« 日々試行錯誤・・・ | トップページ | 90’sROCK 第4回 »

90’sROCK 第3回

90年代と言えば、オルタナティブであるというのは何度も書いているが、では、実際にオルタナティブって何なの? って話である。

ここに書いてあるのは、わたし個人が90年代に感じた思いであり、事実ではないので、そのつもりで読んでいただきたい。そしてノークレームでお願いしたい・・・申し訳ない。

オルタナティブと言うのは、ニルヴァーナを筆頭に、90年代初頭に登場したインディーズ・バンドに対して、メディアが付けた呼び名である。今までのメインストリームとは違う、形に囚われない自由なアーティストをそう呼んだだけであったと思う。

60~70年代のロックも、パンクも、80年代の音楽も、HIPHOPも、色々な音楽を聴いて育った若者が音楽の表舞台に登場し始めたのが90年代である。
様々な音楽から影響を受けたため、今までの既存の枠からはみ出した音楽である。※当時の・・・である。

その典型がBECKである。

ジャンクなロー・ファイ・サウンドで「俺は負け犬~」と気の抜けた声でラップし、アコギを鳴らしたかと思えば、ループ・サウンドを使い、はたまたパンキッシュでラウドな楽曲を演奏したり、時にはポップだったり・・・スペース・エイジのフォーク・シンガーと言われたりした。

ジャンル不特定・・・アルバム1枚の中に、様々なジャンルに影響を受けた楽曲がおもちゃ箱のように詰め込まれているのである。
そんなミュージシャンをオルタナティブと呼んだのである。

だが、やはり・・・と言うか、これはカート・コバーンが生前に言ってたことなのだが、「昨日までへヴィメタを名乗ってライブしてた連中が、今日はオルタナティブを名乗ってやがる。オルタナが金に成るとわかったからさ・・・くそ喰らえだぜ」

まさに、そんな状況だった。
ジャンル不特定を名乗れる才能も無いミュージシャンが、オルタナティブと言うジャンルでデビューさせられ始めた頃から・・・オルタナティブはただの音楽ジャンルになってしまったのである。

もちろん、全てがそうではない。
その名前から、クローン・テンプル・パイロッツと揶揄されて、アーティストや一部メディアに嫌われたストーン・テンプル・パイロッツ・・・。確かにグランジの影響をもろに受けて、グランジのサウンドを聴きやすく大衆受けするように改変し、そして売れたバンド(だから嫌われている)だが、彼らはしっかりとした実力があり、生き延びたバンドである。

いつの時代も、悪いのは「金儲け」に走る音楽業界ではないだろうか? ってことだ。
故に、オルタナティブはすぐにブームになり、ちょっと気取ったサウンドをオルタナティブなんて呼びたがる音楽通気取りがドヤ顔で使い・・・廃れてしまうのだ。
90年代初期は・・・オルタナティブってのはグランジ・ロックの呼び名だったのだ。

オルタナティブってのは、音に対して使う言葉ではなく、そのアーティストが鳴らすジャンル不特定多数のごった煮的要素に対してつかうべき言葉なのだ・・・と私は思う。

|

« 日々試行錯誤・・・ | トップページ | 90’sROCK 第4回 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

音楽・90年代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/199372/45225001

この記事へのトラックバック一覧です: 90’sROCK 第3回:

« 日々試行錯誤・・・ | トップページ | 90’sROCK 第4回 »