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R.E.M. 解散っ!!!

97large R.E.M.が解散する・・・。

そのニュースを見た時に最初に感じたのが・・・そっか、お疲れ様でしたって、そんな感想だった。

1981年に「レディオ・フリー・ヨーロッパ」でデビュー、1983年にアルバム「マーマー」を発表してから約30年・・・。アメリカで最も重要なロック・バンドと言われ、ロックの殿堂入りも果たし、でも日本での知名度は低く・・・、これまでの活動期間の全てが順風満帆だったバンドというわけでもない。

初期の彼らは「アメリカ人でも聴き取れない」ようなゴモゴモと篭った歌い方をするインディーズ・バンドだった。そんな彼らのインディーズでの5作目「ドキュメン」トは彼らの最高傑作と呼ばれる1枚である。もはやインディーズの活動では彼らの人気を抑えることができず、満を持してのメジャーデビュー!

「グリーン」「アウト・オブ・タイム」「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」の3作品はメジャー3部作と呼ばれる大ヒット!

カート・コバーンが影響を受けたバンドと自ら公言し、ノイジーで歪んだギターサウンドのグランジ旋風が吹き荒れる中で「サビのフレーズにマンドリン」というアコースティック・サウンドでチャートのトップに立つような変り物バンドである。※デビュー当時のレディオヘッドが第2のR.E.M.と呼ばれたくらいの影響力を持つバンドである。

ポップで繊細なサウンドを聴かせたあとは・・・いきなりディストーションで歪みまくった「モンスター」なるアルバムを出したり、ツアー中に作って録音した「ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイファイ」を出したり、まさにアメリカで最も重要なロックバンドに相応しい活動ぶり・・・だったが、この後、ドラマーが(健康上の理由から)バンドを脱退。※彼らは学生時代から一緒に音楽を演ってきた仲間である。

解散・・・という噂が流れた。

事実、ボーカルのマイケル・スタイプはバンドの解散を考えたそうだ。

だが、ドラマーのビル・ベリーの説得でバンドは活動を続けることとなる。

3人になったR.E.M.・・・。

この後の彼らは・・・アルバムを出す毎に「昔はよかった・・・」と言われるバンドへとなっていく。事実、全盛時のクオリティもオリジナリティもほとんど失ったように思っていた。サウンドは打ち込みへと変わり、スローな楽曲が増えていった。

そんな彼らがたどり着いた(と私が勝手に解釈している)のが、「アラウンド・ザ・サン」である。いぶし銀のように枯れて味のあるボーカルとメロウでスローな名曲が詰まったアルバム・・・。まさに大御所ロック・バンドの出した年老いたロック作品であった。

・・・が、続く「アクセラレイト」で一転っ!

インディーズ時代を彷彿とするアッパーでキャッチ―でロックな楽曲を詰め込んだ最高のロック・アルバムを発表する。

当然、ファンは大絶賛っ! チャートを急上昇! 爆発的に売れるアルバムが出来上がった。続く「コラプス・イントゥ・ナウ」はメジャー3部作を彷彿とするキャッチャーでオリジナリティ溢れ、アッパーでロックでアコースティックで、名曲揃いで・・・デビュー30年経っても衰えないバンドの懐の深さを見せつけてくれた。

その矢先の解散発表である・・・。

もしも・・・「アラウンド・ザ・サン」時期に解散を発表していれば、「ああ、R.E.M.は力尽きたのか」って思っただろうが、まさに第4期黄金時代に突入した途端の解散発表。

何となく・・・そっか、バンドで演りたいこと、演れることを全部やり尽くしちゃったんだろうな・・・、お疲れ様。って、そんなこと考えたのである。

それほどに「アクセラレイト」と「コラプス・イントゥ・ナウ」の2作品がバンド史上最高傑作の出来だったってことだ・・・。

年末にオールタイム・ベストを発表して解散するR.E.M.。

できればもう一枚・・・最高傑作のオリジナル・アルバムを出して解散してほしかったって、それだけがちょっと残念でならないところである。

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コメント

「アクセラレイト」と「コラプス・イントゥ・ナウ」
はバンド史上最高傑作ではない。
良作でもない。
駄作ではないがただの普通作。
毒気がまったく感じられない抜け殻。
そりゃ解散もするわって出来。

投稿: | 2011年11月 1日 (火) 13:50

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