原作VS映画 デスノート第7巻
さて、長いこと紹介してきた「原作VS映画」デスノートだが、今回が最後となるのです。いよいよ映画版のクライマックス「キラVSL」の決着が着くのです。
※映画版を観ていない方は読まないようにしましょう。
映画版はオリジナルのエンディングとの謳い文句ではあったが、なんとなく予想できていたのではないだろうか?私自身は映画を先に観てしまったので、逆に原作のストーリーを予想することが出来た。予想通りのストーリー展開である。※期待ハズレと云う意味ではないのです。原作も映画も、どちらの「決着」も非常に楽しめるのだ。
ただし、個人的には「映画デスノート」のエンディングの方が好きである。原作はこの時点では終了せずストーリーは続くのだが、はっきり云って「最悪」の方向に向かってしまった気がするのだ。読む気がしなくなってしまった・・・と云っても良いくらいであった。
映画デスノートでの決着は、デスノートの記憶を取り戻したライトが「L」を殺す為に死神レムを利用し※海砂を助ける為にレム自身が自らのデスノートに「L」の名を書く。「L」を殺すのだ。そして、デスノートを使い新世界を創る為、父親の名前までもデスノートに書き込むのである。「そうだよ、僕がキラだ!」・・・だが、「L」は生きているのである。
「デスノートに書いた死の予告は絶対に変更出来ません・・・」
「L」は、ライト=キラを証明する為に、自ら名前と死の時間をデスノートに書き込んでいたのである。そして、海砂のデスノートを偽物とすり替えていたのだ。追い詰められたライトは死神リュークに「ここに居る全員を殺せ!」と命じるが、リュークがデスノートに書いた名前は「夜神月」であった。「なんでだよ?キラは正義なんだ・・・解ってくれよ・・・父さん・・・」ライトの死・・・そしてデスノートに書いた「L」の死の時刻が訪れ・・・
原作では「L」の死後「第2のL」となったライトの物語が展開するが、そこにキラは正義か?という概念は無く、デスノート争奪戦というなんとも曖昧なストーリーが続く。ライトは限りなく自分勝手で嫌な主人公へと変貌しているのだ。Lの後継者として登場する「ニア」「メロ」も「L」ほどのカリスマ性は無く、「人気漫画であるがゆえ、終了出来なかったのか?」と思えてしまう内容である。
トータル的に見れば、奥の深い心理戦などは原作が面白いのだが、結末は映画の方が面白いと云えるだろう。原作を最後まで読んでしまった今では、逆に映画デスノートの方が面白く感じてしまう。やはり「キラは正義なのか?悪なのか?」である。
さて最後に、デスノート原作のあらすじを紹介したいと思う。※ジャンプコミックス参考
「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」・・・死神界に退屈していた死神リュークが悪戯で落としたデスノートを拾ったのは、成績優秀な高校生・夜神 月(ヤガミ・ライト)だった。
半信半疑ながらノートを使った月は、実際に人の死を目の当たりにしてしまい、恐怖を覚える。しかし、自分が理想とする社会を創る為、デスノートを使い、凶悪犯を粛清していく決心を固める。救世主「キラ」の誕生である。
一方、「犯罪者の大量不審死」という不可解な事件を解決する為、世界の迷宮入り事件を解決してきた謎の人物「L」が動き出す。TVを通じ、「犯人を絶対捕まえる」と宣言したL。その挑戦を受けた月。2人の壮絶な戦いが始まっていく・・・。
月は、犯罪者を殺す事でテストしながら、死神リュークでさえも驚くノートの使い方を発見していく。Lは、日本警察に捜査を協力してもらうと同時に、独自のルートを使って、FBIに日本警察内部の身辺調査を依頼。そして、その調査は刑事局長を父に持つ月にも及ぶ。尾行に気づいた月は、何とかして捜査官の名前を知ろうと、デスノートとリュークを使いバスジャック事件を自作し、FBI捜査官、レイ・ペンバーの名前を知る事に成功する。
デスノートを巧みに使いFBI捜査官に裁きを下す月。そして偶然訪れた警察庁で、殺害された捜査官・レイの婚約者・南空ナオミと出会う。ナオミはバスジャック事件がキラの仕業だと考えていた。この話を聞いた月は、巧みな話術でナオミの本名を聞きだし、ナオミさえも始末する。一方Lは、レイの不審な死から、北村家と夜神家に盗聴器と監視カメラを仕掛けた。しかし、月は部屋に誰かが侵入した形跡からそれに気付く。
2人はカメラを通じて静かな戦いを繰り広げる!カメラを前にしても一向にボロを出さない月。
大学生となった月。Lは、月の動向を探る為、月と同じ大学に入学する。そこで自ら「わたしがLです」と名乗り、月に揺さぶりをかける。その頃、TV局に「キラ」からのメッセージが届き、その内容通りに出演者が死んでゆく。この惨劇を止める為、月の父がTV局に突入を計る。そして明かされた衝撃の事実!この事件の首謀者は月ではなく、「第2のキラ」であった!
月とL。各々の思惑が絡み合う中、共に「第2のキラ」事件捜査を開始する。月は「第2のキラ」を見つける為、Lは月を監視する為に・・・。「第2のキラ」から送られてきたメッセージの真意に気付いた月は、青山で接触を図るも逆に「第2のキラ」ミサに発見されてしまう。その後、家に押しかけてきたミサは、月に協力する事を約束。そして月は、ミサに憑いている死神レムを使い、Lを殺す決心を固めた。死神の目を持つミサがLと接触した事により、Lの死を確信した月だったが、Lはミサを「第2のキラ」容疑で確保。追い詰められた月が取った行動は、自ら監禁を望む事だった!
そして月は遂に死神リュークにデスノートを捨てる事を告げた。デスノートに関する一切の記憶を捨てた月。月の思惑とはいったい・・・?
新たなキラが暗躍し始めたのを切っ掛けに監禁生活を解かれた月とミサ。Lと手錠で繋がれたまま新たなキラを追う月。新たなキラは大企業ヨツバグループの中にいることを突き止め、調査の結果8人までに絞られた。ヨツバキラを探る為、ミサをヨツバに潜入させるが、そこでミサは死神レムと接触!キラが火口である事を知る。その事実を月とLに知らせようと単独調査をするミサ。決定的証拠を見つけ、2人はキラ=火口と断定!逮捕に向かうが火口を包囲した時、L達にノートと死神の存在がバレてしまう。だが、デスノートに触れた時、月の記憶が蘇る。そしてその場で火口を殺害!
その後、死神レムの取調べからは有力な情報は得られなかった。
ここまでの状況を全て予想した上でノートを捨てた月であった。そして、次なる策、L殺害に着手。ミサの月への愛情、死神レムのミサを想う気持ちを利用する。ミサに再び「第2のキラ」容疑が掛かるよう、ミサを誘導し、死神レムの手によりLを殺害することに成功・・・。月の勝利である。
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