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浅井健一を熱く語る。第2回

1991年「Red Guitar and the Truth」

ブランキー・ジェット・シティの記念すべきデビュー作だ。いや、多分・・・本人たちは記念していないような気がする。まさに負の遺産とでも言うべき駄作である。当時はザ・ブランキー・ジェット・シティと名乗っていた。

このアルバムはとにかくプロデュースが悪い。サウンドがブランキーじゃないのだ。楽曲は初期のブランキーって感じだが・・・とにかく音もアレンジも最悪なのだ。正直、もう一度ブランキーの音で録音しなおしてほしいって思う。1991年当時の邦楽のレベルから飛びぬけていたブランキーの才能をプロの音楽業界人が理解できていなかったのだろう・・・。

1992年「BANG!」

これぞブランキー・サウンドである。すでにこの時点でブランキーのサウンドはひとつの完成形を示しているように思う。前作とは打って変わって最高のサウンド・プロデュースである。正直、20年経った今の耳で聴いても古さを感じない・・・いや、っていうか・・・元々からしてアナログ録音にこだわったバンドなので音は古いのかもしれない。古いってのは時代を感じる古さではなく、流行に流されなかった原始的なロックの古さである。

この当時から浅井健一の詩は他のアーティストとは一線を画していた。「絶望という名の地下鉄」という曲を聴いて目の前に映画のように唄の中のシーンが浮かび上がってきた。サウンドはロックとロカビリーとパンクが融合した独特のサウンド※だと勝手に解釈している・・・である。

実は先日、栗山千秋が唄う「コールド・フィンガー・ガール」を聴いたのだが・・・※浅井健一のバンド「PONTIACS」が全面プロデュースしている曲で、自身も同曲をセルフカバーして発表した・・・ベンジーの曲を他のアーティストが<特に女性>唄うと楽曲の良さがビシバシと伝わってくる。

浅井健一ってアーティスト・・・彼の唄を聴いていると、「ベンジーって唄が下手だよね」って思ってしまう。おもいっきり音を外してるし、高音も出ていなかったり・・・。でも、本当はそうじゃないのだ。

彼がカバーした洋楽の曲・・・JUDE時代の「20thセンチュリー・ボーイ」、ソロの「レベル・レベル」、そしてPONTIACSの新作で披露した「ブランニュー・キャデラック」、全部きっちり唄いこなしているんですよ。正直、浅井健一だって言われなきゃわからないかもしれないですね・・・※ブランニュー・キャデラックは浅井健一のオリジナルみたいに聴こえるけど・・・。

・・・次回へ続く。

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