間違いじゃなかったんだ……中二病。

まあ、アダルトなわたしは6500円のBOXセットに2枚組のシングルBEST(最新シングルまで全て収録)も合わせた大人買いってやつで、取りあえず、ユニコーンのリマスターされた過去CDを入手したのである。

そして、聴いて驚いた!

ってことで、ユニコーンのリマスターCDについてのレビューをしていきたいと思うのである。

つづく。

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R.E.M. グレイテスト・ヒット ラスト・アルバム

97large『世界で最も重要なバンド』と言われたロック・バンド、R.E.M.(アール・イー・エム)が突如解散を発表したのが今年の9月のこと・・・。31年のキャリアに終止符がうたれることになった。

そして、12月21日(日本盤)に発売されたベスト・アルバムを最後に、本当にR.E.M.は終了してしまったのである。

【グレイテスト・ヒット】である。多分、80~90年代の洋楽を聴かない方はR.E.M.を知らないのではないだろうか?グレイテストなのに知ってる曲が殆ど無いヒットである。それくらい、日本での知名度は低い(と言われてる)バンドなのだ。

実際、私がR.E.M.を聴きだしたのも90年代初頭、カート・コバーンがリスペクトしてるバンドという理由だけだった。それでも20年以上彼らのファンをやっていることになるのだが・・・。それくらい、聴きだしたきっかけは他のバンドの影響なのだが、今ではそれらのバンドを凌ぐくらいに大好きなバンドのひとつである。

90年代は、とにかく聴き狂ったバンドのひとつだ。

オリジナル・アルバムは当然全作品持っているし、IRS時代の初期ベスト、2枚組のベストはもちろん、ワーナー時代のベスト、ポップ・ゲーム・ボックスにオートマチック・ボックスなどというレア曲満載のシングル・ボックスまで買い漁ったバンドだ。

90年代後半に、ドラムスのビル・ベリーが脱退してからは・・・いまいち好きになれなかったが、ここ最近の作品は私的には『最高傑作』と呼びたい作品が連続していた。

・・・これに関しては、最高傑作ではないという手厳しいコメントもいただいたが、20年以上彼らの楽曲を聴き狂い、ファンをやってる自分が最高だって思った作品なので最高なんだって思わせていただきたい。その方曰く『毒気が無い』とのことだが、私は残念ながら英語の歌詞を深く理解できるほどの頭脳がないので『何に対して毒気が無いのか』分からないのが悔しい限りだ・・・。

あの超ポップ楽曲満載のグリーンが実は『最も政治批判の強い毒気満載作品』だって、そんなことやっちまうバンドなので、楽曲がポップだとか単調だとかの理由で『毒気が無い』なんて思われていないことだけを願いたいものだ。

まあ・・・R.E.M.も50越えのオヤジたちなので、流石に全盛時の彼らのように、またはシド・ビシャスやルー・リードやイギ―・ポップのような『毒気』は無いだろう。って言うか・・・50越えてそんな毒気をまき散らしたら・・・時代錯誤のLAメタルって感じで痛いだけだろう。※ビンス・ニールがモトリー・クルー脱退をマジ検討中って本当か?・・・

あのマリリン・マンソンですら最近は毒気が抜けているし・・・正直今のわたしのヘビーローテーションは90年代全盛時代の『ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン』や『ソニック・ユース』、『ランシド』辺りだし・・・ランシドに関しては最近のPV見ると悲しくなるくらい『おっさん』だし・・・。ホント、ぐっとのめり込んで聴きたい『新しいバンド』ってなかなか無くて困っているのだが・・・。

ちなみに、私はR.E.M.の本当の最高傑作は『ドキュメント』だと思っている。他の最高傑作ってのは・・・何度も聴けるアルバムって程度に捉えていただきたい。

で、結局・・・何が言いたいのかっていうと、R.E.M.のベスト・アルバムは記念碑的な作品であって、特に何の感動も無いまま、消化不良な感じってことである。

今後は・・・多分出るだろう・・・リマスター作品に期待したい。

今回のベストで唯一良かったのは、初期楽曲のリマスター音質だけであった。

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R.E.M. 解散っ!!!

97large R.E.M.が解散する・・・。

そのニュースを見た時に最初に感じたのが・・・そっか、お疲れ様でしたって、そんな感想だった。

1981年に「レディオ・フリー・ヨーロッパ」でデビュー、1983年にアルバム「マーマー」を発表してから約30年・・・。アメリカで最も重要なロック・バンドと言われ、ロックの殿堂入りも果たし、でも日本での知名度は低く・・・、これまでの活動期間の全てが順風満帆だったバンドというわけでもない。

初期の彼らは「アメリカ人でも聴き取れない」ようなゴモゴモと篭った歌い方をするインディーズ・バンドだった。そんな彼らのインディーズでの5作目「ドキュメン」トは彼らの最高傑作と呼ばれる1枚である。もはやインディーズの活動では彼らの人気を抑えることができず、満を持してのメジャーデビュー!

「グリーン」「アウト・オブ・タイム」「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」の3作品はメジャー3部作と呼ばれる大ヒット!

カート・コバーンが影響を受けたバンドと自ら公言し、ノイジーで歪んだギターサウンドのグランジ旋風が吹き荒れる中で「サビのフレーズにマンドリン」というアコースティック・サウンドでチャートのトップに立つような変り物バンドである。※デビュー当時のレディオヘッドが第2のR.E.M.と呼ばれたくらいの影響力を持つバンドである。

ポップで繊細なサウンドを聴かせたあとは・・・いきなりディストーションで歪みまくった「モンスター」なるアルバムを出したり、ツアー中に作って録音した「ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイファイ」を出したり、まさにアメリカで最も重要なロックバンドに相応しい活動ぶり・・・だったが、この後、ドラマーが(健康上の理由から)バンドを脱退。※彼らは学生時代から一緒に音楽を演ってきた仲間である。

解散・・・という噂が流れた。

事実、ボーカルのマイケル・スタイプはバンドの解散を考えたそうだ。

だが、ドラマーのビル・ベリーの説得でバンドは活動を続けることとなる。

3人になったR.E.M.・・・。

この後の彼らは・・・アルバムを出す毎に「昔はよかった・・・」と言われるバンドへとなっていく。事実、全盛時のクオリティもオリジナリティもほとんど失ったように思っていた。サウンドは打ち込みへと変わり、スローな楽曲が増えていった。

そんな彼らがたどり着いた(と私が勝手に解釈している)のが、「アラウンド・ザ・サン」である。いぶし銀のように枯れて味のあるボーカルとメロウでスローな名曲が詰まったアルバム・・・。まさに大御所ロック・バンドの出した年老いたロック作品であった。

・・・が、続く「アクセラレイト」で一転っ!

インディーズ時代を彷彿とするアッパーでキャッチ―でロックな楽曲を詰め込んだ最高のロック・アルバムを発表する。

当然、ファンは大絶賛っ! チャートを急上昇! 爆発的に売れるアルバムが出来上がった。続く「コラプス・イントゥ・ナウ」はメジャー3部作を彷彿とするキャッチャーでオリジナリティ溢れ、アッパーでロックでアコースティックで、名曲揃いで・・・デビュー30年経っても衰えないバンドの懐の深さを見せつけてくれた。

その矢先の解散発表である・・・。

もしも・・・「アラウンド・ザ・サン」時期に解散を発表していれば、「ああ、R.E.M.は力尽きたのか」って思っただろうが、まさに第4期黄金時代に突入した途端の解散発表。

何となく・・・そっか、バンドで演りたいこと、演れることを全部やり尽くしちゃったんだろうな・・・、お疲れ様。って、そんなこと考えたのである。

それほどに「アクセラレイト」と「コラプス・イントゥ・ナウ」の2作品がバンド史上最高傑作の出来だったってことだ・・・。

年末にオールタイム・ベストを発表して解散するR.E.M.。

できればもう一枚・・・最高傑作のオリジナル・アルバムを出して解散してほしかったって、それだけがちょっと残念でならないところである。

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コンピレーション・アルバムというもの。

コンピレーション・アルバムというものがある。

様々なジャンルから選りすぐりの楽曲を選曲して一枚のアルバムにまとめたものだ。

実は私は・・・意外とそれ系のCDを持っているのだ。別に、コンピレーション系のアルバムが好きなのではない。あのアーティストのあの曲を聴きたいって思った時※それ以外の曲に興味が無かった場合、コンピレーションは便利なのだ。

で、それらの楽曲をiPodに入れてみようと思いたって数日・・・。実際に入れてみると、700曲近い楽曲が集まった。もちろん、重複した楽曲は外してある。

今回入れたコンピCDは、50~60年代の楽曲をまとめた「ジュークBOX3000」(4枚組)、70年代の楽曲をまとめた「70’s」シリーズ3作(計6枚)、80年代をまとめた「80’s」シリーズ6作(計6枚)、映画音楽をまとめた「THE MOVE HIT」シリーズ2作(計4枚)、ギター作品をまとめた「THE GUITAR SONG」(2枚組)、SONYミュージックが出した90年代コンピ「SONYミュージック」、2000年に発売された「ザ・ミレニアム」(2枚組)などなど・・・。

実はまだ、「NOW」シリーズが10作、手つかずで放置されている。

その他にJAZZ作品101曲なんてのもあるし・・・、ロカビリー作品集めたものもある。

まだまだ先は長そうだ・・・。

なんたって、楽曲をiPodにいれながら音量調整もやっているからだ。コンピの場合、同じ音量で調整するとバランスが崩れるので困る・・・※元々から音量に差があるからね。

何か、一発で音量調整してくれるソフトに頼ってみるか・・・。

にしても、コンピ集めて700曲近い楽曲を詰め込めるなんて、やっぱiPod最強かも。

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BOΦWYを熱く語ってみようと思う パート5

・・・実に申し訳ないと思う。

今まで4回、BOΦWYを熱く語るなんて言っておいて、きちんとアルバムの紹介をしてないことに気が付いた。この野菜は産地直送だと言って産地を言わないと同じではないか・・・。

なので、今回はしっかりと野菜の産地を・・・ではなく、BOΦWYのアルバムを紹介したいと思う。ただし、私が紹介する内容は・・・リアルタイム高校生でリアルタイムBOΦWYを聴いた大大大ファンが語るアルバムの紹介だ。かなりのファン目線補正が入っていると思うので、気に入らなかった方はウィキなんとかっていうネット辞典を見て下さい。申し訳ない。

1982年 MORAL

作品が世に出たのは1982年3月だが、実際のレコーディングは1981年の夏には終了していたアルバムだ。当時はサックスと2ndギタリストがいる6人組バンドだった。過激なイメージのバンド名「暴威」を改めBOΦWYと変更、スペルの中心に配置された「Φ」は空集合(どこにも属さない)を意味している。

実はBOΦWYの中ではかなり反体制的な歌詞の多い作品だ。

名曲「イメージダウン」にしたって、尻軽女(女子高生)に対する皮肉がたっぷり詰まっている。~英語、数学まるでダメだけど、あっちのほうはインテリジェンスかい~今から30年も前にこんなメッセージが唄われていたのだ。

パンク的なサウンドにのせ痛烈な歌詞を唄うアルバム・・・。だが、レコーディングは1年前。商業的には不発。アルバムが発売された頃にはBOΦWYの方向性は大きく変化していた。よりポップでキャッチーなロックを鳴らし始めていたのだ。

1983年 INSTANT LOVE

前作の発表直後にサックスと2ndギタリストが抜け4人組になったBOΦWY。前作に引き続き今作も商業的には不発に終わった作品だ。レコード会社の問題(倒産)でレコードのプロモーションはほとんど行われず、音楽業界がBOΦWYという名前を口にすることはほとんどなくなっていた。だが、彼らはライブ活動で着実に人気と実力を蓄え続けていた。

MORALとは打って変わってラブソングが中心のポップでキャッチーなアルバムだ。まあ、ラブソングと言っても今のJ-POPに流れる甘いものではないし、ステレオタイプなものではない。

~目を閉じてりゃ怖かねえさ、まかしといてすぐにすむさ、自慢じゃないけど早いの俺~って・・・ようするに○漏って意味ですよね、氷室さん・・・。

また一発だけMEMORYとか、もっとなめてよMY JULLYとか、際どい歌詞のラブソング・・・好きです。

1985年 BOΦWY

バンド名を冠した出世作。BOΦWYのサウンドはこのアルバムで完成したと言ってよい。世の中ではアイドルブームが巻き起こっていた時代だ。

サウンドはよりキャッチーになり、歌詞は洗練された。世間にも受け入れられ始めていた。この年、布袋寅泰は山下久美子と結婚する。

確かに、音も歌詞も大きく変化しているのが分かる。アルバム10曲中6曲が今後の殆どのライブレパートリーに組み込まれている。リアルタイムBOΦWYファンが最も好きなアルバムではないだろうか?

1986年

JUST A HERO

GIGS

BEAT EMOTION

1896年には3枚の作品が発表された。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活動だ。1986年3月に発売されたJUST A HEROはBOΦWYの最高傑作だと言われている。デジタルサウンドへのアプローチが強くなった作品だ。これは布袋さんの意向だと言われていた。歌詞に関しては・・・意味不明の物が目立つ。それがこの作品にミステリアスな印象を与えている。

GIGSは名前の通りBOΦWYのライブ作品だ。彼らは自身のライブをGIGSと呼んでいた。今では当たり前になったが、当時では前代未聞の武道館GIGである。関係者からは絶対に失敗するからやめろと言われていたそうだ。せっかく人気が出てきたのに、ここで観客動員できずライブを失敗させたら立ち直れなくなる・・・。それもそのはず、当時の音楽業界はロックでビジネスが成立するなんて一切考えてなかったのだ。「ライブハウス武道館へようこそっ!」BOΦWYは前人未到の快挙をやってのけたのだ。そして音楽業界は本気でロックビジネスに動き始める。

11月に発表されたBEAT EMOTION。

テレビの歌番組からのオファーが殺到したが、それら全てを断り続ける彼ら。前作が「陰」のイメージなら今作は「陽」。BOΦWY史上最もキャッチーな名曲が詰まったアルバムだ。このアルバムだけは・・・本当に捨て曲が無い。もはや彼らの人気は止まることを知らず、チャートの1位をその手に入れることとなる。「B・BLUE」「ONLY YOU」はこのアルバムに収録されている。だが、彼らには・・・1位を取ったら解散・・・という目標があった。

1987年 PSYCHOPATH

もはや不動の人気を獲得した彼らは、CASE OF BOΦWYと銘打った4時間にわたるライブを行い、そして9月に新作アルバムを発表。アルバムは80万枚のセールスを記録する。インターネットも携帯電話もない時代、テレビにも出ないし、もちろん総選挙の投票券も付いていないし、複数枚同じものを買わせる特典なんかも付いていない。ミリオン・ヒットなんて言葉も一般的ではなかった時代だ。ロックがお金になるなんて発想もない。解散を決意したアルバム故か、どことなく物悲しいムードの漂う作品だ。

そしてこの年の12月24日、渋谷公会堂のライブで解散を表明。

彼らが伝説のバンドとして語られるのは、まさに人気絶頂時・・・いや、これから更に爆発的な人気を獲得できるだろうその時に、あっさりと解散してしまったことだ。BOΦWYはもはや自分たちのものじゃない・・・。ビジネスに取り込まれつつあるBOΦWYを守るために彼らは解散を選んだのである・・・。まあ、氷室と布袋の不仲説もあるけど・・・。布袋が氷室以外のメンバーを奥さんのレコーディングアーティストに呼んだとか・・・。だったらいいよ、俺バンドやめるからっ!って氷室が怒ったとか、噂。当時、26歳だもんヒムロック。しかも布袋が恐れるくらいに地元じゃ有名なバリバリの不良少年だったらしいから・・・。怒らせちゃったら怖い・・・ってさ。

布袋がBOΦWYに加入したのは・・・地元で有名な不良の氷室に呼び出され、バンド結成を断るのが怖かったからだったとか? 噂。

1988年 LAST GIGS

完成直後の東京ドームで行われたライブは、9万5千枚のチケットが10分で売り切れた。東京都内の電話回線がパンクし、BOΦWYは社会現象にさえなっていた。

わたしにとって、これは解散ライブを収めたただの記念碑的作品に過ぎない。BOΦWYが解散して後、リアルタイムに当時数回聴いただけで、あとは一切聴いていない。

今度、このアルバムのコンプリート盤を買ってみようと思っている・・・。

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BOΦWYを熱く語ってみようと思う パート4

Boowy02_2BOΦWYが解散して20年以上が過ぎた。そんな中、氷室京介が自身の50歳ライブを震災チャリティと銘打ち「全曲BOΦWYライブ」を敢行した。

先日、その映像をニュース番組で観たが・・・それはBOΦWYのライブではなく氷室京介のライブであった。

氷室京介は過去にもBOΦWYの楽曲をライブで披露している。ライブ・アルバムにもなった「BOΦWY VS 氷室京介」なるライブ・・・BOΦWYの楽曲を台無しにした悪しきアルバムだと思っている。

多分、ライブ会場で観れば盛り上がったのだろうが、とにかく観客への煽りが多すぎた。楽曲のサビの半分以上、氷室が唄ってないって感じだ。

まあ、それは仕方がない。ライブとは文字通り「生」のその瞬間を楽しむもので「アルバム」にするものではないのだ・・・。

今から24年前、1987年に行われたBOΦWYのライブに「GIGS CASE OF BOΦWY」というものがる。当時はライブアルバムは売れないと言われた時代だ。もちろん、アルバムにはならず、ビデオやLDなどの映像メディアとして発売された。

とにかく観た。観まくった。氷室が歌詞を間違える場所や曲中に入れる呟きも全部覚えるくらいに観まくった。

2001年にライブ・アルバムとして初めてCD化され、もちろん私は購入した。VHSに収められていた曲順をほぼ忠実に再現した27曲。なぜだろう?ほとんど聴くことはなかった。

確か・・・全部聴き終わった時に「ああ、こんな程度だったか」とガッカリしたのを覚えている。思い出は思い出のままがいいなって思ったものだ。

その後、何度か聴いて・・・松井さんのベースと高橋さんのドラムってカッコいいよなって思ったものだ。

実は、今回・・・ヒムロックの全曲BOΦWYに感化され、「GIGS CASE OF BOΦWY COMPLETE」を購入したのだ。2007年、今から4年前に発売された3枚組の完全盤(という触れ込み)だそうだ。やっぱBOΦWYのライブ音源はBOΦWYが演奏したものが一番さって思ったのだ。

M000013130410002実はこのアルバム、とにかく評判が悪いのだ。

俗に言う「EMI商法」ってやつだ。2007年に完全盤を出すのだったら、2001年に発売した2枚組のアルバムは何だったのだっ! BOΦWYを阿漕な商売に使ってんじゃねーよっ! ってファンが怒っているんだ。

「GIGS CASE OF BOΦWY」が3150円、そのコンプリート盤が3800円・・・先に出た27曲は重複しているのだ。さすがのわたしも買わなかった。同じライブ音源が27曲も入っているのに買ってどうする? である。

だが、実際・・・今回購入してその音源を聴いてぶったまげた。

「うわぁー買ってよかったよ、これ」って思った。2001年に発売された「CASE OF BOΦWY」とは明らかに別物だ。

先ず、音質が格段に良い。2001年版は当時のビデオ音源(?)をリミックスしたものらしいが、今回の音質はリマスターが加えられている。音の分離が良いのだ。

2001年盤もそれなりにライブの迫力は出ていたが、2007年盤は更に各楽器の音色が聴き取りやすくなっているのだ。特に布袋のギターが前面に飛び出してきた。

そして、それ以上に素晴らしいのは2001年盤に未収録だった楽曲だ。そして楽曲の並び順も良い。一応オリジナルのセットリストを再現したのだろう。

24年前にVHSビデオで観た「CASE OF BOΦWY」は4本組だった。各巻の最後の楽曲毎に「それじゃ、最後の曲です・・・」とヒムロックが言っていて、何回最後なんだよ? って思って首を傾げていたのを覚えている。成る程、途中休憩を合わせ※確かこのライブは3時間以上のライブだ。本編の最後、アンコール1、そしてアンコール2と続くのだ。

Img_1801024_61683606_1 当時、1987年・・・「CASE OF BOΦWY」期、BOΦWYは公には解散を表明していなかった。アルバム「BEAT EMOTION」がバカ売れして初登場1位を記録していた時期だ。ラストアルバムとなる「サイコパス」もまだ発売されていない。

この頃のBOΦWYの全楽曲は・・・多分60曲くらいだったであろう。そして「CASE OF BOΦWY」で唄われたのは40曲・・・確かにコンセプトに近い。そのコンセプトとは、BOΦWYの全楽曲を唄う・・・そしてそれを箱詰にする(つまり作品にする)であった。

「箱詰されたBOΦWY」「BOΦWYの場合」のダブル・ミーニングになっている。これは87年当時から話題だった。

このライブ作品が嬉しいのは「商品として発売するライブ」を前提にしたことだ。この時のヒムロックはサビまでしっかり唄っている。サビを観客に任せるような手抜き(?)はしていない。なんたって、当時は26歳、全盛期の唄声だもの。

おっと・・・違う、ちょっと待って。まだ2001年作品に未収録だった楽曲について殆ど触れていなかった。実は2001年アルバム(つまり87年に発表されたVHS然り)に未収録の楽曲は初期の曲が多いのだ。そしてシングルじゃない楽曲だ。

「RATS」「GIVE IT TO ME」「16」「TEEN AGE EMOTION」「OH MY JULLY」などなど、当時のBOΦWYっていうか、邦楽ロックにはシングル楽曲なんて関係なかった。当時のバンドは「アルバム」が良いのだ。シングルの寄せ集めとその他の曲ではないのだ。

特にBOΦWYは、それこそ高校時代にBOΦWY布教運動する時には決まって「どの曲がシングルか当ててみ? 全曲シングルみたいやろっ!」って言ってBOΦWYを聴かせていた。うん。

なもんで、それらの楽曲が入ることで・・・初めてBOΦWYを聴くなら「これ!」と言いたくなる作品に生まれ変わっているのだ。2001年盤は・・・あの曲が足りない・・・が多すぎた。

ライブで聴く初期のBOΦWY楽曲はカッコいい! ※初期オリジナル・アルバムの音は薄っぺらいんだよ、時代的に。

とりあえず、BOΦWYを聴くならこの曲は押さえときなって楽曲が殆ど入っている。・・・残念なのは「サイコパス」発売前のライブなので、サイコパス収録曲が3曲しか入ってないことか・・・。

もしも、今回の氷室京介の「全曲BOΦWYライブ」でBOΦWYの楽曲を聴きたいと思った若者は(BOΦWYをほとんど聴いたことないって方)ベスト・アルバムではなく、この「GIGS CASE OF BOΦWY COMPLETE」を聴くのをお勧めしたいのである。

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氷室京介を熱く語ってみる。

Kopti今から23年前・・・と言うと、その年月の長さに改めて驚いてしまうが、氷室京介のファースト・アルバムが発売された。

「Flowers for Algernon」である。アルジャーノンに花束をという小説に感銘をうけたヒムロックがつけたアルバム・タイトルである。

1988年・・・エイティーズ時代だ・・・。驚き!

私の持っているCDはまさに23年前にリアルタイムで購入したものだ。ジャケットの裏には<レンタル禁止期間 昭和63年>と書かれている。販売価格は3200円になっている。歌詞カードにはカセットテープへの無断録音・・・なんて時代を感じる注意書きまである。

なるほど、ヒムロックが50歳になるわけだ。BOOWYが解散してすでに23年も経っているのだ。BOOWYの活動期間は10年に満たないので、ヒムロックとしての活動の方が3倍近く長いのだ。

ヒムロックの最新アルバム「“B”ORDERLESS」に対し、あるファンが通販サイトでレビューしていた。今のヒムロックが最高だ。いつまでも彼にBOOWYを求めるファンは間違っている ・・・そんな内容だったと思う。

確かにその通りだ。BOOWYの3倍近いキャリアのソロ活動・・・いや、ソロ活動という呼び方が間違っているのか? とにかく音楽活動をしてるのだから、氷室京介の音楽はヒムロックの音楽であってBOOWYのウグイス嬢、氷室京介<BOOWY時代のMCですね、はい>ではない。

だが・・・恥ずかしながら、わたしもヒムロックにBOOWY的な何かを求めてしまうファンのひとりだ。いや、だったと言っておこう。実は今回、カラオケダイエットの一環として青春時代の音楽BOOWYを聴きなおすにあたり、氷室京介の音楽も聴きなおしているのである。

改めて聴いてみると、今までヒムロックに抱いていた思いが変化していることに気が付いた。そこらへんも踏まえて、ヒムロックの音楽を紹介したいと思う。

ここまで読んで下さったかた、申し訳ない・・・。ここまでは、スターダスト恒例の長い余談で、ここからが本題である。申し訳ない・・・。

「Flowers for Algernon」を最初に聴いたのは高校生の時だった。BOOWYが解散して氷室がソロを出す。誰もが期待と不安で一杯だった。

「Flowers for Algernon」を聴いた感想は「劣化したBOOWY」であった。もちろんそうなるだろうと予想はしていた。BOOWY時代のヒムロックの作品を聴いていれば何となくわかっていた。BOOWYのカッコよさは布袋の曲と氷室の詩だったのだ。

その後、わたしの中での「Flowers for Algernon」は「劣化したBOOWY」というイメージは23年続いた。今回の聴き直しでそれが違っていることに気が付いた・・・って、おいっ!

Img_1034003_44648160_0今回、聴き直しをして驚いたのは、「Flowers for Algernon」の楽曲は歌詞を見なくてもほとんど唄えるということだ。氷室は好きじゃないなんていいつつ、ここまで聴きこんでいたのである・・・。やっぱファンだわ、わたし。

そして劣化したBOOWYイメージを払拭させる切っ掛けになったのは、ヒムロックがインタビューで語ったひとこと・・・「今さらBOOWY時代の歌詞を唄うのは恥ずかしい」であった。

基本的にBOOWY時代とは詩のイメージが違うのだ。

今回、ヒムロックの作品「Flowers for Algernon」~「“B”ORDERLESS」までのオリジナル・アルバムと「CASE OF HIMURO」をiPodに入れた。音量は全てサウンドエンジンで均一化して、どこから聴いてもイメージが変わらないようにした。

ここからアルバム紹介だ。<ただし個人的意見である>

「Flowers for Algernon」 サウンド自体は多少古さを感じさせる。特にドラムとシンセ系の音が80sサウンドだ。楽曲は良くも悪くもヒムロックである。ただし、このアルバムはほとんどの楽曲の作詞を氷室自身が行っているので、本当の意味での氷室作品である。

当時、このアルバムを好きになれなかった理由は・・・バラードが3曲も入っていたから。たったそれだけの理由である。これホント。

氷室に求めるBOOWYらしさというのは、いつでも尖がったサウンドを聴かせてほしい・・・それだけのように思う。永遠の不良ロッカー氷室京介を求めているのだ。

通販サイトのレビューは「氷室にBOOWYを求めるな」的コメントをしていたが、それは違う。彼はBOOWYなのだ。10代、高校生の頃、リアルタイムでBOOWYに脳天直撃の衝撃を喰らったわたしにはBOOWYは・・・氷室が昔いたバンドではないのだ。BOOWYの氷室がソロ活動してるのだ。

難しいがわかっていただきたい。出発点が違うのだ。

「NEO FASCIO」 これは衝撃的だった。どうやって好きになればいいのかわからないアルバムだった。とにかく良さがわからなかった。1989年当時・・・たしか大学生で彼女と一緒に聴いていた。先行シングル「SUMMER GAME / RHAPSODY IN BLUE」は大傑作だと思った。この曲がなければ氷室ファンをやめたかもしれない・・・。今でも大好きな曲だ。

ヒムロックの作品の中でも異色の作品ではないだろうか? コンセプト・アルバム的な雰囲気を持つアルバムだ。

当時は難解すぎたアルバムだが、今の耳で聴くと「凄い作品」であることに驚かされる。ドラムパターンが複雑だし、ギターの音色も素晴らしい。変拍子というのだろうか? アレンジも凝っている。これで20年前の作品なのだから・・・ヒムロックは天才なのかもしれない。

「Higher Self」 前作とは打って変わって弾けるようなロック・アルバムだ。何となくネオ・パンクと呼びたくなるような音だ。当時はあまり好きではなかった。この手の弾けたロックはどうしてもBOOWYと比較してしまうからだ。劣化したBOOWYでしかなかった・・・。

先行シングル「JEALOUSYを眠らせて」は爆発的ヒットを飛ばした。たしかドラマの主題歌になっていたのか? 俗にいうトレンディなドラマである。この曲は今でもカラオケで歌う大好きな曲である・・・って、やっぱりヒムロック好きみたい。

「Memories Of Blue・・・」 これは初期ヒムロックの最高傑作だと言いたい。中古CDで300円とかで売られているのが忍びない・・・。先行シングル「KISS ME」もヒットしたが、このアルバムはとにかくメロディが良いのだ。雰囲気がBOOWYの氷室なのだ。「わがままジュリエット」の作詞・作曲した人物の作品と言えば納得してしまうくらいBOOWYの氷室色を感じさせてくれる。この作品に関しては文句の付けようがないと思っている。

「SHAKE THE FAKE」「MISSING PIECE」 この2作品・・・わたしにとっては暗黒の作品だ。この2枚の作品で氷室京介が大嫌いになった。氷室京介を「偽物のロック」と呼ぶカツーンファンがいたが、まさに偽物のロックの洪水だ・・・。最悪だ。ここから氷室京介に対する興味がまったく無くなったと言っていいだろう。

如何にも大げさなロックサウンドを作ろうとしてひたすらダサいサウンドが生まれ、ヒムロック自身が作詞をやめたせい?で、プロの作詞家が詩を提供しているのだが、この詩がダサすぎる。アイドルソングのようなダサさではなく・・・説明が難しいが、無理やり氷室チックなフレーズを使おうとして大失敗してます的なダサさ・・・。語感の悪さとダサさ、聴いていて怒りすら感じる・・・。この2枚は持ってるがほとんど聴いてもいない・・・。

「I・ DE ・A」 一度失った信頼を回復するのがいかに難しいか・・・。今聴くと悪くない作品なのに当時はまったく好きになれなかった。氷室は終わったとすら思った。だが、この時期、わたしがバンドを組んでいたメンバーが氷室好きだったので、かろうじて氷室の作品を購入していた時期だ。

やはり前2作の印象が強く、氷室の全てがダサい偽物に感じていたのでほとんど聴いていない作品だ・・・。

唯一印象に残っているのは、氷室自身が久しぶりに作詞をした「DRIVE」の詩が、これぞヒムロックっ! だったことだ。意味不明で情景の浮かばない難解な英語フレーズを散りばめた語感の気持ちよさよ韻の気持ちよさだけでカッコいい作品である。

「MELLOW」 氷室京介のメロウな作品というふれ込みを見て、リアルタイムには購入しなかった作品だ。微妙・・・としかいいようがない中途半端なイメージ。

「BEAT HAZE ODYSSEY」 収録曲が7曲だったのでリアルタイム購入はしなかった。後聴きになるが、オープニングの2曲を聴いた時は、カッコいい氷室に戻ったという印象をもった。しかし如何せんリアルタイム購入をしていないので聴きこみまではいってない中途半端作品である。

「FOLLOW THE WIND」 CCCDだったためにリアルタイム購入は見送り・・・。今までのヒムロックの殻を破った作品だと思う。ラップ的なアプローチなんかにも挑戦してコケた感じ・・・。良い意味で・・・ね。全体的には聴ける作品だ。やはりリアルタイム購入しなかったために聴きこみは行っていない。

「IN THE MOOD」 久しぶりにちょいリアル購入した作品。この作品を買ったおかげで過去の作品※前の3作。を購入した。前の作品を聴きたくなるくらいに氷室流ロックが完成していた作品だ。だが、流石にね・・・、悪いけど、日本人のロックを聴いて熱くなれるような年齢ではなくなってました、わたし。ストライプスやジョンスペのような初期衝動ロックを聴き狂うロック好きには・・・ちょっと物足りないのが本音。

ただし、これは氷室がダサいって意味ではないし、氷室が偽物のロックと思っているわけでもない。偽物ロックのイメージは払拭されました、はい。ちょっと、日本の大人のロックを聴きたいな・・・と思ったらこれを聴きますね。子ども用ロックのように「今流行のスタイル」ではなく大人がイメージするロックを聴かせてくれるアルバムです。

「“B”ORDERLESS」 前作の氷室流ロックをさらに突き詰めた作品。よりロック色が強くなっている。もはや何の迷いもなくヒムロックのロックが鳴っている感じだ。このアルバムを聴いてニヤリと思ったのは、先行発売されたシングルより、アルバム収録曲の方がクオリティが高いってことだ。シングルは「如何にも氷室」的な楽曲だったが、アルバムはそこに無骨なロックテイストを振り掛けた感じかな?

序盤からアッパーなロックを奏で続け、途中ひとやすみで3曲バラードを挟む。※当然バラード3曲は聴かずにスキップ。まだ聴いてない。後半もロックな楽曲で突き進む。ただし、ボーナストラックはちょっと邪魔かも・・・。

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