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桑田佳祐 MUSICMAN ファースト・インプレッション

桑田佳祐のソロ・アルバム『MUSICMAN』を聴いた。と言っても、仕事帰りに購入し、家へと帰る車内のカーステレオで10曲目くらいまでしか聴いていない。その限られた時間で限られた聴き方で最初に思ったのは・・・おかえりなさい、桑田さん! である。

これは病気を克服して不死鳥の如く復活した桑田さんへの「おかえりなさい」ではなく、純粋に今回のアルバムに対しての感想だ。

わたしが今回のアルバムに最初に感じたのは、80年代~90年代の黄金時代の楽曲センスが蘇っているということだった。もしこのアルバムが80~90年代のサザンの未発表楽曲ですと言われたらそれを信じてしまいそうなほどである。

桑田さんの過去のソロ作品は・・・好きな楽曲は多いが好きなアルバムは無い。サザンのアルバムならアルバム単位でお勧め作品を紹介できるが、桑田さんのアルバムではそれが出来ないと思っていた。

例えば1988年の作品「KEISUKE KUWATA」である。楽曲の完成度は流石に黄金期の作品だけあって秀逸で駄作は無いし、当然、今聴いてもカッコよいと思う。だが、20年以上前の作品だ。サウンドが古臭い・・・。コッテコテの80sサウンドである。

1994年の「孤独の太陽」。渋い大人のフォーク・ロックである。だが、あまりにも大人過ぎてポップ感が薄い作品である。サザンとは明らかに違う路線で突っ走った本当の意味でのソロ作品って感じだ。渋すぎて聴き難い作品だと思う。

2002年の「ROCK AND ROLL HERO」。無骨な大人のロック・バンド的作品だ。名曲も多く、悪くない作品なのだが、なぜだろう? 後半になるにつれて聴き難くなってくる。わたし的にはノスタルジックなサウンドと歌詞が60年代の昭和をイメージさせる。※わたしは当然生まれてないのだが・・・。なんだか、重い印象が強い。

その反面、シングル作品はこれぞ桑田佳祐って作品が多い。「波乗りジョニー」や「ホワイト・ラブ」なんて、そのままサザンで歌ってよってくらいだ。

若い(と言っても10代は違うだろうが)桑田佳祐ファンの中には上記2曲あたりからファンになった方も多いだろう。だが、この2曲は90年代以降のサウンドだとわたしは思う。

初ソロ以降の桑田さん(サザン)の作品は洗練されたポップ要素が強いのだ。悪い意味ではなく、スケールアップしたという意味だ。だが、それ以前のサザンの持ち味だったスタイルの多様さは薄れてしまった気がする。もちろんそれはメロディや歌詞に対してではない。アルバムの作り方に対してである。

90年代以降のサザンはアルバムのコンセプトが強い。※わたし個人の意見である。アルバム単位で完成された作品が多いのだ。だが80年代のサザンは違っている。もちろんアルバム単位も良いが、収録された楽曲が個性豊かなのだ。アルバムのトータル性は薄いが聴いてて楽しい作品が多いと思う。当然それはシングル以外の楽曲が秀逸だからなのは言うまでもない。

今回の『MUSICMAN』はまさにその流れを感じる作品だと思う。バラエティ豊かな名曲が大量に詰まった作品・・・。黄金期の桑田さん、おかえりなさいと言いたいのだ。近年のサザンにも感じることのできなかった・・・と言うか、音楽活動が長すぎて流石に才能も底が尽きてきたのかな・・・と思っていた往年のファンがゾクッとするくらいの作品が登場なのだ。

だが、実際にはまだ10曲目までしか聴いていない・・・。

おいっ! 全部聴いてからレビューしろっ! って突っ込みは勘弁願いたい。申し訳ない。全部聴く前にレビューしたくなるほどの傑作ってことで、興味のある方は是非、聴いていただきたいと思う。

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