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コラプス・イントゥ・ナウ R.E.M.新作登場

音楽を聴いて鳥肌が立ったのは久しぶりだ。

R.E.M.の三年振りの新作「COLLAPSE INTO NOW」が発売された。

通算15作目、デビューから約30年のモンスター親父バンドである。実は今回の新作、発売のニュースを聴いた時は正直・・・不安で一杯だった。

と言うのも、前作「アクセラレイト」が余りにも素晴らしい作品だったからだ。あの作品の次に来るのは・・・さらなる傑作なのか? それとも駄作なのか? 私は・・・きっと駄作になるだろうと思っていた・・・。申し訳ない。

R.E.M.のデビューは1982年のミニアルバム「クロニクル・タウン」である。当時の彼らは大学生向けのラジオ番組で人気のインディー・バンドだった。ボーカルのマイケル・スタイプの独特の歌唱法はアメリカ人にも聞き取りできないようなモゴモゴと籠った歌い方だったそうだ。

インディーズ時代に発表した作品が5枚。特に5枚目の「ドキュメント」は彼らの最高傑作の呼び声が高い。事実、わたしもそう思っていた・・・。

その後、メジャーのワーナーに移籍しメジャー3部作と呼ばれる「グリーン」「アウト・オブ・ザ・タイム」「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」を発表する。ポップなロックの「グリーン」、アコースティックな「アウト・オブ・ザ・タイム」、渋く多面的な「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」である。

90年代には「モンスター」という今までの彼らのサウンドを根底から覆すようなディストーション・ギターリフ全開のアルバムや、モンスター・ツアーの途中で録音された楽曲の多い「ニューアドヴェンチャーズ・イン・ハイファイ」を発表。世界で最も重要なロックバンドと呼ばれていた・・・いや、今でも呼ばれている。

が、その後・・・ドラマーの脱退による打ち込みサウンドの増加、楽曲のパワーの低下、アルバムのクオリティの低下・・・などなど、ファンの間でも「昔のR.E.M.はカッコよかった」と言われる時代が続くことになる。渋く枯れたロック・バンド・・・と言われていた。

だが、前作「アクセラレイト」でデビュー当時を思い出させるようなハイテンションでアッパーなロックチューン全開の彼らが戻ってきたのだ。

楽曲のクオリティもテンションも底抜けに高い作品だった。発売後すぐに米チャートを駆け上がって行った!※日本での知名度は相変わらずイマイチなのだが・・・。

そして今作である。

あのハイテンションの次は何を聴かせてくれるのか?

1曲目の「ディスカヴァラー」を聴いた瞬間に思ったのが・・・(良い意味で)いつものR.E.M.サウンドだな・・・であった。

「アクセラレイト」のようなテンションは無いが、ファンならニヤリのサウンドである。そして2曲目の「オール・ザ・ベスト」「ウーバーリン」で鳥肌全開である。前作を凌ぐテンションで、しかも今回はフックの効いた変化球的なR.E.M.サウンドだっ! そしてミドルとバラードを挟みつつ、ハイテンションなフック楽曲が続いていく。

聴いていて思ったのは・・・「ドキュメント」~「オートマチック~」期の良い部分のみを抽出して作ってみました的なクオリティだってことだ。

渋く枯れてもなく、アッパーチューン全開でもなく、捻くれたR.E.M.流のオルタナ・ポップ全開なのである。

とにかくこのアルバムは凄い!

音楽を聴いて鳥肌が立ったのは久しぶりである。音楽にどっぷり嵌り20年・・・。色々な音楽に触れ、感動して、自らもバンドを組み、あらゆる音楽を聴きつくし・・・もう昔みたいに音楽を聴いて叫びたくなるような衝動に駆られることはないだろう・・・と思っていた。事実、ここ数年はそんなことは無かった。

だから今回のような鳥肌ものサウンドに触れたのが嬉しいのだ。

カーステレオから流れてきた「ザット・サムワン・イズ・ユー」に向かって「なんじゃこりゃっ!」と叫んでしまったくらいだ。テンション上がりまくりだ。

とにかくお勧めの1枚である。

特に、昔R.E.M.を聴いてた方には・・・前作と合わせて、最高傑作2連続放出の彼らのサウンドをお勧めしたい。

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