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氷室京介を熱く語ってみる。

Kopti今から23年前・・・と言うと、その年月の長さに改めて驚いてしまうが、氷室京介のファースト・アルバムが発売された。

「Flowers for Algernon」である。アルジャーノンに花束をという小説に感銘をうけたヒムロックがつけたアルバム・タイトルである。

1988年・・・エイティーズ時代だ・・・。驚き!

私の持っているCDはまさに23年前にリアルタイムで購入したものだ。ジャケットの裏には<レンタル禁止期間 昭和63年>と書かれている。販売価格は3200円になっている。歌詞カードにはカセットテープへの無断録音・・・なんて時代を感じる注意書きまである。

なるほど、ヒムロックが50歳になるわけだ。BOOWYが解散してすでに23年も経っているのだ。BOOWYの活動期間は10年に満たないので、ヒムロックとしての活動の方が3倍近く長いのだ。

ヒムロックの最新アルバム「“B”ORDERLESS」に対し、あるファンが通販サイトでレビューしていた。今のヒムロックが最高だ。いつまでも彼にBOOWYを求めるファンは間違っている ・・・そんな内容だったと思う。

確かにその通りだ。BOOWYの3倍近いキャリアのソロ活動・・・いや、ソロ活動という呼び方が間違っているのか? とにかく音楽活動をしてるのだから、氷室京介の音楽はヒムロックの音楽であってBOOWYのウグイス嬢、氷室京介<BOOWY時代のMCですね、はい>ではない。

だが・・・恥ずかしながら、わたしもヒムロックにBOOWY的な何かを求めてしまうファンのひとりだ。いや、だったと言っておこう。実は今回、カラオケダイエットの一環として青春時代の音楽BOOWYを聴きなおすにあたり、氷室京介の音楽も聴きなおしているのである。

改めて聴いてみると、今までヒムロックに抱いていた思いが変化していることに気が付いた。そこらへんも踏まえて、ヒムロックの音楽を紹介したいと思う。

ここまで読んで下さったかた、申し訳ない・・・。ここまでは、スターダスト恒例の長い余談で、ここからが本題である。申し訳ない・・・。

「Flowers for Algernon」を最初に聴いたのは高校生の時だった。BOOWYが解散して氷室がソロを出す。誰もが期待と不安で一杯だった。

「Flowers for Algernon」を聴いた感想は「劣化したBOOWY」であった。もちろんそうなるだろうと予想はしていた。BOOWY時代のヒムロックの作品を聴いていれば何となくわかっていた。BOOWYのカッコよさは布袋の曲と氷室の詩だったのだ。

その後、わたしの中での「Flowers for Algernon」は「劣化したBOOWY」というイメージは23年続いた。今回の聴き直しでそれが違っていることに気が付いた・・・って、おいっ!

Img_1034003_44648160_0今回、聴き直しをして驚いたのは、「Flowers for Algernon」の楽曲は歌詞を見なくてもほとんど唄えるということだ。氷室は好きじゃないなんていいつつ、ここまで聴きこんでいたのである・・・。やっぱファンだわ、わたし。

そして劣化したBOOWYイメージを払拭させる切っ掛けになったのは、ヒムロックがインタビューで語ったひとこと・・・「今さらBOOWY時代の歌詞を唄うのは恥ずかしい」であった。

基本的にBOOWY時代とは詩のイメージが違うのだ。

今回、ヒムロックの作品「Flowers for Algernon」~「“B”ORDERLESS」までのオリジナル・アルバムと「CASE OF HIMURO」をiPodに入れた。音量は全てサウンドエンジンで均一化して、どこから聴いてもイメージが変わらないようにした。

ここからアルバム紹介だ。<ただし個人的意見である>

「Flowers for Algernon」 サウンド自体は多少古さを感じさせる。特にドラムとシンセ系の音が80sサウンドだ。楽曲は良くも悪くもヒムロックである。ただし、このアルバムはほとんどの楽曲の作詞を氷室自身が行っているので、本当の意味での氷室作品である。

当時、このアルバムを好きになれなかった理由は・・・バラードが3曲も入っていたから。たったそれだけの理由である。これホント。

氷室に求めるBOOWYらしさというのは、いつでも尖がったサウンドを聴かせてほしい・・・それだけのように思う。永遠の不良ロッカー氷室京介を求めているのだ。

通販サイトのレビューは「氷室にBOOWYを求めるな」的コメントをしていたが、それは違う。彼はBOOWYなのだ。10代、高校生の頃、リアルタイムでBOOWYに脳天直撃の衝撃を喰らったわたしにはBOOWYは・・・氷室が昔いたバンドではないのだ。BOOWYの氷室がソロ活動してるのだ。

難しいがわかっていただきたい。出発点が違うのだ。

「NEO FASCIO」 これは衝撃的だった。どうやって好きになればいいのかわからないアルバムだった。とにかく良さがわからなかった。1989年当時・・・たしか大学生で彼女と一緒に聴いていた。先行シングル「SUMMER GAME / RHAPSODY IN BLUE」は大傑作だと思った。この曲がなければ氷室ファンをやめたかもしれない・・・。今でも大好きな曲だ。

ヒムロックの作品の中でも異色の作品ではないだろうか? コンセプト・アルバム的な雰囲気を持つアルバムだ。

当時は難解すぎたアルバムだが、今の耳で聴くと「凄い作品」であることに驚かされる。ドラムパターンが複雑だし、ギターの音色も素晴らしい。変拍子というのだろうか? アレンジも凝っている。これで20年前の作品なのだから・・・ヒムロックは天才なのかもしれない。

「Higher Self」 前作とは打って変わって弾けるようなロック・アルバムだ。何となくネオ・パンクと呼びたくなるような音だ。当時はあまり好きではなかった。この手の弾けたロックはどうしてもBOOWYと比較してしまうからだ。劣化したBOOWYでしかなかった・・・。

先行シングル「JEALOUSYを眠らせて」は爆発的ヒットを飛ばした。たしかドラマの主題歌になっていたのか? 俗にいうトレンディなドラマである。この曲は今でもカラオケで歌う大好きな曲である・・・って、やっぱりヒムロック好きみたい。

「Memories Of Blue・・・」 これは初期ヒムロックの最高傑作だと言いたい。中古CDで300円とかで売られているのが忍びない・・・。先行シングル「KISS ME」もヒットしたが、このアルバムはとにかくメロディが良いのだ。雰囲気がBOOWYの氷室なのだ。「わがままジュリエット」の作詞・作曲した人物の作品と言えば納得してしまうくらいBOOWYの氷室色を感じさせてくれる。この作品に関しては文句の付けようがないと思っている。

「SHAKE THE FAKE」「MISSING PIECE」 この2作品・・・わたしにとっては暗黒の作品だ。この2枚の作品で氷室京介が大嫌いになった。氷室京介を「偽物のロック」と呼ぶカツーンファンがいたが、まさに偽物のロックの洪水だ・・・。最悪だ。ここから氷室京介に対する興味がまったく無くなったと言っていいだろう。

如何にも大げさなロックサウンドを作ろうとしてひたすらダサいサウンドが生まれ、ヒムロック自身が作詞をやめたせい?で、プロの作詞家が詩を提供しているのだが、この詩がダサすぎる。アイドルソングのようなダサさではなく・・・説明が難しいが、無理やり氷室チックなフレーズを使おうとして大失敗してます的なダサさ・・・。語感の悪さとダサさ、聴いていて怒りすら感じる・・・。この2枚は持ってるがほとんど聴いてもいない・・・。

「I・ DE ・A」 一度失った信頼を回復するのがいかに難しいか・・・。今聴くと悪くない作品なのに当時はまったく好きになれなかった。氷室は終わったとすら思った。だが、この時期、わたしがバンドを組んでいたメンバーが氷室好きだったので、かろうじて氷室の作品を購入していた時期だ。

やはり前2作の印象が強く、氷室の全てがダサい偽物に感じていたのでほとんど聴いていない作品だ・・・。

唯一印象に残っているのは、氷室自身が久しぶりに作詞をした「DRIVE」の詩が、これぞヒムロックっ! だったことだ。意味不明で情景の浮かばない難解な英語フレーズを散りばめた語感の気持ちよさよ韻の気持ちよさだけでカッコいい作品である。

「MELLOW」 氷室京介のメロウな作品というふれ込みを見て、リアルタイムには購入しなかった作品だ。微妙・・・としかいいようがない中途半端なイメージ。

「BEAT HAZE ODYSSEY」 収録曲が7曲だったのでリアルタイム購入はしなかった。後聴きになるが、オープニングの2曲を聴いた時は、カッコいい氷室に戻ったという印象をもった。しかし如何せんリアルタイム購入をしていないので聴きこみまではいってない中途半端作品である。

「FOLLOW THE WIND」 CCCDだったためにリアルタイム購入は見送り・・・。今までのヒムロックの殻を破った作品だと思う。ラップ的なアプローチなんかにも挑戦してコケた感じ・・・。良い意味で・・・ね。全体的には聴ける作品だ。やはりリアルタイム購入しなかったために聴きこみは行っていない。

「IN THE MOOD」 久しぶりにちょいリアル購入した作品。この作品を買ったおかげで過去の作品※前の3作。を購入した。前の作品を聴きたくなるくらいに氷室流ロックが完成していた作品だ。だが、流石にね・・・、悪いけど、日本人のロックを聴いて熱くなれるような年齢ではなくなってました、わたし。ストライプスやジョンスペのような初期衝動ロックを聴き狂うロック好きには・・・ちょっと物足りないのが本音。

ただし、これは氷室がダサいって意味ではないし、氷室が偽物のロックと思っているわけでもない。偽物ロックのイメージは払拭されました、はい。ちょっと、日本の大人のロックを聴きたいな・・・と思ったらこれを聴きますね。子ども用ロックのように「今流行のスタイル」ではなく大人がイメージするロックを聴かせてくれるアルバムです。

「“B”ORDERLESS」 前作の氷室流ロックをさらに突き詰めた作品。よりロック色が強くなっている。もはや何の迷いもなくヒムロックのロックが鳴っている感じだ。このアルバムを聴いてニヤリと思ったのは、先行発売されたシングルより、アルバム収録曲の方がクオリティが高いってことだ。シングルは「如何にも氷室」的な楽曲だったが、アルバムはそこに無骨なロックテイストを振り掛けた感じかな?

序盤からアッパーなロックを奏で続け、途中ひとやすみで3曲バラードを挟む。※当然バラード3曲は聴かずにスキップ。まだ聴いてない。後半もロックな楽曲で突き進む。ただし、ボーナストラックはちょっと邪魔かも・・・。

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コメント

アルバムに対しての意見がほぼ一緒(笑)

投稿: 寺東 | 2016年4月24日 (日) 20:22

なるほど

投稿: 折口 | 2012年7月 8日 (日) 06:20

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