音楽・洋楽

ローリングストーンズを熱く語ってみよう 第1回

1401479ローリングストーンズと言えば・・・ロックが好きな人なら誰でも知っているであろう有名なロック・バンドである。1960年代にビートルズのライバル的バンドとして登場してから50年近くになるのか?

今でも現役で転がり続けるロックの生き字引である。

ロックを続けて50年・・・すでに年齢は70歳を超えている?オジサン・・・いやお爺さんたち。

実は、正直に言うが・・・私はローリングストーンズにはまったく興味が無かった。私はビートルズが大好きなのだ。ビートルズに比べると、あまりにも作品の質が低いと思っていた。

今から20年くらい前の話だ。初めてローリングストーンズを聴いた。

当時の私は大学生で・・・アルバイトして、今まで買えなかったCD(レンタルがメインでした)を買えるくらいのお小遣いを自分で稼げるようになっていた。が、買うCDと言えばハード・ロックやへヴィー・メタル系。グランジやブリット・ロック・・・。

そんな中で聴いたローリングストーンズの旧譜(60年代のベスト)は余りにもショボくで聴くに堪えられないものであった。・・・同じ理由で私はパンクにも一切の興味を示さなかったのだが・・・。

それから数年が経って、社会人となり自由に使えるお金が増え、しかも90年代のCDバカ売れ時代・・・。ラジオでかかっていたストーンズの70年代の曲に興味を持ち・・・CDを買った。70年代の『スティッキー・フィンガーズ』以降の全作品をまとめて購入した。

が・・・殆ど聴くことはなかった。

やはり・・・というかストーンズは肌に合わないと思ったものだ。当時の私はニルヴァーナから始まったグランジ・オルタナティブ音楽にどっぷりだったのだ。70年代のストーンズは聴けるが、80年代以降は聴くべき作品が無いと思っていた。

そしてその後・・・過去の偉大なアーティストの作品をリマスタリング再発売という音楽業界の荒業2000年代に突入。

ジミ・ヘンドリクス、ジャニス・ジョプリン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、デヴィッド・ボウイ、レッド・ツエッペリン、フリー、更には単発で発売される記念盤のデラックス・エディションなどなど・・・事あるごとにCDを購入し、音楽業界の悪行につき合わされつつ、でも良質に蘇った過去の音楽に感動したりして・・・。

でも、この間も・・・ローリング・ストーンズだけには一切手を出していなかった。

なぜか? それは・・・ストーンズが肌に合わなかったからだ。

いや、もっと正確に言うなら・・・ブルースが理解できていなかったからだ。おっと、今でも理解できているわけじゃないのだが・・・。

例えばジミヘンやフリーなんかもブルースよりのアーティストだし、Gラブなんてブルースのレーベルから作品を出すアーティストも好きで聴いている。が、ブルース自体はよくわかっていないのも事実。

ジミヘンはギターの神様的な感覚で聴いてるし、フリーは初期のギターサウンドが好きだし、Gラブはブルースにヒップホップをミックスしたオルタナ感が好きで聴いているだけだ。

で・・・何かの記事で「ローリング・ストーンズのブルージーな楽曲が・・・」というのを読み、そう言えばストーンズって・・・なんであんなに好きになれないんだろう? ってざっくりとiTunesで試聴してみた。

ああ、ストーンズってブルースなのか・・・俺はずっとロックだと思って聴いてたよ。って、そう思ったら急にストーンズが聴きたくなって、で、調べてみたのだ。

ストーンズのリマスターCD。

流石に悪徳音楽業界・・・何という高額悪徳商法。

そんな中・・・某A→Zのネット通販で見つけた14枚組で1万4千円のボックス・セット。

70年代『スティッキー・フィンガーズ』以降の全オリジナル作品をセット。って、前にいちど同じ買い方してるけど、リマスターされてるからいいやって購入しました。

購入ボタンを押すまで、評価やら何やら、1週間以上調べた結果の購入です。

ってことで・・・これからしばらく

ローリングストーンズを熱く語っていきたいと思うのである・・・。

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R.E.M. グレイテスト・ヒット ラスト・アルバム

97large『世界で最も重要なバンド』と言われたロック・バンド、R.E.M.(アール・イー・エム)が突如解散を発表したのが今年の9月のこと・・・。31年のキャリアに終止符がうたれることになった。

そして、12月21日(日本盤)に発売されたベスト・アルバムを最後に、本当にR.E.M.は終了してしまったのである。

【グレイテスト・ヒット】である。多分、80~90年代の洋楽を聴かない方はR.E.M.を知らないのではないだろうか?グレイテストなのに知ってる曲が殆ど無いヒットである。それくらい、日本での知名度は低い(と言われてる)バンドなのだ。

実際、私がR.E.M.を聴きだしたのも90年代初頭、カート・コバーンがリスペクトしてるバンドという理由だけだった。それでも20年以上彼らのファンをやっていることになるのだが・・・。それくらい、聴きだしたきっかけは他のバンドの影響なのだが、今ではそれらのバンドを凌ぐくらいに大好きなバンドのひとつである。

90年代は、とにかく聴き狂ったバンドのひとつだ。

オリジナル・アルバムは当然全作品持っているし、IRS時代の初期ベスト、2枚組のベストはもちろん、ワーナー時代のベスト、ポップ・ゲーム・ボックスにオートマチック・ボックスなどというレア曲満載のシングル・ボックスまで買い漁ったバンドだ。

90年代後半に、ドラムスのビル・ベリーが脱退してからは・・・いまいち好きになれなかったが、ここ最近の作品は私的には『最高傑作』と呼びたい作品が連続していた。

・・・これに関しては、最高傑作ではないという手厳しいコメントもいただいたが、20年以上彼らの楽曲を聴き狂い、ファンをやってる自分が最高だって思った作品なので最高なんだって思わせていただきたい。その方曰く『毒気が無い』とのことだが、私は残念ながら英語の歌詞を深く理解できるほどの頭脳がないので『何に対して毒気が無いのか』分からないのが悔しい限りだ・・・。

あの超ポップ楽曲満載のグリーンが実は『最も政治批判の強い毒気満載作品』だって、そんなことやっちまうバンドなので、楽曲がポップだとか単調だとかの理由で『毒気が無い』なんて思われていないことだけを願いたいものだ。

まあ・・・R.E.M.も50越えのオヤジたちなので、流石に全盛時の彼らのように、またはシド・ビシャスやルー・リードやイギ―・ポップのような『毒気』は無いだろう。って言うか・・・50越えてそんな毒気をまき散らしたら・・・時代錯誤のLAメタルって感じで痛いだけだろう。※ビンス・ニールがモトリー・クルー脱退をマジ検討中って本当か?・・・

あのマリリン・マンソンですら最近は毒気が抜けているし・・・正直今のわたしのヘビーローテーションは90年代全盛時代の『ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン』や『ソニック・ユース』、『ランシド』辺りだし・・・ランシドに関しては最近のPV見ると悲しくなるくらい『おっさん』だし・・・。ホント、ぐっとのめり込んで聴きたい『新しいバンド』ってなかなか無くて困っているのだが・・・。

ちなみに、私はR.E.M.の本当の最高傑作は『ドキュメント』だと思っている。他の最高傑作ってのは・・・何度も聴けるアルバムって程度に捉えていただきたい。

で、結局・・・何が言いたいのかっていうと、R.E.M.のベスト・アルバムは記念碑的な作品であって、特に何の感動も無いまま、消化不良な感じってことである。

今後は・・・多分出るだろう・・・リマスター作品に期待したい。

今回のベストで唯一良かったのは、初期楽曲のリマスター音質だけであった。

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マニック・ストリート・プリーチャーズの国宝

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Manic Street Preachersの2枚組ベストアルバム『ナショナル・トレジャーズ』を買った。

ナショナル・トレジャーズ・・・国宝。

他者ではなく自分たちでそう言ってしまうあたりがマニックスらしい・・・というのはCDの解説にあった言葉。たしかに、デビュー解散宣言からのビッグ・マウスは健在・・・。

で、実は、今回のベスト・アルバムにはこれといったポイントがない。

バンド活動に一区切りがついた・・・リッチーの死亡が法的に決まり、彼の残した詩でアルバムを作り、新たなステージへ向かうべく区切り・・・。って意味でのベスト盤らしい。ニッキーの解説。

デビューから約20年で発表した全シングル表題曲37曲+新曲。

ファンなら、シングル表題曲は当然全てもってるだろうし、はっきり言って・・・申し訳ないが言いきってしまうが・・・新曲2曲はマニックス史上でもダサい曲の部類に入る駄曲だと思う。マニックス独特のタイト感やゴージャス感や哀愁なんて何も入っていない。

まあ、1曲はカバー・ソングだし、新曲のボーカルはニッキーである。仕方がない。

で、もうひとつの目玉?となるのが『全曲リマスター』である。

最初は・・・「おっ!?」って思ったが、正直・・・リマスターなんて目玉でもなんでもなかった。もともとマニックスの楽曲は音が良いのだ。(インディーズ期~デビュー作を除く)

リマスターしなくても普通に今聴ける音である。2ndと新作を並べて聴いても別に音の古さは感じない。ここらへん、90年代の音である。※録音機材が良くなった時代。

レッド・ツェッペリンのリマスターなんかは、リマスターサウンドぶっ飛ぶっ!ってくらいリマスターの良さがわかったが、90年代以降のバンド(しっかりしたバンド)はリマスターしなくても充分な気がするのだ。

まあ、もちろん音質が良くなったのは分かる・・・のだが、だからといってオリジナルの音を聴けなくなるくらいにはリマスター効果は高くない。

ってことで、なんの目玉も無いベストアルバム。

だが、この作品で唯一良かった点。いや、わたし的には「よくやってくれたっ!」って思う点。

それは全曲、フル・バージョン収録ってこと。

シングル・エディットされていないのである。フォーエヴァー・ディレイドはシングル・エディットが収録されていた。※シングル(ラジオ用)用に楽曲が短く編集されたヴァージョン。

ってことは・・・もしかして、マニックス作品全曲リマスター化も有り得るのか?

って、ちょっと期待。

まあ、20年目のマニックス・・・知らなかった人や聴いたことなかった人にはお勧めの作品である。

何たって、2枚組、全39曲で3000円というお値打ち価格なのだ。さすが、商売最優先の日本のアイドル作品とは違うマニックスらしさである。

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R.E.M. 解散っ!!!

97large R.E.M.が解散する・・・。

そのニュースを見た時に最初に感じたのが・・・そっか、お疲れ様でしたって、そんな感想だった。

1981年に「レディオ・フリー・ヨーロッパ」でデビュー、1983年にアルバム「マーマー」を発表してから約30年・・・。アメリカで最も重要なロック・バンドと言われ、ロックの殿堂入りも果たし、でも日本での知名度は低く・・・、これまでの活動期間の全てが順風満帆だったバンドというわけでもない。

初期の彼らは「アメリカ人でも聴き取れない」ようなゴモゴモと篭った歌い方をするインディーズ・バンドだった。そんな彼らのインディーズでの5作目「ドキュメン」トは彼らの最高傑作と呼ばれる1枚である。もはやインディーズの活動では彼らの人気を抑えることができず、満を持してのメジャーデビュー!

「グリーン」「アウト・オブ・タイム」「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」の3作品はメジャー3部作と呼ばれる大ヒット!

カート・コバーンが影響を受けたバンドと自ら公言し、ノイジーで歪んだギターサウンドのグランジ旋風が吹き荒れる中で「サビのフレーズにマンドリン」というアコースティック・サウンドでチャートのトップに立つような変り物バンドである。※デビュー当時のレディオヘッドが第2のR.E.M.と呼ばれたくらいの影響力を持つバンドである。

ポップで繊細なサウンドを聴かせたあとは・・・いきなりディストーションで歪みまくった「モンスター」なるアルバムを出したり、ツアー中に作って録音した「ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイファイ」を出したり、まさにアメリカで最も重要なロックバンドに相応しい活動ぶり・・・だったが、この後、ドラマーが(健康上の理由から)バンドを脱退。※彼らは学生時代から一緒に音楽を演ってきた仲間である。

解散・・・という噂が流れた。

事実、ボーカルのマイケル・スタイプはバンドの解散を考えたそうだ。

だが、ドラマーのビル・ベリーの説得でバンドは活動を続けることとなる。

3人になったR.E.M.・・・。

この後の彼らは・・・アルバムを出す毎に「昔はよかった・・・」と言われるバンドへとなっていく。事実、全盛時のクオリティもオリジナリティもほとんど失ったように思っていた。サウンドは打ち込みへと変わり、スローな楽曲が増えていった。

そんな彼らがたどり着いた(と私が勝手に解釈している)のが、「アラウンド・ザ・サン」である。いぶし銀のように枯れて味のあるボーカルとメロウでスローな名曲が詰まったアルバム・・・。まさに大御所ロック・バンドの出した年老いたロック作品であった。

・・・が、続く「アクセラレイト」で一転っ!

インディーズ時代を彷彿とするアッパーでキャッチ―でロックな楽曲を詰め込んだ最高のロック・アルバムを発表する。

当然、ファンは大絶賛っ! チャートを急上昇! 爆発的に売れるアルバムが出来上がった。続く「コラプス・イントゥ・ナウ」はメジャー3部作を彷彿とするキャッチャーでオリジナリティ溢れ、アッパーでロックでアコースティックで、名曲揃いで・・・デビュー30年経っても衰えないバンドの懐の深さを見せつけてくれた。

その矢先の解散発表である・・・。

もしも・・・「アラウンド・ザ・サン」時期に解散を発表していれば、「ああ、R.E.M.は力尽きたのか」って思っただろうが、まさに第4期黄金時代に突入した途端の解散発表。

何となく・・・そっか、バンドで演りたいこと、演れることを全部やり尽くしちゃったんだろうな・・・、お疲れ様。って、そんなこと考えたのである。

それほどに「アクセラレイト」と「コラプス・イントゥ・ナウ」の2作品がバンド史上最高傑作の出来だったってことだ・・・。

年末にオールタイム・ベストを発表して解散するR.E.M.。

できればもう一枚・・・最高傑作のオリジナル・アルバムを出して解散してほしかったって、それだけがちょっと残念でならないところである。

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ニルヴァーナ ネヴァーマインド20周年記念

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最初に断わっておくが、わたしはニルヴァーナの大ファンである。

ネヴァーマインドをリアルタイムで聴き、その衝撃で、今まで聴き狂っていたHR/HMを全て封印して、カートと同じギターを買ってバンドを組んでニルヴァーナのコピーを演って、オリジナル・アルバムの何倍ものブートレグCDを買い漁り、カートが亡くなった後も、ニルヴァーナ関連のCDは必ず買っている・・・って、それくらいの大ファンである。

そんなニルヴァーナ大ファンのわたしは当然「ネヴァーマインド20周年記念スーパー・デラックス・エディション」を購入した。約2万円という高額商品である。別に購入したこを後悔していないし、逆に購入しなかったらきっと後悔するだろうと思っている・・・。

だが、正直に言うと・・・これは、わたしのようなニルヴァーナ大ファン以外の方は買うべきではない商品だと思うのだ・・・。

セット内容は・・・

①オリジナル盤のリマスターCD+シングルカップリング曲

②デモやライブなどを集めたレアトラック集

③ブッチヴィグがミックスした別バージョンのネヴァーマインド

④パラマウント・シアターでのライブCD

⑤パラマウント・シアターでのライブDVD

上記5品が豪華な写真集付きLPサイズジャケットに収納・・・。

現在、この中でスーパー・デラックス・エディションでなければ入手できないのは③と④だけである。先日、⑤の単品商品を某H○Vの店頭で見た・・・。そのうち④のCDも単品発売されそうな予感がする・・・。

③のブッチヴィグ・ミックスは・・・普通にネヴァーマインドである。確かに・・・発売当時からブッチ・ヴィグのミックスをプロのミキサーが調整した為にポップなアルバムになってしまったというのは有名な逸話だった。

カートはそれが気に入らず(結果、売れてしまったのでそう言ったのかもしれないが)次作はインディーズ時代のようなザラついた音にすると発言していたほどだ。

だが、③はたしかに迫力のある音だが、基本は同じアルバムである。こんなものはマニアの為のCDなのだ。

しかし・・・今回の20周年記念ってどうなのだろう? ファンは納得しているのだろうか?

産業ロックを心底嫌い、常に唾を吐き続けていたのに、気が付くと自分自身が産業ロックの中心に立たされ、自身の葛藤から心を病んで自殺した悲劇のロック・スターの作品が、ロックの記念碑として約2万円もの高額で販売される現状・・・。

正直に言って・・・わたしはどうでもいいと思っている。

だってカートはもうこの世には居ないのだもの。

だったら彼の残した数少ない楽曲が少しでも公に日の目を見るのは良いことだと思うのだ。

でも・・・何となく釈然としない気分。

ネヴァーマインド20周年って・・・確かに良いけど、カートの作品を全て最新リマスターして未発表やシングル・カップリングつけてボックスで発売しろよっ! って思う。

それをやらないから・・・産業ロックは嫌いなんだってカートに言われちゃうんだよ、きっと。

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マニック・ストリート・プリーチャーズが最新ベストを出すらしい。

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さて、今月末に発売される「マニック・ストリート・プリーチャーズ」のコンプリート・シングル・ベストアルバム。

コンプリート・ベストなんて名前は、既に解散したバンドっぽくて好きではないが、彼らは現在もバリバリ活動中のバンドです。※ベスト発表後に長期休暇に入るそうだが・・・既に新作のレコーディングも行ってるようで、いったい彼らの新作はどのタイミングで発表されるのか?※

マニック・ストリート・プリーチャーズって名前を聞いてピンッ!と来た方は結構年齢の高い音楽ファンではないだろうか? いきなり何言ってんだこいつ?って思われた方には申し訳ない。そういう私も年齢の高い音楽ファンである。

1992年にバンドが1stアルバムを出した頃から彼らの音楽を聴いている・・・リアル・タイム・マニックスを知っている音楽ファンである。

ちなみに、トップの写真・・・左からジェームスディーン・ブラッドフィールド(ボーカル&ギター)、リッチー・ジェームス・エドワード(ギター)、ニッキー・ワイアー(ベース)、ショーン・ムーア(ドラムス)である。

初期のマニックスはトップの写真から分かるように(マニックスを知らなければ、当然真ん中のリッチーがフロントマンと思うだろう)、リッチー・ジェームスの色が強いバンドだ。いや、バンドの原動力というかリッチーの発言や奇行そのものがマニックスのイメージだった。

※)注、全てわたし個人の意見で、資料などは一切見ていないので誤った内容・・・いやファンとしての想いや感想が多く含まれることをご了承下さい。ってことで本題に戻ろう。

インディーズで発売された「モータウン・ジャンク」の歌詞・・・「ジョン・レノンが死んだときは笑っちまったぜ。21年間生きてきた俺には何の意味もなかったからさ」・・・これが彼らを時代錯誤の勘違い馬鹿パンク・バンドと呼ばせた所以だった。

90年代(グランジとブリット・ポップが溢れる時代)に下手くそな演奏※本当に聴くに堪えれない内容です・・・。で登場して、しかも「俺たちは30曲入りの2枚組デビューアルバムを全世界で1位にして解散する。失敗しても解散する」と豪語して、そんな彼らを「ただのハッタリだけの偽物」と疑ったインタビュアーの前で自らの腕に4REALとカミソリで刻み(そのまま病院に運ばれ17針を縫う大怪我)、で・・・発売されたのは18曲入りの1枚組のアルバムで、イギリスのチャートではそこそこ頑張ったものの、結果は惨敗・・・。

「やっぱり、解散宣言は取り消します・・・」って。

この危険なムード(?)を一人でブチマケていたのがリッチー・ジェームスだったのだ。

わたしが彼らを意識しながら聴きだしたのは解散宣言撤回後に発売された2ndアルバム「ゴールド・アゲインスト・ソウル」からだ。もちろん1stも聴いていたが、印象的にはガンズに影響されたイギリスのポップ・パンクって感じだった。

だが2ndは「これぞイギリスのバンド」っていう妖艶でメロディアスでしかもギターサウンドってわたしが最も好きな要素が全て入っていた。※今でもこのアルバムは(iPodで)頻繁に聴くアルバムである。1993年・・・今から20年近く前の作品なのにである。

ただの無謀な大馬鹿パンク野郎だと思っていたマニックスが、実は知的で音楽性の高い※しかも無謀なパンクの一面を持った※ミュージシャンだと知ったら俄然好きになっていったのである。

そして続く傑作アルバム「ホーリー・バイブル」が発売される。

まさに、わたしが想像するリッチー・ジェームス色の作品である。周囲に対し、敢えて無機質で無色で硬質で無感情なサウンドをぶちまけ・・・だが、まるで何かに怯えるように何もない部屋の隅に体育座りでひざを抱えて座り、誰かが優しく声をかけてくれるのをビクビクしながら待っている・・・そんなイメージが目の前に浮かんでくるサウンド。って何だそれ?

聴き終わった後に・・・カッコいいとは感じつつ、感動もなければ印象深い曲もなく、でも嫌いな曲も一切なく、でも何度も聴きかえしてしまう・・・。このアルバムも当然(iPod)ヘビーローテーションの作品である。

マニックスのベスト・プレイリストを作る時に困るのがこのアルバムの存在だ。あまりにもアルバムとしてまとまり過ぎている。もし「ホーリー・バイブル」の曲を入れるならほぼ全ての楽曲を入れなければベストにならないし、入れないのなら・・・「ファスター」「PCP」というシングル以外は一切入れてはダメ・・・って、でも他の作品と全曲をシャッフルで聴くと違和感なく楽曲が聴ける・・・なんとも不思議な、いや・・・わたしのようなファンにとっては思い入れの深い作品なのである。

この作品が発表された後、リッチー・ジェームス・エドワードは謎の失踪を遂げる。(酒とドラッグ癖があり精神面も病んでいたそうだ)アメリカツアーに旅立つ直前、泊まっていたホテルから姿を消し、今も行方がつかめていない。※イギリスの法律上では(失踪からの年月で)死亡とされている。メンバーは今でもバンドのギャラをリッチーの分として銀行口座に振り込んでいるそうだ。※メンバーはみんなイギリスの田舎町で一緒に育った幼馴染であり、その絆は強い。実はリッチーはギタリストとなっているがギターはほとんど弾けなかったそうだ。彼の担当は作詞とバンドの原動力なのである。デビュー当初はドラムスのショーンも下手で、CDでは打ち込みが使われることも多かった・・・。

リッチー失踪後、バンドは解散も考えたが・・・リッチーの家族の後押しもあり、3人での活動を再開する。そして皮肉なことに・・・リッチーが居なくなり(健気なバンド青年たちのお涙頂戴系の話題もありで)人気に火が付き始めるのだ。

怪しく危険でカミソリのようなイメージと作詞センスを持つリッチーが居なくなったバンドは爽やかでポップなイギリスのロックバンドへと変化し始めたのである・・・。※悪い意味ではなく、それまでのパンキッシュなイメージから完全に脱却したという意味だ。

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4thアルバム「エブリシング・マスト・ゴー」は辛口イギリスメディアにも好意的に受け入れられた。だが・・・リッチー時代の彼らが好きなファンはがっかりしたはずだ。わたしも「リッチーが居なきゃ、こんなものなのか?」ってくらいにがっかりした。唯一リッチーが作品つくりに係わった「ケビン・カーター」以外の曲は駄作だと思った。

※念のために言っておくと・・・今の耳(リッチーの色に拘りが無くなった)で聴くと、実によくできた、売れる要素の高いアルバムだと思う。

更に5thアルバム「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」は爆発的にヒットすることとなるが、わたし個人では「マニックスは終わった・・・」ってくらいにバラードばっかりの演歌みたいなアルバムであった。

ここでマニックスを聴くのを一時的に止めてしまったくらいに「駄作」だと思った。

※当然、今の耳で聴けば・・・そこまで悪くない作品だと思う・・・が、やはり好きではない。

そして続く6thアルバム「ノウ・ユア・エネミー」ではロック色・パンク色・ディスコ色などバラエティ豊かなセンスをブチ込み戻ってきた。

更にバンド初の(10周年記念)ベストアルバムを発売する。※10月に発売されるベストは21周年記念(?)のベストアルバムだ。初ベストから10年経って2枚目のベストって、商業主義の邦楽とは明らかに違うベクトルの、ファン想いのバンドである。

10周年記念のベスト盤「フォーエバー・ディレイド」を聴いて思ったのは・・・マニックスのベスト盤って・・・面白くないってことだ。とにかく名曲が揃っている。優等生バンドの代表みたいに良い楽曲が満載だ。

このベスト盤に遅れること1年・・・実は「リップスティック・トレイス」という2枚組の裏ベストが発売されているのだ。この裏ベストの発売が・・・実はわたしのファン心を大きく揺り動かせてくれたのだ。

「エブリシング・マスト・ゴー」「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」で離れた心はなかなかマニックスに戻らず、10周年のベストでも「面白くない」と感じたわたしが「裏ベスト」で再びファンに逆戻りなのである。

「裏ベスト」・・・シングルにはなっていないがファンにはお馴染みのアルバム収録曲。って、マニックスの場合はそんな生易しいものではない。シングルのカップリングや企画作品に提供された楽曲で、アルバムにすら収録されていない隠れすぎた名曲・・・である。

実はこの「アルバム未収録曲」こそがマニックスの真骨頂なのである。

わたしも初期の頃の作品は買いあさっていた・・・。今では入手困難なCDも大量に持っている。それこそシングルだけで20枚以上ってくらいの量だ。※それでも初期から中期までの頃の作品だけである。

先日亡くなったIT界のカリスマ、スティーブ・ジョプス氏が音楽業界に革命をもたらせた商品・・・「iPod」

iPodの普及で音楽はデジタルコンテンツに移行し、要するに時間の枠を取り払った状態になった(個人的な感想ですよ)。そして作品(アルバム)がひとつのアイテムだという概念も薄くなっていった。

それまでのCD1枚75分って概念が無くなり、しかも(わたしがはまり込む分野だが)音量などの調整がPCでできる時代になった。90年代初期には考えられなかった出来事だ。

マニックスのようなバンドの作品を聴くには実に好い環境だと思う。※アーティスト側の意思には反することなのだが・・・。

マニックスはアルバムに拘るバンドなのだ。アルバム未収録楽曲が多いのはその為だ。(才能があり働き者っていうのもその理由だが・・・)

とにかくアルバム未収録曲のクオリティの高さが尋常じゃない。リップスティック・トレイスがそれを改めて証明してくれた(再認識)のだ。

駄作だから未収録ではなく、アルバムのイメージに合わないから未収録なのである。例えば演歌的にバラードばかりの「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」のシングル曲のカップリングにはハードエッジないつものマニックスが居たのである。

ジョンスペンサー・ブルース・エクスプロージョンが発表した「アクメ」という実験作品には同時にレコーディングされたアウトテイクだけで「エクストラ・アクメ」というロック・アルバムが作れるくらいの作品が存在したってのと同じだ。※ジョンスペの場合は正式な表「アクメ」よりアウトテイクを集めた裏「アクメ」の方がカッコよかった。

マニックスは現在2011年までに10枚の作品を発表している。外国の20年キャリアのバンドとしては作品が多い部類だ。アルバム楽曲を「表楽曲」とした場合、全作品をコンプリートしているわたしが持っている表楽曲は約150曲・・・。そして(まだ完全コンプリートしていない)アルバム未収録の「裏楽曲」が100曲。ライブやリミックスを除く。

つまり・・・10枚の表作品と同じくらいのボリュームでアルバム未収録の裏作品が存在しているのである。そしてジェームスディーン・ブラッドフィールドとニッキー・ワイヤーのソロ(各自1枚)を合わせると・・・ミックス違いやライブヴァージョンを除けて・・・270曲近い楽曲が存在するのだ・・・。

なぜわたしがiPodで聴くのが良いと言ったのか?

つまり、彼らの全作品を全て音量を揃えて(ベストと裏ベストが出てるので音量調整は比較的簡単)シングルに収録された裏楽曲をアルバムの中(シングル曲の後に収録順)に並べて聴くと・・・嫌いだった「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」でさえ、マニックスの作品になってしまうのである。※ただし、収録時間は17時間近くなるので注意。

これが、マニックスの凄さだと思うのだ。

マニックスは10周年以降も

「ライフ・ブラッド」というメロディックな楽曲満載の7thアルバム、「センド・アウェー・ザ・タイガー」というロック色の強い8thアルバムを順調に発表する。

そして・・・9thアルバム、2009年の問題作「ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ」を発表。この作品は全曲リッチーが書き残した散文詩を使用して作詞された作品だ。リッチー失踪後のマニックスが無くしていた危険な雰囲気が散りばめられた作品だ。

マニックスが歌う楽曲は当然だが英語である。

英語の歌って聴いても意味が分からないでしょ? って思われるだろうか?

はい、聴いてもまったく意味がわかりません。時々知ってる単語やフレーズが出てくるくらいで、後は歌詞カード頼り。でも・・・訳詩ってダサいんですよね。メロディに合ってるわけじゃないし、だからわたしは何となくの意味を理解したらその後は一切歌詞カードなんて見ませんね・・・。

ええ? だったらリッチーが作詞したから「カッコいい」って矛盾ですよね? だって歌詞の意味がわからないんですもの・・・。

いいえ、そこがリッチーが普通の天才詩人ではない所以。

マニックスの3rd「ホーリー・バイブル」を聴いたら理解できます。今まで(他の洋楽で)聴きなれたフレーズや言葉がほとんど登場しません・・・※同じ単語が出ていてもメロディへののせ方がまったくの別物。ホーリー・バイブルを聴いて、歌詞カード見なかったら「何語で歌ってるの?」ってなるのに、歌詞カードに並んでいるのは読み方の知ってる英単語・・・。

流石にリッチー本人が居ないから、ホーリー・バイブルほど露骨にリッチー色にはなっていないが、それでも今までとは明らかに色が違うアルバムが登場したのだ・・・。

そして、2010年には僅か1年で新作「ポストカード・フロム・ア・ヤングマン」を発表。前作で全ての毒を吐きつくしたかのように爽やかでポップで・・・わたしが大嫌いな作品を出しているのだ。

そして2011年・・・最新ベストアルバムの登場である。

収録曲は・・・名前の通り、デビューシングルから最新シングルまでの表題曲が全収録+新曲である。

多分・・・面白くないアルバムになるだろう。楽曲が良すぎるし、名曲しか入っていないじゃないか・・・ってね。

わたしとしては、同時にリップスティック・トレイス2も欲しいところであるが・・・ファンの皆様はどうだろう?

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フーファイターズの7作目 ウェイスティング・ライト

Foo_fighters_photo フーファイターズだっ!

FFである。ジョジョの奇妙な冒険のFFではなく、デイブ・グロール率いるロック・バンド・・・フーファイターズである。

彼らの最新作・・・通算7作目「ウェイスティング・ライト」を聴いた。が、最初に断っておくが、わたしはFFファンではない。もちろん彼らがデビューした1995年からずっと聴いているし、アルバムだって全部持っている・・・が、ファンではない。

元ニルヴァーナのデイブ・グロールのバンドだから聴いているだけだ。流石に元ニルヴァーナだけあって、ロックしてる。が、彼らの作品の特徴は・・・最高のシングル表題曲+数曲の良い曲+あとはどうでもいい曲・・・である。アルバム中で「いいなっ!」と思う曲は数えるほどしかない。わたし個人の意見である。

が、今回の新作はちょとだけ様子が違っているぞ。

完全アナログ録音だそうだ。現在の音楽の主流である「パソコン」は使用していないそうだ。確かにアナログ録音って感じのザラついた質感を持ったアルバムだ。だが、ジョンスペやストライプスのようなコッテリ・ガレージ・サウンドではない。あくまでアナログ録音にこだわった作品という位置づけである。

だが、何か・・・今までの作品にはない良さがある。

初めてニルヴァーナを聴いた時に感じた「緊張感」が漂っている。

それこそがアナログ録音の良さである。解説を読んで納得してしまった。

つまり・・・今回の録音は、後からPCで加工したり部分修正なんかしませんからねっ! って、そして演奏してそれを録音しているって手法だ。不味い演奏すればそれがそのまま作品になるんだから、アーティストは最高の演奏を心がけ、緊張感のあるサウンドが生まれる・・・のである。

実際、楽曲自体は過去のFFの作品の流れと同じようなものだ。特に素晴らしい楽曲が多いわけでもない。多少ハードな作品が目立つ・・・程度だろう。だが、サウンドが素晴らしい分、思わず曲に耳を傾けてしまうものが多い。いや、耳を奪われるのか?

今回の作品を聴いて思ったのは・・・これだよ、これ! もっと早くからこのサウンドやってりゃよかったんだっ! である。そしたら「元ニルヴァーナ」なんて思わずに聴けるんだよね。

ってことで、今回のFFの新作はお勧めである。

楽曲ではなく、緊張感漂うサウンドを堪能して頂きたい。

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レニー・クラヴィッツ ブラック&ホワイト・アメリカ

Lennykravitz_coverレニー・クラヴィッツの新作、「ブラック&ホワイト・アメリカ」を聴いた。

通算9作目のアルバムである。

過去のレニーのキャリアを総動員したようなバラエティ豊かなアルバムである。って、そんな堅苦しい解説を抜きにすると、実に聴きやすいアルバムなのだ。

コアなファンにとっては「・・・なんか、サウンド軽くね?」って感じるかもしれない聴きやすさなのである。いや、ザラザラ感が無いって感じだろうか?

とにかく、アルバム全16曲を通してアッサリ聴けてしまう快作だろう。

前作「ラブ・レボリューション」は久々にグッとくるアルバムだった。それまでのアルバムが何かパッとしない印象が強かったのを一気に帳消しにするくらいの力があった。だが、実に重々しいアルバムでもあった。いや、重々しいというか・・・泥臭いアルバムというか?

そこがレニー・クラヴィッツなのですけどね・・・。

1990年代のレニー・クラヴィッツは最高だったけど、2000年に入ってから・・・アルバム「レニー」と「バプティズム」はイマイチだなって思ってたのは私だけ?

この2作、別に悪くないのだけど・・・何か足りないのである。

わたし的な解釈をすれば、カラッと乾いた質感と、耳の残るギターリフが足りないのだ。レニーと言えば「自由への疾走」に代表される単純明快超カッコいいギターリフッ! ザラッとしたアナログ感覚のサウンド。

それが蘇ったのが前作「ラブ・レボリューション」なのだ。そして今作は、カラッと乾いた質感を残したまま、ザラつきを上手く取り除き、絶妙のソングライティングでバラエティ豊かな楽曲を最後まで楽しませる・・・。

コアなファンには少しだけ物足りないかもしれないが、改めてレニー・クラヴィッツ が天才ミュージシャンであるという事を認識させられるアルバムなのではないだろうか?

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久しぶりに「ニルヴァーナ」を聴いてみた

Nirvana3_2久しぶりに「NIRVANA」を聴いている。

最近、心が熱くなるようなスリリングなバンドに出会えない・・・と思っていた矢先に「ネバーマインド20周年リマスター」の情報が入り、まあ、久しぶりにニルヴァーナのCDをiTunesに入れ直したのだ。

※今年の初めにPCをWin7に切り替えたタイミングでニルヴァーナのデータは捨ててしまっていたのだ。かなり以前に取り込んで、当時はアップル・ロスレスではなくAAC128取り込みだったのだ。いつかCD入れなおそって思ったまま放置していたので、ちょうど良いタイミングではある。

せっかく全曲入れしたので、※※もちろん、音量均一化※※詳細を書いておこう。

サウンドエンジン・フリーによる波形調整(音圧調整)である。

1、ブリーチ・デラックスエディション(無調整)

2、ネバーマインド(+4)

ネバーマインド時のシングルも基本的には全てボリューム+4である。ただし「スメルズ~のカップリング曲<イブン・イン・ヒズ・ユース><アニュウリズム>」は微妙に音圧が低い気がする・・・。

3、インセスティサイド(+4.5)

4、イン・ユーテロ(+2)

イン・ユーテロ時のシングルも基本+2である。

5、BOXセット(-2.5)

BOXセットってのはアウトテイク集のものだ。実はこれ、曲によって録音レベルがまちまちなので(デモとかが多いため)実際には-2~-3くらいで曲によってレベルを細かく調整した。

6.ベスト(無調整)

まあ、マニアな方は音圧の調整を行ってみていただきたい・・・。

で、久しぶりに聴いたついでに、ブリーチ(デラックス)の解説に書かれていた言葉を思い出していたのである。

リアル・タイムで彼らを知らないリスナーにとっては、音楽界が根本的に変化した後の音楽を聴いて育ったなかで聴く、その原点・・・的な、そんな意味の解説である。

何を言っているのかわからないと思う・・・。

つまり、今の耳で聴いたら、ニルヴァーナはそこまで刺激的ではないってことだ。AKB48ファン(ヲタクではなく、純粋に音楽が好きなファン)に世界のビートルズの良さを説いても理解してもらえないのと同じことだ。

90年代初頭、肥大化したビッグ・ビジネスとしてのロックは壮大で保守的で様式に囚われた物が多くなっていた。ロックは産業化してしまっていたのである

そんな中に、インディーズ・シーンから登場したのが「NIRVANA」だったのだ。

派手なイントロやギター・ソロもなく(当時ではあり得ない)、ほとんど一発どりに近いレコーディング方法で、歌詞の意味は理解不能、しかもインディーズ出なので(?)ビジネス・ロックが大嫌い・・・。もちろんライブにも派手なパフォーマンスは一切ない。

大きな宣伝も行われないまま発売された「ネバーマインド」は口コミで売れ始め、ついにはチャートのNo.1に登りつめてしまったのだ。

そして、世界の音楽事情は一変してしまった。

ニルヴァーナが凄かったのではなく、インディーズの音楽に注目が集まったのだ。それまで保守的だったロック界※つまり、ロックとポップスは別物、ヒップホップや他のジャンルと交わるなんてあり得ないって、そんな感じ。が「何でもござれ」のオルタナティブ・ミュージックに取って代わられたのである。

ニルヴァーナの場合は、70年代パンクとロックが融合したノイジーなガレージサウンド・・・だけどメロディはポップス的・・・(当時のパンクはメロディが単調だったもので)を指して、当時はジャンル分けが出来ずに困った評論家が「グランジ」とか「オルタナティブ」と呼んで新ジャンルを作ってしまったようだ。

まあ、結果・・・インディーズが金になるっ!って、ビジネス・マンが殺到、技術も才能も無いインディーズバンドを「グランジ・オルタナ」って呼んで湯水のようにデビューさせ・・・まあ、この先は想像できるだろう。素人に毛が生えたようなバンド(だからメジャーじゃないんですね)が次々に出てくりゃ聴いてる方は嫌になってくる・・・。日本で起こったビジュアル・バンド・ブームみたいなものだ。

更にカート・コバーン(ニルヴァーナのボーカル)が自分の頭を銃で撃ち抜いて自殺・・・。グランジ・ムーブメントは数年で消えてしまったのである。カートは床に「錆びつく前に燃え尽きたい」と歌詞の一説を書き残していた。(ニール・ヤングの詩だっけ?)

ただ純粋に音楽が好きだった青年(幼少時代からコミュ障でレコードが友達っていう寂しい男)が自分を取り巻く環境の変化に翻弄され、ドラッグに溺れ、精神的に追い詰められた結果の自殺である。コートニー・ラブとの結婚なんて、まるでドラッグ・カップルの結婚、生まれる子どもは先天的なドラッグ漬け・・・なんて、あること無いこと、誹謗中傷、心無いマスコミの攻撃の的だった・・・。カートは結局、音楽ビジネスに殺された悲劇の天才なのだと思っている・・・。

当時、ネバーマインドは無名のインディーズ・バンドの意外と良い出来のメジャー・デビュー作になるはずだった。カート自身は、仕上がった音(がポップすぎて)に不満を抱きつつも、売れるアルバムが出来たと確信していたそうだ。まあ、これで音楽で飯が食える程度にはなるかも?って感じである。名曲「スメルズ・ライク~」はアルバム収録曲が足りないから急きょ入れることになった曲だったそうだ(嘘か本当かはわからない)。「ポーリー」はスタジオに転がっていた弦の切れたギターで録音したとも言っていた。

このアルバムが10年に1枚の傑作と言われるのは、その当時の音楽界の常識で考えれば・・・なのだと思う。彼らが撒いたオルタナティブの芽が育った今となっては、当たり前すぎるサウンドなのだ。

しかしまあ・・・(リアルタイムに当時)あの衝撃的なCDを聴いてから、もう20年も経ってしまったのか・・・。自分が年をとったってことを改めて実感してしまうのである・・・。いやはや、申し訳ない。

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コンピレーション・アルバムというもの。

コンピレーション・アルバムというものがある。

様々なジャンルから選りすぐりの楽曲を選曲して一枚のアルバムにまとめたものだ。

実は私は・・・意外とそれ系のCDを持っているのだ。別に、コンピレーション系のアルバムが好きなのではない。あのアーティストのあの曲を聴きたいって思った時※それ以外の曲に興味が無かった場合、コンピレーションは便利なのだ。

で、それらの楽曲をiPodに入れてみようと思いたって数日・・・。実際に入れてみると、700曲近い楽曲が集まった。もちろん、重複した楽曲は外してある。

今回入れたコンピCDは、50~60年代の楽曲をまとめた「ジュークBOX3000」(4枚組)、70年代の楽曲をまとめた「70’s」シリーズ3作(計6枚)、80年代をまとめた「80’s」シリーズ6作(計6枚)、映画音楽をまとめた「THE MOVE HIT」シリーズ2作(計4枚)、ギター作品をまとめた「THE GUITAR SONG」(2枚組)、SONYミュージックが出した90年代コンピ「SONYミュージック」、2000年に発売された「ザ・ミレニアム」(2枚組)などなど・・・。

実はまだ、「NOW」シリーズが10作、手つかずで放置されている。

その他にJAZZ作品101曲なんてのもあるし・・・、ロカビリー作品集めたものもある。

まだまだ先は長そうだ・・・。

なんたって、楽曲をiPodにいれながら音量調整もやっているからだ。コンピの場合、同じ音量で調整するとバランスが崩れるので困る・・・※元々から音量に差があるからね。

何か、一発で音量調整してくれるソフトに頼ってみるか・・・。

にしても、コンピ集めて700曲近い楽曲を詰め込めるなんて、やっぱiPod最強かも。

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