呪怨 作品紹介
今更ではあるが、パンデミックを観た後にオリジナル版の呪怨を見返したので、作品紹介をしたいと思う。
※やはりネタバレには注意して下され!
呪怨
現在までに6本の映像作品が制作された大人気のホラー作品である。
ビデオ版2本、劇場版2本、ハリウッド版2本 である。
元々はVシネマのビデオ作品としてドロップされた作品だったが、あまりの怖さに口コミで噂が広がり劇場版が公開、そして!世界進出まで果たした映画である。
まさか?
とは思うが、呪怨を観たことの無い方の為にストーリーを紹介しよう・・・。
いや・・・ストーリー紹介って、はっきり云ってストーリーは単純なので、どのような映画であるか?の紹介と云った方が良いだろうか?
ビデオ版の2本は続きモノである。呪怨連鎖の切っ掛けとなった最初のエピソードから始まるのだ。
小学校の教師である小林俊介、妊娠中の奥さんとアパートで暮らしている。彼のクラスには不登校の生徒が居た。佐伯俊雄である。トシオの母親伽椰子は小林の大学時代のクラスメートであった。俊雄に会う為、家庭訪問する小林。呼び鈴を鳴らすが返事が無い・・・。ふと気が付くと、お風呂場の窓から子供の腕が伸びている・・・。俊雄であった。
「どうしたの?こんなトコロで?君が学校に来ないから・・・先生、心配で会いに来たんだ」
「・・・せんせぇ~」
力なく答えた俊雄は・・・そのまま倒れてしまう・・・。驚いた小林は急いでお風呂場に向かい、俊雄を居間へと連れて行くのだ。
「お母さんは?」
「・・・一緒・・・」
「?お父さんと一緒に出かけてるのかな?」
俊雄の体には・・・虐待を受けた傷が目立つ。
両親の帰りを待つことにした小林・・・。ふと窓の外に目をやると・・・どこからともなく猫の鳴き声が聞こえてきた。小林の後ろでは・・・俊雄が大口を開け猫の鳴き声を上げている・・・。
夕方になっても帰ってこない両親・・・。帰りが遅くなることを奥さんに電話する小林。気が付くと、俊雄の姿が無い・・・。2階に上がったのか?階段を上ると・・・部屋の中から母親と俊雄の話し声が聞こえた。ドアを開けると・・・俊雄は一人で猫の絵を描いていた。
「あれ?誰かとお話してなかった?」
すると・・・別の部屋のドアが開く・・・。恐る恐る近づくが、誰も居ない・・・。部屋の中には・・・写真から破り取られた伽椰子の無数の顔が障子に張られていた・・・。そして・・・伽椰子の日記があった・・・。そこに書かれていたのは・・・大学時代から小林を思い続ける伽椰子の思いであった。息子の俊雄の名も、小林俊介の名前から付けられていたのだ。
「?」
押入れの中からハエが・・・?
押入れを開けると・・・無数のハエが集っている。ライターに火を点け押入れ内を照らした小林が見たのは・・・天井裏でビニール袋に入れられた伽椰子の血まみれの死体であった・・・。
「俊雄君!ここにいちゃ駄目だ!」
俊雄を連れ、家を出ようとする小林の携帯電話が鳴った・・・。相手は・・・伽椰子の夫、剛雄であった・・・。
「先生・・・伽椰子と俊雄を頼みます・・・俺は今までアンタの代わりに面倒みてきたんだ・・・くっくっく・・・先生・・・女の子ですよ・・・先生のお子さん・・・」
話を聞いている小林は・・・力無く倒れこんだ・・・剛雄は小林の奥さんを殺し、胎児を無理やり引き出していたのであった・・・。絶望する小林・・・。小林の携帯を拾い上げる俊雄・・・。
「うん、うん、わかった・・・うん、お母さん」
「・・・?」
2階から物音が聞こえる・・・ズリ、ズズズ・・・
「うううわぁ~!」
玄関のドアを開け、這い出そうとする小林が上を見上げると・・・そこには伽椰子の顔が・・・
「小林く~ん・・・」
自暴自棄の佐伯剛雄は夜の住宅街を彷徨っていた・・・。ふとゴミ置き場を見ると・・・透明のビニール袋が・・・。突然、ゴミ袋の中から腕が伸びる!伽椰子であった・・・。
その後・・・剛雄の変死体が発見される・・・。
・・・これが呪怨の切っ掛けとなった物語である。
だが、ストレートに物語は進行しない。
時間軸をズラし、短編形式で進行していくのである。上記のストーリーは「俊雄」「伽椰子」の短編から纏めたものである。途中には他のエピソードも挿入されている。
「俊雄」「伽椰子」の事件以来、この家に足を踏み入れた者は・・・必ず変死、失踪してしまうのである。また、直接足を踏み入れなくても・・・呪怨に触れたものが近親者に居た場合、やはり同様の運命を辿ってしまうようだ・・・。
劇用版では、この家に住むことのなった一家と、ボランティアの老人介護士が呪怨の螺旋へと落ちてしまうのである・・・。
更に、劇場版2では・・・この呪われた家を取材したTVクルーが呪怨螺旋へと落ち・・・その時妊娠していた主人公、京子は・・・伽椰子の生まれ変わりを出産してしまうこととなったのである・・・。
さて、時間軸がズレている為・・・一度観ただけでは各短編に散りばめられた伏線に気が付き難い映画である。しかも「日本最怖のホラー映画」なので・・・何度も繰り返し観るには勇気が必要である。
各短編ではラストが明確になっていないのだ・・・。
小林は死んだのか?その答えは別のエピソードで語られるのである。佐伯剛雄の起こした猟奇事件、一家心中、小学校教師の不審死、妊婦の惨殺死体・・・劇中に登場する新聞の見出しである。この新聞は・・・呪怨の家を管理する不動産屋が、実は小林の住んでいたアパートの部屋に偶然?住んでいる・・・というエピソードに登場するのである。
ストーリーが単純でも、曖昧な結末~別エピソードに登場する後日談・・・そこらが繋がると非常に面白く、ついつい何度も観てしまうのである。
私は今まで・・・10回近くは観ている・・・。
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