the pillows アルバム・レビュー

19910621moon_gold250x250「MOON GOLD」(1991)

得点:30点

※得点はあくまでthe pillowsの他の作品と比べての個人的得点である。50点を平均に(50点で普通に良いアルバム)参考にして頂きたい。

記念すべき? メジャー・デビュー・アルバムであり、不遇の時代の幕開けとなった作品。とにかく売れなかったそうである。ファン歴13年の私ですら購入を躊躇っていた作品で、実際にこのアルバムを購入したのはつい1年くらい前のことである・・・。って言うか、売ってるのを見たことが無かったし、買おうという気もなかった作品である。

アルバムジャケ写でもお分りの通り、当時のピロウズは4人組のバンドであり、バンドのリーダーは上田ケンジ氏である。

意外とパンキッシュなイメージのアルバムだが、とにかく酷い・・・。何が酷いかと言うと、山中さわお氏の唄が酷い・・・。わざと?ってくらい下手である。故にパンキッシュなのだが・・・。コアなファン以外は購入する必要の無いアルバムだろう。故に30点と低目評価の作品である。

19920521white3250x246「ホワイト インカーネーション」(1992)

得点:20点

やはりと言うか、さわお氏の唄が酷い作品である。表現力って言葉が見当たらないくらい酷い歌唱である・・・。曲自体は悪くないので、やはり演奏と歌の酷さが残念な作品だろう。「MOON GOLD」同様、買う気の無かった作品だが、偶然立ち寄った中古CDショップで見かけ、初期作品をまとめて入手してしまった・・・。コアなファン以外には無用の作品だろうし、コアなファンの私でもコレクション以外に持ってる理由が見当たらないくらいの作品である。

19940702kool1「KOOL SPICE」(1994)

得点:25点

バンドリーダー上田ケンジ氏の脱退、レコード会社の移籍と、解散寸前まで落ちていたピロウズが起死回生を図って大失敗した作品である。ただし、前2作より確実に楽曲は良くなっている。音と歌唱が良ければ聴ける作品だろう。パンキッシュなイメージは無くなったが、さわお氏の表現力の無い歌が残念である・・・が、私的名曲「NAKED SHUFFLE」はこのアルバムに入っているのだ。この楽曲を聴くと、この頃から現在のピロウズのスタイルが生まれ始めていたのかもしれないなんて勝手に思ってしまう。ただし、コアなファン以外には不要の作品であることには変わりない。

ちなみに、この作品から「第2期ピロウズ」と呼ばれるのだが(第1期は4人組時代)、次作で第2期は早々に終わってしまうのである・・・。

19950324living1250x250「LIVING FIELD」(1995)

得点:30点

第2期ピロウズの最終章となる作品である。楽曲は・・・いわゆる売れ線狙いのお洒落なサウンドにシフト。そして大コケした・・・。楽曲は悪くないが、やはり・・・さわお氏の唄がイマイチだと感じる。それでもグッと最近のピロウズに近い唄い方になっている。

まあ、初期の4作品は「まったく売れなかった」作品なのだが、正直、売れなくて当然だと納得してしまうくらい出来が悪いだろう。楽曲が悪いのではなく、サウンドが悪いように感じる。特に山中さわお氏の歌唱力(歌唱法)に難ありである。

LIVING FIELDに関して言えば、お洒落にしようとし過ぎてズッコケた感が強いだろう。

そしてこの後、彼らが絶対の自信を持って発表したシングル「Tiny Boat」が大コケして、インディーズへ後退寸前まで追い込まれてしまうのである・・・。

アルバム未収録楽曲「僕でいられるように」「Tiny Boat」「パトリシア」・・・パトリシアは後に別ヴァージョンが「LITTLE BUSTERS」に収録されるが、まったくの別物に聴こえる一品である。

19970122lostman「Please Mr. Lostman」(1997)

得点:60点

どうせ売れないのなら、レコード会社の意向なんて無視して自分たちの演りたい音楽を演って、メジャーシーンから撤退しよう・・・と、そんな気持ちで自分たちが本当に演りたかったサウンドをぶっ放したピロウズ。

第3期ピロウズのスタートである。

アルバムはそれなりに話題となり、それなりに売れ、メジャーシーンにしがみ付くことになった真の意味での記念碑的作品。ピロウズ・ファン・・・バスターズたちの中にはこの作品をベストだと言う人も多いだろう。事実、渾身の作品なのだ・・・が、現在のピロウズに比べて作風は無骨な印象である。

前4作とは明らかに作品のレベルが違うし、何より山中さわお氏の歌の表現力というか・・・迫力が格段に高い。これこそ私の知ってるピロウズって歌唱法である。10年以上前の作品だが、今でも充分聴ける作品だと思う。

・・・そして、ここから山中さわお氏が天才ミュージシャンだという真の実力を発揮しはじめる。それがシングル・カップリング楽曲の存在である。この時期には「Yellow Beans」「FAKIN'IT」「Spiky Goose」「When You Were Mine」「レッサーハムスターの憂鬱」「Going Down」と、6曲ものアルバム未収録楽曲を発表している。

19980221little1250x250「LITTLE BUSTERS」(1998)

得点:70点

これぞthe pillowsだと世間に知らしめた名盤だろう。ポップでロックでノイジーなサウンドの登場である。ピロウズ節と言われる「アウイエイ」歌唱も登場。イキナリ1曲目は英語の楽曲で始まり、まるで洋楽レベルの作品である。アルバム収録曲ほぼ全てが名曲で、ヒット曲は無いが名曲が多いバンドとして評価される由縁である。

アルバム未収録楽曲「Cherry」「STALKER GOSE TO BABYLON」「Beautiful Picture」「プラスチックフラワー」

19990122runners「RUNNERS HIGH」(1999)

得点:70点

前作「LITTLE BUSTERS」を更に突き詰めた印象の名盤。ピロウズ節を決定付けた名曲「NO SELF CONTROL」を収録。サビの歌詞に「アウイエイ」が連発される・・・。楽曲的にはパンキッシュな作風から、「Please Mr. Lostman」テイストのもの、泣きのバラード、インスト曲、英語曲とバラエティ豊かだ。だが、シングル楽曲の「NO SELF CONTROL」と「インスタント・ミュージック」が余りにも名曲すぎて、他の楽曲が喰われた感がある・・・。

アルバム未収録楽曲「Wonderful Sight」「Nightmare」「Ninny」

19991202happy250x250「HAPPY BIVOUAC」(1999)

得点:75点

前作「RUNNERS HIGH」からわずか10ヶ月で発表された新作。前作を更にポップにし、さらにサウンドを分厚くした印象。このアルバムに収録された楽曲がアニメか漫画の中で取り上げられ、つい最近再び脚光を浴びた作品である。名曲揃い。だが・・・なぜか個人的には不穏で重苦しさを感じる作品である。

シングル「カーニバル」は楽曲もさることながら「プロモーション・ビデオ」がひたすらカッコ良いっ!

私的には、「Please Mr. Lostman」~「HAPPY BIVOUAC」までがひとつの括り的な扱いになってしまっている。ってのはこの後にベスト・アルバムが発表されたからだ。

アルバム未収録楽曲「Curly Rudy」「Come Down」「She is perfect」「Sleepy Head」

20010207fool250x250「Fool on the planet」(2001)

得点:90点

初期の作品から、この時点での最新シングル「I think I can」と、新曲「Fool on the planet」を含んだベスト・アルバム。わたし的にベスト・アルバムをここまで評価できる作品は初かもしれない。

とにかく秀逸なのは2000年に発売された「Ride on shooting star」と「I think I can」の2曲である。それまでの無骨な感じを完全なポップ・ロックへと昇華させている。それでいて独特の世界観をも構成したシングル作品なのだ。ただ、残念だったのは・・・こんな良い曲を唄うバンドの知名度が低かったことだ・・・(2001年当時)

ピロウズ初のベスト・アルバムの今作には・・・不遇時代の最初期の楽曲はほとんど収録されていない。私が「NAKED SHUFFLE」を聴いたのもこのアルバムが初めてだったが、なぜ他の曲が収録されなかったのかと言いのは、初期作品を聴けば納得である・・・。収録しなくて正解である。

アルバム未収録楽曲「Skeleton Liar」「Subhuman」「We have a theme song」「Scent of sweet」は全て2000年に発表されたシングルのカップリングだ。

20011031smile250x250「Smile」(2001)

得点:75点

ベスト・アルバムを挟んで(実際には同年に発売だが)発売された作品は、これまでの「LITTLE BUSTERS」を更に進化した・・・とはまったくの別物になっている。

「LITTLE BUSTERS」の進化とは悪い意味ではなく、バンドの音楽的方向性を進化させるという意味だ。そういう意味で、この作品でピロウズは今までの殻をぶち破ったと言えるだろう。

ポップ・ロックではなく、ガレージ・ロック的なアプローチと言えばいいのだろうか? とにかくサウンドが荒く、そのせいで楽曲も荒削りなパンク風に聴こえてしまう・・・。しかも今回はシングル楽曲を一切発売していない。シングル曲の無い邦楽アルバムである・・・が、収録曲の全てがシングル曲に匹敵するクオリティである。

にも関わらず、得点が75点なのは・・・音の粗さに-10点したからだ。

アルバム未収録楽曲は・・・シングル発売が無いので無し。

20021023thankyou250x250「Thank you, my twilight」(2002)

得点:90点

初聴きした時、鳥肌が立ったくらい素晴らしい出来のアルバムだ。とにかく捨て曲が一切無い。収録曲のクオリティも楽曲の並びも全てが最高の作品だろう。冗談ではなく、本当にっ!

なぜこのバンドが売れないのかっ!って本気で邦楽の在り方を嘆きたくなった。

楽曲的にはピロウズお約束?の英語曲で始まり、ポップ・ロック、パンク・ポップなナンバーが立て続けに展開されていくのだが、「白い夏と緑の自転車、赤い髪と黒いギター」のようなそれまでに無かったタイプの楽曲なんかも披露している。またひとつ、殻をぶち破った感が強いアルバムである。

20021023another250x250「Another morning, Another pillows」(2002)

得点:40点

「Thank you, my twilight」と同時発売されたアルバム未収録曲を集めた2枚組の裏ベスト・アルバム。

今までのアルバム・レビューで書いてきたアルバム未収録楽曲は殆どここに収録されることとなる。・・・が、あくまで企画物アルバムである。楽曲自体は悪くないのに曲の流れや構成がまったくダメダメなのだ。まあ、シングル・カップリング集なので仕方ないだろう。はっきり言って、シングルのカップリング曲を寄せ集めたら失敗するって例の代表ではないだろうか?

20031106penalty250x250「ペナルティーライフ」(2003)

得点:80点

もはや止まるところを知らない・・・と言いたくてたまらないくらいにクオリティの高い作品だが、やはり相変わらずの知名度の低さである。前作「Thank you, my twilight」 と同様、捨て曲が無い+新たな試みの楽曲など、攻めの姿勢を崩さない姿は流石っ! 12枚目の作品にしてここまでの凄さって類を見ないのではないだろうか?

前作「Thank you, my twilight」より得点が低いのは、アルバムの流れの問題だけである。「ロンサムダイヤモンド」や「昇らない太陽」など、いつもよりルーズで重い楽曲が挿入された分、一気に最後までって流れが止まってしまった・・・ただそれだけ。

ちなみに楽曲表記は無いが、シークレットトラックとして「僕はかけら」というインディーズ時代の楽曲セルフカバーが収録されている。オリジナルは聴いたことはないが、原曲に忠実に演奏しているそうで、かなりカッコ良い曲である。

シングル「ターミナル・ヘブンズ・ロック」のPVにサポート・ベーシストが参加しており、4人編成のピロウズの姿を見ることができる。・・・がなにか違和感を感じた。

ちなみに余談?だが、「LITTLE BUSTERS」以降ずっと続いていた、ジャケット裏面の英語での楽曲表記はここで一区切りである。例えば・・・「昇らない太陽」はジャケット裏には「The sun that will not rise」と記載されている・・・。どうでもよい話である。

アルバム未収録楽曲「Sick Vibration」「OVER AMP」

20040623turn250x250「TURN BACK」(2004)

得点:50点

デビュー15周年を記念して発表された6曲入りセルフカバー・ミニ・アルバム。15周年を記念してるわりには人気の高い楽曲のカバーではなく、最初期の良い楽曲をカバーしてるところがピロウズらしい。インディーズ時代の楽曲やデビュー当時の未発表曲などが聴けるのは嬉しい。

流石と思うのは、このレビューでも書いているが・・・最初期の山中さわお氏の歌唱力の低さでダメダメだった楽曲が、2004年のピロウズが演奏すればそれなりにカッコ良い楽曲に聴こえるということだ。ぜひ、今後も最初期の曲はセルフカバーで演りなおしていただきたい。ただし、やはり2004年時点のピロウズ楽曲が凄すぎて・・・過去の楽曲にパワー不足を感じるのは否めないとこだろう。

20041103good250x250「GOOD DREAMS」(2004)

得点:75点

悪いアルバムではない。得点は75点と低いように感じるかもしれないが・・・私基準では50点を平均レベルに設定しているだけのことだ。各楽曲のクオリティは相変わらず高く、新しい試みの楽曲も有る。新しい試みの楽曲は最近(2012年現在)のピロウズに通じるオルタナティブ・スタイルと、「その未来は今」のようなストレートなロックタイプのものだ。前作、前々作と比べて地味な印象が強いのはオルタナティブ・タイプの楽曲の影響だろう・・・これについては、もう少し後で自分的解釈を紹介したいと思う。

当時、もう少し勢いのあるロックな作品を期待していたためにオルタナティブ楽曲に違和感を感じたのは確かだ・・・。

アルバム未収録楽曲「Beehive」「Heavy sun (with baby son)」

20060112myfoot250x250「MY FOOT」(2006)

得点:100点

山中さわおのサイド・プロジェクト「THE PREDATORS」のミニアルバムを挟み発売されたキング・レコード時代最後のオリジナル・アルバムにして私的最高傑作のアルバム。 the pillowsの全てが詰まっていると言うと言い過ぎな気もするが、あえてそう言いたくなるくらいに最高の作品だと思っている。

前作で打ち出したオルタナティブ路線は影を潜め、ストレートなポップ・ロックの応酬である。楽曲クオリティがずば抜けて高く、楽曲の流れも最高である。この作品で唄われる楽曲にはとにかく影響を受けまくった・・・ってまるで中二病のようであるが・・・。

iTunesのプレイリストにピロウズの好きな曲を集めると、このアルバムの曲はほとんど入ってしまうってくらい捨て曲が無い。

アルバム14枚目にして過去の作品全てをねじ伏せるだけのクオリティも持った作品を出せるって・・・ピロウズってバンドはまさに「天才集団(2001年のベスト・アルバムの書かれたキャッチコピー)」って呼び名に相応しいバンドなのである。

アルバム未収録楽曲「HEART IS THERE」「MY GIRL (Fiction Version)」「Slow down」「ワカレノウタ」

20070502wakeup250x250「Wake up! Wake up! Wake up!」(2007)

得点:75点

ピロウズが新しく移籍した先がエイベックスだと知った時は心底不安になってしまった・・・。ピロウズとエイベックスという組み合わせが水と油のように感じたからだ。ピロウズの音楽性がエイベックス系になったらどうしよう・・・。が、そんな不安を吹き飛ばす作品の発表で一安心。

雰囲気的には「LITTLE BUSTERS」の流れを汲みつつオルタナティブ要素を取り込み、サウンドがより洗練された感じだ。それまでのノイジーさが薄くなった分、各楽曲は聴きやすいものになった。

エイベックスに移籍したことについて山中さわお氏が・・・キング・レコード時代にはできなかったことが出来るのは嬉しい的なコメントをしていたように記憶している。どうやらプロモーションや宣伝にお金を掛けれるようになったのが良かったようだ。実際、この作品から以降、シングル・アルバム共に初回盤にはDVDが付くようになっている。

アルバム未収録楽曲「BOYS BE LOCKSMITH」「つよがり」。ちなみに「つよがり」はミスチルの楽曲のカバーである。

20071114lostman_go_to250x227「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」(2007)

得点:90点

ファンの間では賛否両論(内容ではなく、発売自体に対して)あるだろうが、キング・レコード在籍時の全シングルとPVが収録されたCD5枚+DVD1枚のボックス・セット、限定発売。

内容は素晴らしい・・・というか、入手困難な楽曲を全てセットにして、しかもリマスターを施して発売って、全57曲です。そのボリュームだけで90点。

この作品が出た時、ファンの間からは「金儲け主義に走った?」なんて辛口意見も出たが、わたし的には純粋に嬉しい作品だと思った。これはアルバムではなく、今までのピロウズの活動をまとめたメモリアルな作品集なのだ。

ちなみに・・・ピロウズの作品は(このボックスも含め)、「LITTLE BUSTERA」以降、ほとんど録音レベル(音の大きさ)が同じで、iTunesに入れても音量の大小が気にならないのである。

この作品では全楽曲にリマスターが施されているが、私的にはリマスターは不要だったように思う。第3期ピロウズのサウンドは「それで完成」されているのだ。はっきり言って、リマスターされたことで楽曲の迫力が損なわれたものが多いように思う。

でもまあ、初期の楽曲のシングル・ヴァージョンや洋楽のカバー曲なんかも聴けるし、ファンなら持っていたい一品である。何てったって、ピロウズの曲はカップリングが素晴らしいから。

20080625pidepiper250x250「PIED PIPER」(2008)

得点:70点

初めて聴いた時、「???」と思ったアルバムだ。明らかにそれまでの作品とは色が違う・・・。当時はそれが何なのか理解できていなかったが、今になって思うと、それが最近のピロウズの特徴であるオルタナティブ・サウンドの始まりだったように思う。

キング・レコード時代の無骨感は無くなり、作り込まれたサウンドが多くなった印象だ。当時はエイベックスに移籍した弊害だと思ったものだ。やっぱりエイベックスでは無骨なロックは制限されるのか?

ピロウズの言うオルタナティブ感覚を説明するのは難しいが、例えば「パープル・アップル」のようなフワフワ・スカスカ感覚がそれなのだろうか? 骨太で分厚いサウンドとは明らかに別物だ。

・・・が、これはこれで嫌いではないのも事実。ファンの中には過去の作品と比べて駄作を量産するようになったなんて厳しい意見をする方もいるが、この作品は決して駄作ではないだろうし、感じ方は人それぞれなのだろう。

楽曲単体ではなく、アルバム全体として聴くのが正しい聴き方のように思う。

アルバム未収録楽曲「And Hello!」「Go! Go! Jupiter」。珍しくカップリング曲からアルバムに楽曲が収録されたのは・・・曲が足りなかったのか?

Avcd23872_s250x250「Rock stock & too smoking the pillows」(2009)

得点:50点

結成20周年記念の一環で発売されたエイベックス用ベスト。同時発売としてキング・レコード時代ベストも発売されている。キングレコード時代ベストは未購入だが、2001年の「Fool on the planet」と楽曲の被りが無いのは流石のひと言である。

エイベックス用のこちらの作品は、エイベックス移籍後の2作品と、過去の楽曲のセルフカバーで構成されている。多分、版権の問題など大人の事情が絡んだ販売形態だろう。やはり目玉はセルフカバーの楽曲群だが、「TURN BACK」とは違い名曲ばかりをカバーしたのがファンにどう受け取られたか・・・である。私的には・・・「サリバンになりたい」以外はどうでもいいって感じ。しかし、ただ昔の楽曲を入れるのではなく、セルフカバーというスタイルをとった辺りは手抜きしない感があってピロウズらしいと思う。新曲「1989」も切なくて良い仕上がりだが、エンディングがフェード・アウトするのがいただけない。ピロウズ的にはきっちり最後まで占めてライブ的な終わり方にしてほしかったと思う。

Ooparts250x250「OOPARTS」(2009)

得点:60点

前作同様、悪いアルバムではないのだが、どこかパワー不足が否めないアルバムだと思う。全体的にロックなのだが大人しい印象だ。キング・レコード時代の骨太で無骨なロックではなく、繊細なロックといったところだろう。

このアルバムに収録された「雨上がりに見た幻」は第3期の初期の名曲「ハイブリッド・レインボー」の続きだそうだ。

この頃、ピロウズは母体バンド以外の活動も活発で、山中さわお氏の別バンド「ザ・プレデターズ」や初ソロ・アルバムの発表などが続いていた。ピロウズが繊細なロックにシフトしても、ザ・プレデターズでは相変わらず無骨な爆音骨太ロックをかき鳴らしていたり、ソロでは更に繊細な楽曲を演じたり・・・私的には「今のピロウズは繊細に作り込んだ音を追及している時期」と勝手に納得していたりした・・・。

残念ながら、何度も繰り返し聴きたいとは思えなかった作品である。

アルバム未収録楽曲「ファイティングポーズ」

News_avcd382001「HORN AGAIN」(2011)

得点:60点

まるで新人バンドのようにフレッシュなサウンドの作品・・・。と言えば聞こえはいいが、捻りの無いシンプルなアルバムとも言える。

最近のピロウズには珍しくアップテンポな楽曲が多いアルバムだ。やはり、悪くない作品なのだが、だからと言って良いわけでもない・・・。

これは「PIED PIPER」 以降の3作品に共通して感じることなのだが、アルバムとして何度も聴きたいと思えない・・・ということだ。アルバム全体が単調?すぎて途中で飽きてしまうのだ。もしくは・・・昔のプログレのように纏まりすぎてて疲れるのか? でも、曲単体になると普通に聴けてしまうのだ。

例えば、iPodにピロウズの楽曲を全部入れてシャッフルして聴くと、過去の曲と最近の3作とも普通に聴けてしまうのだ。なのにアルバムになると・・・全部を何度も聴く気にさせてもらえない・・・。不思議だけど、そうなのだ。

で、個人的な事なのだが、ここで紹介しているピロウズの楽曲は全てiPodの中に入っている。当然シングル曲も全て持っている。

今回のアルバム未収録楽曲「Rodeo star mate」「Split emotion」「Gloomy night」をそれぞれのアルバム収録シングルの後に入れて「HORN AGAIN」として聴くと・・・普通にアルバムが聴けるようになったりするのである。

もしかしたら、最近のピロウズは敢えてメリハリの無いトータルアルバムを作っているのだろうか?

Avcd38404b250x250「トライアル」(2012)

得点:75点

久しぶりにthe pillowsのアルバムを聴いたという気にさせてくれる作品だ。購入してすでに4回は通して聴いた・・・で、そろそろ飽きてきた。飽きてきたというのは、アルバム全体通して聴くのに飽きたので、iPodのピロウズ全曲コレクションに入れて聴こうって意味の飽きてきたである。

多分、またすぐに思い出したようにアルバム単体で聴きたくなるだろう・・・。

「トライアル」については、初聴き後にすぐレビューを書いたのだが、その時に言った「どう表現していいかわからない」的な部分が何となく見えてきたので、そこんとこも書かせて頂きたいと思う。

まず、今回の作品は過去3作に比べて全体の骨太感が戻っているということだ。そしてその骨太感の上に最近のピロウズ的繊細サウンドが乗っているのだ。だから、昔っぽいのに新しいピロウズに聴こえるのだ・・・もちろん私個人の意見である。

そして、この「トライアル」を聴いて以来、ずっと探しているのだが(もちろんピロウズの楽曲の中で探しているのだが)、「Rescue」を聴いた時に感じた「どこかで聴いたことある感」の正体である・・・。山中さわお氏の手癖とうか、メロディ癖というか・・・どこかで聴いたことある感が拭えないのだ。

実は・・・この感覚は初めてかもしれない。確かに20年以上、同じ人物が作詞作曲やってるバンドなので似たような曲も多いだろうが・・・ここまで「どこかで聴いた」と感じた曲は初めてなのだ。別に悪く言ってるのではない。ただ気になっているだけだ。

今回の作品・・・某通販サイトでの評価も高く、楽曲ごとのクオリティが戻ったうんぬん・・・書いていたが、私的には楽曲のクオリティではなく、アルバムのバラエティ感が戻ったと言いたい。曲自体、そこまでずば抜けたものは無いのに、何度も聴きたくなるパワーがあるのだ。これは第3期初期の頃に似ている。全体的なオルタナティブ感も薄い。

と、ファンとして絶賛するアルバムだが、今からピロウズを聴こうって方にはお勧めしたくないアルバムかもしれない。

更に言うなら、某通販サイトのレビューは評価が高すぎるのだ。って言うか・・・ファンの書き込みが多く(当たり前だが)、知名度の低いバンドなのでアンチの書き込みが少なすぎるのだ・・・。これ、ピロウズの特徴である。バスターズ(ファン)はピロウズ信者なのだっ! そして私もバスターズなのだ。

冷静になって考えるなら、ピロウズらしいアルバムってことは・・・大衆受けし難いアルバムってことなのだ。特に今回の歌詞は・・・前3作のようにはいかないだろう。だからこそ、ファンの私は「エネルギヤ」を聴いて涙したのかもしれない・・・。

これからピロウズを聴こうって方は、「Fool on the planet」「Once upon a time in the pillows」「Rock stock & too smoking the pillows」の3ベスト・アルバムを聴いた後に各アルバムを聴いてもらいたい。

できれば・・・「Please Mr. Lostman」から以降を順に聴いていただきたい。これは「そうじゃないとピロウズの良さが分からない」とかそういうことではない。彼らの作品をより楽しむために・・・である。他の楽曲に、過去の作品が歌われているのである。

「勇敢なカメレオンが捨てた羅針盤を睨んでた」ってのは、ストレンジ・カメレオンが捨てた羅針盤であり、「どこにいてもミスキャスト、ひとり言が増えたロストマン」とは、Mr.ロストマンである。ファントム・ペインでは過去の自分たちを皮肉ったり・・・彼らが売れなかった過去と這いあがてきた名曲たちを知ってれば、山中さわお氏が歌詞の中で唄ってる(皮肉ってる)ことが理解しやすく、歌詞の意味が理解しやすいのだ。

・・・決して、ピロウズのアルバム売上を伸ばすための布教活動では・・・ない・・・ってことにしておいて下さい。申し訳ない・・・。

アルバム未収録楽曲「Good bye present」「BLOCKHEAD」「ハイキング」

ちなみに、今回のレビューは私が実際にCDを持っていて聴いたものだけをレビューしています。インディーズ時代や初期のアルバム未収録曲は・・・各自で詳しく調べて下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

the pillows 18th アルバム トライアル 発売!

the pillowsの18枚目の新作「トライアル」を購入した。

ここ最近の彼らの作風に不満を感じていたファンには久々の良作ではないだろうかって感じの作品である。まあ、傑作ではなく・・・あくまで良作と言っておきたい、今のところ。

だって、今日、仕事帰りに購入して1回通して聴いた程度だもの。

でも、久しぶりにスキップすることなく最後まで聴いたアルバムである。

特に前半の5曲は圧巻である。

もちろん、先行シングル「コミック・ソニック」「エネルギヤ」が含まれているので当然なのだが、かなりバラエティ豊かな流れの前半5曲である。最近のピロウズとさわお氏のソロが合体して、昔のピロウズが顔を覘かせた・・・みたいな感じだ。

さっぱり何がいいたいのか理解不能だろう・・・。申し訳ない。

まだぐっと聴き込んでいないので、今後の投稿で別のことを言いだすかもしれないが、あえて書かせていただくなら・・・ピロウズがエイベックスに移籍してからの4作に共通する「フワフワ・スカスカ」した感覚が少なくなっているように思う。

キング・レコード後期のポップ・ロック・グランジ・オルタナまではいかないが、それでも、ある意味、初期の頃の作風が戻っているように感じる・・・と言っても、サウンド自体は現行のピロウズ・チックなのである。

つまり、何を言ってんだこんちくしょうって感じなのだ。上手く表現できないような第一印象だってことだ。新しいピロウズなのに、昔っぽくもあり、最近の雰囲気が払拭されたのだが、最近のサウンドなのだ。

私が前作「ホーン・アゲイン」を聴いて思ったのは・・・もうちょっとピロウズらしい捻くれた感覚と厚みが欲しいってことだったが、今作に対しては、そんな不満を感じなかった。多少「えっ?」て思うようなアレンジはあるものの、山中さわお氏のソロを聴いていたので「ああ、さわおソロ的」って思う程度である。

楽曲的には過去のシングル・カップリング曲の作風を思わせるものもあったりするし、先行シングルに引けをとらないアルバム曲ばかりだと思う。

ただ、やはりちょっと残念なのは・・・シングルも含め、最強のキラーチューンが見当たらないことだ。過去の名曲と比べると・・・「う~ん・・・」ってなるってことだろう。

まあ、まだしっかり聴き込みしてないので・・・あくまでファースト・インプレッションでの意見だと思って軽く聞き流していただきたい。

ただしっ! 結成20年以上で18枚目の作品にしてこのパワーと楽曲クオリティとエイジレスっぷりは・・・流石に天才集団ピロウズだと脱帽・・・いや、さらにファンになっちゃうってとこなのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年 新春

あけましておめでとうございます

ことしも勝手気儘なSTRAY BLUESをよろしくお願いしますgood

| | コメント (0) | トラックバック (0)

R.E.M. グレイテスト・ヒット ラスト・アルバム

97large『世界で最も重要なバンド』と言われたロック・バンド、R.E.M.(アール・イー・エム)が突如解散を発表したのが今年の9月のこと・・・。31年のキャリアに終止符がうたれることになった。

そして、12月21日(日本盤)に発売されたベスト・アルバムを最後に、本当にR.E.M.は終了してしまったのである。

【グレイテスト・ヒット】である。多分、80~90年代の洋楽を聴かない方はR.E.M.を知らないのではないだろうか?グレイテストなのに知ってる曲が殆ど無いヒットである。それくらい、日本での知名度は低い(と言われてる)バンドなのだ。

実際、私がR.E.M.を聴きだしたのも90年代初頭、カート・コバーンがリスペクトしてるバンドという理由だけだった。それでも20年以上彼らのファンをやっていることになるのだが・・・。それくらい、聴きだしたきっかけは他のバンドの影響なのだが、今ではそれらのバンドを凌ぐくらいに大好きなバンドのひとつである。

90年代は、とにかく聴き狂ったバンドのひとつだ。

オリジナル・アルバムは当然全作品持っているし、IRS時代の初期ベスト、2枚組のベストはもちろん、ワーナー時代のベスト、ポップ・ゲーム・ボックスにオートマチック・ボックスなどというレア曲満載のシングル・ボックスまで買い漁ったバンドだ。

90年代後半に、ドラムスのビル・ベリーが脱退してからは・・・いまいち好きになれなかったが、ここ最近の作品は私的には『最高傑作』と呼びたい作品が連続していた。

・・・これに関しては、最高傑作ではないという手厳しいコメントもいただいたが、20年以上彼らの楽曲を聴き狂い、ファンをやってる自分が最高だって思った作品なので最高なんだって思わせていただきたい。その方曰く『毒気が無い』とのことだが、私は残念ながら英語の歌詞を深く理解できるほどの頭脳がないので『何に対して毒気が無いのか』分からないのが悔しい限りだ・・・。

あの超ポップ楽曲満載のグリーンが実は『最も政治批判の強い毒気満載作品』だって、そんなことやっちまうバンドなので、楽曲がポップだとか単調だとかの理由で『毒気が無い』なんて思われていないことだけを願いたいものだ。

まあ・・・R.E.M.も50越えのオヤジたちなので、流石に全盛時の彼らのように、またはシド・ビシャスやルー・リードやイギ―・ポップのような『毒気』は無いだろう。って言うか・・・50越えてそんな毒気をまき散らしたら・・・時代錯誤のLAメタルって感じで痛いだけだろう。※ビンス・ニールがモトリー・クルー脱退をマジ検討中って本当か?・・・

あのマリリン・マンソンですら最近は毒気が抜けているし・・・正直今のわたしのヘビーローテーションは90年代全盛時代の『ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン』や『ソニック・ユース』、『ランシド』辺りだし・・・ランシドに関しては最近のPV見ると悲しくなるくらい『おっさん』だし・・・。ホント、ぐっとのめり込んで聴きたい『新しいバンド』ってなかなか無くて困っているのだが・・・。

ちなみに、私はR.E.M.の本当の最高傑作は『ドキュメント』だと思っている。他の最高傑作ってのは・・・何度も聴けるアルバムって程度に捉えていただきたい。

で、結局・・・何が言いたいのかっていうと、R.E.M.のベスト・アルバムは記念碑的な作品であって、特に何の感動も無いまま、消化不良な感じってことである。

今後は・・・多分出るだろう・・・リマスター作品に期待したい。

今回のベストで唯一良かったのは、初期楽曲のリマスター音質だけであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

the pillows 34枚目のシングル エネルギヤ

Thepillows1 別に名曲ってわけでもなく、メロディが秀逸なわけでもない。ピロウズにしては、どちらかと言えば単調で捻りの無い楽曲・・・

でも、CDを再生してさわおさんの唄が始まった途端に、目頭が熱くなって、涙が溢れてきました・・・不覚にも。

これぞピロウズのラブソング。

もう、切なくなって堪らないって・・・そんな歌詞。

『キミは誰かのものになったけど、今も僕を動かすエネルギー 永久に・・・。キミには忘れたい過去だとしても、僕には宝物のエネルギー 永久に、永遠に・・・』

以前に彼らの楽曲「MY GIRL」を聴いて以来の、背筋がゾクってきた歌詞のエネルギーです。

「MY GIRL」では『どこかで誰かと笑っているのなら、それでかまわない・・・なんて思えない』って、妙にリアルな男の本音に涙してしまいました。

最近の邦楽の『造られた売れるフレーズ』とは違うリアルな響き。

来年発売されるニュー・アルバムが楽しみだ。

さわおさんの歌詞って、どうしてこんなにリアルに響くのだろう?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

DVDの動画をブルーレイにまとめてみよう 第2回

さて、前回投稿したDVD動画をブルーレイにまとめてみようの続報・・・というか、新たな手法(?)である。

前回の記事で実際に質問をいただいた『チャプタ―機能が無くなるのか?』について・・・前回の方法では・・・無くなるのである。※前回記事をご確認いただきたい・・・申し訳ない。

だが、今回の方法では・・・『無くなるが付けることができる』のである。理論上は・・・。

理論上というのは・・・これまた申し訳ない話だが、最終的にブルーレイに焼いて試していないからである。

なぜなら、ブルーレイディスクが手元に無いからである。

だったら試して投稿しろよっ!

って、お怒りの声が聴こえてきそうだが・・・それは完全無視・・・じゃなかった、真摯に受け止めていきたいと思う。まあ、1秒でも早く、この便利な方法をみなさんにお伝えしたかった・・・せっかちスターダスト君に免じて許していただきたい。・・・ダメ?

ただし・・・今回の方法は、今までこのSTRAY BLUESがコンセプトにしてきた『アナログ人間でも理解る』という部分から多少外れてしまうのだ。『無料で』というコンセプトは守られているのでご了承願いたい。

って言うか・・・ぶっちゃけぇ~って死語(?)を使うことが許されるなら、スターダストにとっては『ぶっちゃけ誰でも理解るでしょ?』ってくらいの内容なのである。

ただし・・・私は仕事で15年以上MACを使い、同じくらいの年数ウィンドウズも使い・・・周囲の仲間から『これは・・・どうすればいいの?』って先生的に質問される立場で、PC不得手な新人ちゃんを見て『幼稚園児に教えるようだ・・・』と感じる程度の初心者レベルの人間なので注意していただきたい。

そのレベルを『初心者』と呼ぶことは・・・神が許しても俺が許さないっ! って思う方が居るかもしれないが、わたしは神に知り合いが居ないので許してもらった記憶がないことも付け加えておこうと思う。って言うか、わたしより上の神レベルのPC使いなんて五万と居るってことである。

前置きが長くなったが・・・毎回の事なのだが・・・それを前提に今回の記事を読んでいただきたいってことである。

つまり・・・わたしは『みんな理解してるつもり』で記事を書いてるのに、実は『さっぱり理解らないよ、ちんぷんかんぷん・・・』って状況が発生する可能性が大なのである。

そんな時は、とにかく質問して下さい。

って、それくらい・・・最後まで試す前に投稿したくなるくらい、便利な方法なのである。(理論的に・・・)

では、早速(いや余談が長くなったが)本題に入りたいと思う。

前回の記事で質問のあった『チャプタ―機能が無くなる』についてだが、残念ながら、今回の方法でもそれは同様である。それは・・・手順の問題なのだ。

説明しよう・・・。『アナログ人間にも理解る』つもりの説明である。

例えばDVDに入っている動画、

(大人の事情でそれ以上の詳しいことは言えません・・・お察しください)

これはDVD動画形式・・・。

ブルーレイはブルーレイ形式・・・。

ユーチューブはユーチューブ形式だし、アイフォンはアイフォン形式なのである。

ざっくり言って・・・である。

例えば・・・タイヤが付いてて道路を走れる乗り物・・・、自転車とバイクと自動車とバスとトラックとヤン車・・・大雑把な用途は同じでも、中身はまったく別物だってことだ。

用途である・・・。小回りの利く自転車と車高の低いヤン車・・・100メートル先にあるコンビニに買い物に行くなら、どっちが便利か? ってことだ。

・・・わたしなら、歩いて行く。

って答えた人は、完全無視させて頂きたいのでご了承願いたい・・・。

何が言いたいか・・・理解っていただけただろう(わからねぇ~よっ!)。

つまり、DVD動画とブルーレイ動画は、同じ『動画』でも中身は別物ってことだ。

『動画』って見た目に騙されてはダメってことだ。一夜を共にした女性が翌朝になると別人のようだったって・・・それとは似て非なるものなので注意して頂きたい。※意味が理解らない良い子のみんなはお父さんに聞いてくれよなっ!

ざっくり説明である・・・。

DVDの動画は『VOB』形式である。音声は『MPEG2』形式である。

ブルーレイ動画は『M2TS』形式である。音声は『MPEG2 or H.264』形式である。

……なんじゃそれ? とは言わないで。

これは『』がH2Oなのと同じことである。…決まってるのである。

ちなみに……ウィンドウズ使いの方で『拡張子を非表示』で使ってる方がいると思うのだが・・・標準が非表示なのでアナログ人間の殆どはそうだと思うのだが・・・できれば『拡張子を表示』にしておいて頂きたい。これは・・・言ってしまえば、『水』と表示した文字のあとに元素記号まで表示するようなものだ。

つまり『水.h2o』って表示である。慣れてくると・・・例えば文字が間違ってて『空気』ってなってても・・・『空気.h2o』って拡張子さえ見ればそれが空気ではなく水だってすぐに解るようになる。

実はこれ・・・とても大事なことなのである。

例えば『悪意有るPC使い』が・・・『動画.VOB.exe』って、動画の振りしてウイルスを仕込んだりしてもすぐに見分けがつくのである。ちなみに『exe』ってのは実行ファイルと言ってプログラム(ソフト)のことである。

で・・・これを理解できてる上で、話を進めさせて頂きたい。

チャプタ―が無くなるのは・・・VOB形式のファイルをM2TS形式に変換する際に生じる避けては通れない事象なのであるってこと。DVD動画のチャプター機能を放棄する代わりにブルーレイ形式の動画に変換できるのである。

ただし、今回使用するソフトは・・・チャプターを後から指定する機能が付いているのである。

では・・・紹介しよう・・・ってその前に、今回の変換手順の説明である。

今回の変換は4つの手順から成っている。

この時点で『えぇ~ダメだ』と思った方は・・・市販のソフトを使って頂きたい。たしか・・・1万くらい出すと簡単に変換してくれるソフトがあるようだ・・・。STRAY BLUESのコンセプトは、あくまで『無料で・・・』なのである。申し訳ない。

まず最初は・・・DVD動画をVOB形式のデータとして抜き出す作業だ。

これには『DVD Shrink』を使用する。超メジャーなアングラ・ソフトなので使い方は各自調べて頂きたい。これでDVDからVOB形式の動画ファイルの抜き出しができる。

DVD動画をVOBファイルに抜き出すと、ひとつのDVDから2~4個のVOBファイルが出来るが、それらは全て②のソフトで変換する必要が有るので注意していただきたい。ここは意外と落とし穴で・・・ウィンドウズではどちらを再生しても『最初から再生』されるのだが、実際には長い動画がバラバラに切られている状態なのである。どちらも同じように感じるのは一緒に抜き出される『IFO』や『BUP』というシステム用のファイルが存在するからである。

惑わされないようにしたいのは・・・DVD動画の本当のファイルは『VOB』ファイルで他のファイルは再生システムを構築するファイルだってことだ・・・ざっくり説明である。

XMedia Recoda』を使ってVOB形式ファイルをM2TS形式ファイルに変換する。ネット上に詳細な使い方があるので個人で調べていただきたい。

・・・ただし、わたしがテストして気が付いた点を書いておく。

このソフトは最初に変換する形式と拡張子を指定して変換するのだが、最初に『M2TS』形式を選んだ時点では拡張子が『ts』しか選べないのである。『ts』とは地デジ録画の形式である。これだと・・・なぜか画質が粗いのだ・・・。まったくもって観れたものじゃないってくらい粗い・・・。

で、一度、別の変換形式を選んで(変換せずに)再び『M2ST』を選びなおすと・・・あら不思議? 『m2st』の拡張子が選べるようになっているのだ。※選べない場合はそれを何度か繰り返す。

動画形式を『M2ST』、拡張子を『m2st』に設定したら、今度は音声コーディックを『MPEG4/H.264』に設定する。これは実際に使ってみればわかる。

すると、『動画』ってタブから『ビデオコピー』にチェックを入れていただきたい。※これは上記の拡張子とコーディックを選ばないとチェックが入れられない。チェックを入れると無圧縮の状態で変換が行えるのである。

後は使用説明を見ながら作業を進めるだけである。ちなみに・・・わたしが参照させていただいたのはhttp://www.gigafree.net/media/conv/xmediarecode.html さまのページである。

tsMuxe』でM2ST形式ファイルをオーサリングする。オーサリングとは・・・ざっくり言うと、変換した動画ファイルをひとまとめにするってことだ。M2STファイルをブルーレイ・プレーヤーで観れるようにまとめるってこどですね。そして、このソフトには・・・チャプター指定の機能が付いているのだ。

指定といっても、元のVOBデータにあったチャプター機能を復活させるのではない。

あくまで『新しくチャプター機能を付ける』ってことだ。チャプターしたい時間を指定して・・・例えば『10分』と指定すると、10分おきにチャプターが可能ってことだ・・・チャプターってのは『スキップ機能』のことだ。テレビ番組を録画するとCM部分が飛ばせる、あの機能である。ただし、あくまで『時間指定』なので細かなチャプターは作れない。

実は・・・このソフトは第1回目でも紹介済のソフトだったが・・・第1回目では無残にも失敗してしまっていた。ってのが、ブルーレイの動画形式が『m2st』で地デジが『ts』ってのをイマイチ理解していなかったからだ。このソフトは『m2st』『ts』形式のファイルをオーサリング出来るソフトなのだ。※第1回目ではこのソフトでVOBファイルをオーサリングしようと試みていた無謀なスターダストでした。

③でオーサリングしたファイルを『ImgBurn』を使ってブルーレイ・ディスクに焼く。この際の注意点としてはファイルシステムの設定を『UDF』、『UDFリビジョン』を『2.50』に設定するということだ。

・・・今まで動画やファイルを扱ったことが無い方には「何のことやら? にっちもさっちもどうにもブルドッグ」って感じかもしれないが・・・実は、そんなに難しいことではない。ただ聴きなれないソフトと言葉が並んでいるだけである。

マニュアル・トランスミッション車で坂道発進する際に、ブレーキを離して、半クラッチてアクセルとクラッチのバランスを取りつつ、クラッチを繋いで発進する方が格段に難しいことである。要は・・・『慣れ』なのである。

やる前から『無理』って思う前に、実際に紹介した4つのソフトを使ってみて頂きたい。コーディックやオーサリングなんて意味を知らなくても普通に使えるのである。

数年前は無理だったDVD動画をブルーレイにまとめるって技、今は『無料ソフト』でも出来るようになっているのだ。市販のソフトは・・・上記の4つを一つのソフトでやるとか、そういったものではないだろうか?

フリー・ソフトだってアイデアと組み合わせと使い方次第では何でもできちゃうってことですね。後は・・・やりたいことと探究心のみなのである。

最後に・・・今回テストした動画は16G(全26個)のファイル・・・『XMedia Recoda』での変換に要した時間は『約13分』である。

仕様PCは・・・富士通FMV Win7 メモリ4G の普通のPCである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

椎名林檎の音量均一化

さて、前回も書いたが・・・椎名林檎&東京事変は、アルバム毎に音量にバラつきがあり、まとめて一気聴きがし難いって話・・・。

今回、お気に入りフリーソフト『サウンドエンジン・フリー』で音量均一化を行ったので、ここに書いておこうと思う。

あくまで、私個人の趣味なので・・・ご了承を。申し訳ない。

アルバム名後の数字はサウンドエンジンの音量増減量である。

無罪モラトリアム(リマスター盤)+2

Dear Yuming +3

勝訴ストリップ(リマスター盤) -0.5

一期一会 +2

カルキザーメンクリノハナ(リマスター盤) -0.5

私と放電 DISC1 +0.5

私と放電 DISC2 0

教育 0

大人 +1

娯楽 0

平成風俗 +1

競技 +1

三文ゴシップ 0

ありあまる富 +1.5

大発見 +2

・・・あくまで個人的な記録である・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

椎名林檎と東京事変

1127d79c

何が切っ掛けだったのか?

ふと、椎名林檎が聴きたくなった。わたしは椎名林檎のファンであった。このブログの最初の記事は椎名林檎の「カリソメ乙女」のレビューだったと思う。DL限定シングルと、当時は画期的な販売方法だと思った。

しかしながら、東京事変は・・・好きになれない。別に嫌いではないのだが、椎名林檎が東京事変を結成した頃から、急速に彼女に対する興味は薄れていった。前作「競技」はCDを購入すらしなかったし、今作「大発見」も買わずにいた。

何が切っ掛けだったのか? 突然思い立ち、「競技」「能動的三分間」「大発見」「空が鳴っている」をまとめて大人買い。※それ以外のCDはシングルも合わせ全て持っているのでした・・・。週末にかけて、金曜日~土曜日でiTunesに全部入れて聴きなおしている。

ちなみに、久しぶりにCD-BOX「Mora」を聴くと、以前は気がつかなかった「リマスター音源」のクリアな音に驚いた。

椎名林檎を初めて聴いたのは「歌舞伎町の女王」だった。ラジオで流れたこの曲を聴いて、「昔の曲なのにいい曲だな」と思った記憶がある。が、歌詞の中に「JR新宿駅」という言葉があるのに気がつき・・・昔の曲でないことがわかった。

アーティストの名は「椎名林檎」。

まだアルバムすら出ていないデビューしたての新人。

そしてその後、ラジオで流れた「ここでキスして」を聴き、CDを予約し、どっぷり椎名林檎にはまっていった。

が・・・なぜ東京事変は好きになれないのか?

多分、サウンドの変化、歌詞の変化、そんなものについて行けなかったのだろう。その当時、私は海外のガレージ・サウンド・リバイバルのバンドにはまっていた時期でもあった。

東京事変は・・・バンドとして上手すぎるのだ。椎名林檎の持ち味だった切羽詰まった感じや下世話な感じが無いって思う。勝訴ストリップの頃のようなオルタナティブ感が大好きだったのに・・・わたし。

改めて聴きなおす東京事変は・・・やはり好きではない。でも嫌いではない。これはこれで有かな? なんて思う。って、上から目線で申し訳ない。怒らないでね。

ちょっと驚いたのは、「娯楽」以降、椎名林檎の楽曲がほとんど無くなっていることだ。東京事変が結成された当時、結局は椎名林檎とバックバンドの皆さんだと思っていたのが、今は本当の意味で「東京事変」というバンドなのですね。

ただ・・・昔からずっと思うことなのだが・・・

椎名林檎も東京事変も、アルバムごとに音量にバラつきがあるのは・・・困る。まとめて聴くのに困るじゃん・・・。って、結局、サウンドエンジン使って音量均一化してしまったのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

退屈な男 山中さわお

Photo_02退屈な男・・・山中さわおのソロ第2作目である。

言わずと知れた、いや、知られていない可能性の方が格段に高いかもしれないが、the pillowsのフロント・マンであり、作詞・作曲のほとんどを担当するロケンローラーである。

見た目からはピンとこないかもしれないが? 40過ぎのおっさんを豪語するミュージシャンなのだ。

ソロ1作目、「DISCHARGE」が発売されたのが、2010年の6月、そして、「退屈な男」が2011年の10月。まるっと1年振りの発売だ・・・が、なのだが、その1年間の発売作品枚数が普通ではない。

the pillows バンド結成20年以上、アルバム16枚発売中。

山中さわお サイド・プロジェクト プレデターズ ミニアルバム2枚発売中。

それを踏まえて・・・

2010年6月、初ソロ・アルバム「DISCHARGE」

2010年8月 プレデターズ3rdミニアルバム発売

2010年12月 the pillowsシングル「ムーブメント」

2011年1月 the pillowsアルバム「ホーン・アゲイン」

2011年6月 the pillowsシングル「コミック・ソニック」

2011年10月 ソロ第2弾アルバム「退屈な男」

この1年間で40曲以上の楽曲を発表しているのである。

※さらにライブ会場限定シングルやタワレコ限定シングルなどのイレギュラーも有ったりする・・・。

そして12月には the pillowsの新作シングル、

来年1月には the pillowsのニューアルバムが発売である。

「退屈な男」どころか、働き者の40過ぎたおっさんロッカーである。

ミスチルや他の同期バンドと比べても多作過ぎてファン泣かせ・・・良い意味で。

で、肝心の内容についてだが・・・

初ソロ作「DISCHARGE」が全曲英語詞で落ち着いたバラード主体の地味な作品だったのに対し、今回の「退屈な男」は比較的、さわおロックしてる印象だ。

the pillowsの「ホーン・アゲイン」がデビューしたばかりのフレッシュ・バンド的なサウンドだったのに対し、ソロ2作は大人の音楽って感じだろう。

「退屈な男」の前半はthe pillows(キング・レコード時代)にも通じるロックな楽曲、後半はソロ1作目に通じる落ち着いた楽曲と、前半と後半ではっきりと色が違っている。

やはり、さわお的ロックはプレデターズとは違う印象である。

ここ近年のthe pillowsが落ち着いた作品が多かっただけに、次作への期待大。視聴が始まったニュー・シングル「エネルギヤ」もギター爆音系のラブ・ソングでした。久しぶりって感じか?

永遠のブレイク寸前ロッカー、山中さわお・・・。

20年以上、名曲は生んでもヒット曲は生まない山中さわお・・・。

そのくせ、20年以上も奇跡的に第1線で活動し、多くのアーティスト&漫画にも影響を与えまくってる山中さわお・・・(音楽漫画で彼らを知った若いリスナーが多い)

※漫画に登場する彼らの楽曲(もちろん音無し)でthe pillowsを知ったリスナーのほとんどが「こんな良いバンドがいたの知らなかった」と驚くくらい一般の知名度はまだまだ低いようである。20年もやってるのにね・・・。

興味がある方は是非っ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

自転車は車道を走れっ!

自転車は車道を走れっ!

と、最近、うるさく言われ、取り締まりが厳しくなっている。

…らしいが、私の住む地方都市(田舎ってことよ)では、まったくもってそんな状況は発生していない。相変わらず、自転車は歩道を走っているし、毎朝、女子高校生が短いスカートをヒラヒラさせて、わたしの乾いた心に潤いを与えてくれている。

交通指導のおじいちゃんは、歩道を走る自てん車女子高生を優先して、自動車を睨み付ける。あんな間近に短いスカート女子高生見れて羨ましいぜ、こんちくしょうっ!

・・・いや、失言であった、申し訳ない。

自転車は『クルマである』から車道を走る。

みなさん、これを正しいと思いますか?

わたしは、半分正しくて、半分間違っていると思うのだ。

あくまで、わたし個人の意見なので、ご了承願いたい。申し訳ない・・・。

だって、今の状況で自てん車が車道を走ったら、事故が多発するからだ。

わたしは・・・自どう車のりである。

チャリに乗ってたのは子ども時代~高校時代の3年間で、その後は原チャリに進化し、自どう車というスーパー移動手段を手に入れた。楽を覚えたおかげで、運動不足になり、お腹が出てきた。って、それはほっといて下さいよ。ね、ね。

自てん車に乗ってた高校3年間は、今、思えば、自殺志願者のような無謀運転を繰り返していた。ただ、そんな自覚は無かった。それはなぜか?

それは、自てん車は手軽に乗れて、免許もいらない・・・からだ。

だって、わたしが自てん車に乗り始めたのは・・・4歳くらいだったんだぜ。

それが、半分正しくて、半分間違っていると思うゆえんなのだ。

4歳の頃から乗り始めた自てん車・・・交通ルールは、歩行者と同じだ。

そうやって身に染み付いた運転感覚が、高校生になったからって、すぐに治るわけないじゃんって思うのだ。ねえ、思わない? 思うよね。

でも、自動車に乗るには免許が必要なのだ。

当たり前じゃんとは言わないのっ! これ、重要なことだから。

免許が必要ってことは、免許を取るために勉強して交通規則を学んで、練習して、試験を受けて合格して、違反したら警察に捕まるわけさ。

当たり前じゃんとは言わないのっ! これ、重要なことだから。って2回言った。

つまり、自てん車と自動車の違いは・・・交通規則を学んで、試験に合格したか否かってことだ。

確かに・・・自動車運転者には無謀運転する人も多い。いや、間違えた。人多い。

法定速度は守らないし、無理な割り込み、まるでレジに割り込むオバサマのような運転してるのに気が付いてないバカ野郎どもっ!

が、そんなアンポンタン共でも、必ず守っていることがある。

いや、ほとんどの人が強制的に守らされていることがある。

それは、左側通行と、交差点での左側の追い越し禁止である。

交差点での追い越し禁止ってのは、単に追い越せないだけだけど。

なぜ、これが重要なのか?

それは・・・自動車運転の常識だからだ。

常識、つまりそれを破れば、非常識

自動車運転時に、非常識なルールは意識しないからだ。

実は・・・わたしが通勤で使う道には短いスカートの女子高生が多・・・ではなく、学生さんが多い。彼、彼女たちの運転ルールは無意識の非常識なのだ。いや、無理もない。だって、自動車を運転したことがない(免許を持ってない)んだから、当たり前だ。

わたしは何度も短いスカートの・・・じゃなくって、学生さんたちの運転にヒヤリとさせられている。それはスカートの中が見えそうとかそういう意味ではなく、命に係わるヒヤリなのである。

で・・・言葉で説明が難しいので図を描いてみた。

これ、何を意味しているかお分りか?Photo

分からないかもしれない。クリックして拡大してみて下さい。

実はこれ、右側通行してきた自てん車が、そのまま横断歩道を渡ろうとする図。そこに左折しようとしてる私の図。

運転者の意識は右&前方&斜め前方にあり、左側はほとんど死角である。

解説しよう。

発進する直前に左を見て歩行者は確認する。当然。

その後、すぐに右を見るのは・・・信号無視で突っ込む自動車を確認するため。

前方を見るのは、交差点に進入する対向車をみるため。

斜め前方を見るのは、歩行者と対向車の確認。

そこに左真横あたり・・・からスピードを出して自てん車が来ても・・・注意してなきゃ、目の前にくるまで気が付かない。

ましてや、夜、無灯火が突っ込まれたら、ぶつかるまで気が付かない。

左側走行の自動車は、左から突っ込んでくることはないのだ。

言ってる意味、分かります?

分からないのは・・・あなたが自動車免許を持っていないからか、運転下手だからです。

そして、もうひとつ・・・

左折しようとしてる後ろから横断歩道に侵入してくる自てん車・・・Photo_2

これ、何が危険なのか?

歩行者なら良いのだ、横断歩道の近くに居るから。

でも自てん車は、あのスピードで自動車の後ろから侵入してくるのだ。

見えないし、気が付かない。バックミラー見ても、気が付かにことだってある。

自動車にとって、左折中に後ろから左側を追い越されることなんて考えられないのだ。

つまり・・・ルールである。

お互いのルールが違うから・・・事故になるのだ。

左側走行の自てん車が、左折レーンに居れば、自動車は当然、左折すると思う。だって、左折レーンは左折する為のレーンだもの。

でも、自てん車にとっては、一番左側しか走れないから、仕方ないので左折レーンにいるだけなのだ。

つまり・・・自てん車運転のルール(教育)が今までのまま、車道を走らせるのは、事故のもとだってことだ。

自てん車のルールを変えないのなら、道路の構造・・・例えば・・・交差点のわたり方で、自てん車が突っ込んでも事故が起きないような車線を作る必要があると思うのだ。

自てん車専用のレーンを作れば良いのだ。

そして、そのルールを破れば・・・100%自てん車の過失ってしてほしい。

もちろん、その逆は100%自動車の過失だ。

って、まあ・・・最近のワイドショーで自てん車のマナー違反を見るたびに・・・

日本って国は、自分たちの不手際を棚に上げて、弱いものを悪者にしようって、そして、それに異議を唱えるマスコミが少ないって思うのだ。

だから、VIPPERたちから『マスごみ』なんて呼ばれるんですよ。まったく・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マニック・ストリート・プリーチャーズの国宝

Hakucho_4111081272

Manic Street Preachersの2枚組ベストアルバム『ナショナル・トレジャーズ』を買った。

ナショナル・トレジャーズ・・・国宝。

他者ではなく自分たちでそう言ってしまうあたりがマニックスらしい・・・というのはCDの解説にあった言葉。たしかに、デビュー解散宣言からのビッグ・マウスは健在・・・。

で、実は、今回のベスト・アルバムにはこれといったポイントがない。

バンド活動に一区切りがついた・・・リッチーの死亡が法的に決まり、彼の残した詩でアルバムを作り、新たなステージへ向かうべく区切り・・・。って意味でのベスト盤らしい。ニッキーの解説。

デビューから約20年で発表した全シングル表題曲37曲+新曲。

ファンなら、シングル表題曲は当然全てもってるだろうし、はっきり言って・・・申し訳ないが言いきってしまうが・・・新曲2曲はマニックス史上でもダサい曲の部類に入る駄曲だと思う。マニックス独特のタイト感やゴージャス感や哀愁なんて何も入っていない。

まあ、1曲はカバー・ソングだし、新曲のボーカルはニッキーである。仕方がない。

で、もうひとつの目玉?となるのが『全曲リマスター』である。

最初は・・・「おっ!?」って思ったが、正直・・・リマスターなんて目玉でもなんでもなかった。もともとマニックスの楽曲は音が良いのだ。(インディーズ期~デビュー作を除く)

リマスターしなくても普通に今聴ける音である。2ndと新作を並べて聴いても別に音の古さは感じない。ここらへん、90年代の音である。※録音機材が良くなった時代。

レッド・ツェッペリンのリマスターなんかは、リマスターサウンドぶっ飛ぶっ!ってくらいリマスターの良さがわかったが、90年代以降のバンド(しっかりしたバンド)はリマスターしなくても充分な気がするのだ。

まあ、もちろん音質が良くなったのは分かる・・・のだが、だからといってオリジナルの音を聴けなくなるくらいにはリマスター効果は高くない。

ってことで、なんの目玉も無いベストアルバム。

だが、この作品で唯一良かった点。いや、わたし的には「よくやってくれたっ!」って思う点。

それは全曲、フル・バージョン収録ってこと。

シングル・エディットされていないのである。フォーエヴァー・ディレイドはシングル・エディットが収録されていた。※シングル(ラジオ用)用に楽曲が短く編集されたヴァージョン。

ってことは・・・もしかして、マニックス作品全曲リマスター化も有り得るのか?

って、ちょっと期待。

まあ、20年目のマニックス・・・知らなかった人や聴いたことなかった人にはお勧めの作品である。

何たって、2枚組、全39曲で3000円というお値打ち価格なのだ。さすが、商売最優先の日本のアイドル作品とは違うマニックスらしさである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

R.E.M. 解散っ!!!

97large R.E.M.が解散する・・・。

そのニュースを見た時に最初に感じたのが・・・そっか、お疲れ様でしたって、そんな感想だった。

1981年に「レディオ・フリー・ヨーロッパ」でデビュー、1983年にアルバム「マーマー」を発表してから約30年・・・。アメリカで最も重要なロック・バンドと言われ、ロックの殿堂入りも果たし、でも日本での知名度は低く・・・、これまでの活動期間の全てが順風満帆だったバンドというわけでもない。

初期の彼らは「アメリカ人でも聴き取れない」ようなゴモゴモと篭った歌い方をするインディーズ・バンドだった。そんな彼らのインディーズでの5作目「ドキュメン」トは彼らの最高傑作と呼ばれる1枚である。もはやインディーズの活動では彼らの人気を抑えることができず、満を持してのメジャーデビュー!

「グリーン」「アウト・オブ・タイム」「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」の3作品はメジャー3部作と呼ばれる大ヒット!

カート・コバーンが影響を受けたバンドと自ら公言し、ノイジーで歪んだギターサウンドのグランジ旋風が吹き荒れる中で「サビのフレーズにマンドリン」というアコースティック・サウンドでチャートのトップに立つような変り物バンドである。※デビュー当時のレディオヘッドが第2のR.E.M.と呼ばれたくらいの影響力を持つバンドである。

ポップで繊細なサウンドを聴かせたあとは・・・いきなりディストーションで歪みまくった「モンスター」なるアルバムを出したり、ツアー中に作って録音した「ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイファイ」を出したり、まさにアメリカで最も重要なロックバンドに相応しい活動ぶり・・・だったが、この後、ドラマーが(健康上の理由から)バンドを脱退。※彼らは学生時代から一緒に音楽を演ってきた仲間である。

解散・・・という噂が流れた。

事実、ボーカルのマイケル・スタイプはバンドの解散を考えたそうだ。

だが、ドラマーのビル・ベリーの説得でバンドは活動を続けることとなる。

3人になったR.E.M.・・・。

この後の彼らは・・・アルバムを出す毎に「昔はよかった・・・」と言われるバンドへとなっていく。事実、全盛時のクオリティもオリジナリティもほとんど失ったように思っていた。サウンドは打ち込みへと変わり、スローな楽曲が増えていった。

そんな彼らがたどり着いた(と私が勝手に解釈している)のが、「アラウンド・ザ・サン」である。いぶし銀のように枯れて味のあるボーカルとメロウでスローな名曲が詰まったアルバム・・・。まさに大御所ロック・バンドの出した年老いたロック作品であった。

・・・が、続く「アクセラレイト」で一転っ!

インディーズ時代を彷彿とするアッパーでキャッチ―でロックな楽曲を詰め込んだ最高のロック・アルバムを発表する。

当然、ファンは大絶賛っ! チャートを急上昇! 爆発的に売れるアルバムが出来上がった。続く「コラプス・イントゥ・ナウ」はメジャー3部作を彷彿とするキャッチャーでオリジナリティ溢れ、アッパーでロックでアコースティックで、名曲揃いで・・・デビュー30年経っても衰えないバンドの懐の深さを見せつけてくれた。

その矢先の解散発表である・・・。

もしも・・・「アラウンド・ザ・サン」時期に解散を発表していれば、「ああ、R.E.M.は力尽きたのか」って思っただろうが、まさに第4期黄金時代に突入した途端の解散発表。

何となく・・・そっか、バンドで演りたいこと、演れることを全部やり尽くしちゃったんだろうな・・・、お疲れ様。って、そんなこと考えたのである。

それほどに「アクセラレイト」と「コラプス・イントゥ・ナウ」の2作品がバンド史上最高傑作の出来だったってことだ・・・。

年末にオールタイム・ベストを発表して解散するR.E.M.。

できればもう一枚・・・最高傑作のオリジナル・アルバムを出して解散してほしかったって、それだけがちょっと残念でならないところである。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

ニルヴァーナ ネヴァーマインド20周年記念

0021

最初に断わっておくが、わたしはニルヴァーナの大ファンである。

ネヴァーマインドをリアルタイムで聴き、その衝撃で、今まで聴き狂っていたHR/HMを全て封印して、カートと同じギターを買ってバンドを組んでニルヴァーナのコピーを演って、オリジナル・アルバムの何倍ものブートレグCDを買い漁り、カートが亡くなった後も、ニルヴァーナ関連のCDは必ず買っている・・・って、それくらいの大ファンである。

そんなニルヴァーナ大ファンのわたしは当然「ネヴァーマインド20周年記念スーパー・デラックス・エディション」を購入した。約2万円という高額商品である。別に購入したこを後悔していないし、逆に購入しなかったらきっと後悔するだろうと思っている・・・。

だが、正直に言うと・・・これは、わたしのようなニルヴァーナ大ファン以外の方は買うべきではない商品だと思うのだ・・・。

セット内容は・・・

①オリジナル盤のリマスターCD+シングルカップリング曲

②デモやライブなどを集めたレアトラック集

③ブッチヴィグがミックスした別バージョンのネヴァーマインド

④パラマウント・シアターでのライブCD

⑤パラマウント・シアターでのライブDVD

上記5品が豪華な写真集付きLPサイズジャケットに収納・・・。

現在、この中でスーパー・デラックス・エディションでなければ入手できないのは③と④だけである。先日、⑤の単品商品を某H○Vの店頭で見た・・・。そのうち④のCDも単品発売されそうな予感がする・・・。

③のブッチヴィグ・ミックスは・・・普通にネヴァーマインドである。確かに・・・発売当時からブッチ・ヴィグのミックスをプロのミキサーが調整した為にポップなアルバムになってしまったというのは有名な逸話だった。

カートはそれが気に入らず(結果、売れてしまったのでそう言ったのかもしれないが)次作はインディーズ時代のようなザラついた音にすると発言していたほどだ。

だが、③はたしかに迫力のある音だが、基本は同じアルバムである。こんなものはマニアの為のCDなのだ。

しかし・・・今回の20周年記念ってどうなのだろう? ファンは納得しているのだろうか?

産業ロックを心底嫌い、常に唾を吐き続けていたのに、気が付くと自分自身が産業ロックの中心に立たされ、自身の葛藤から心を病んで自殺した悲劇のロック・スターの作品が、ロックの記念碑として約2万円もの高額で販売される現状・・・。

正直に言って・・・わたしはどうでもいいと思っている。

だってカートはもうこの世には居ないのだもの。

だったら彼の残した数少ない楽曲が少しでも公に日の目を見るのは良いことだと思うのだ。

でも・・・何となく釈然としない気分。

ネヴァーマインド20周年って・・・確かに良いけど、カートの作品を全て最新リマスターして未発表やシングル・カップリングつけてボックスで発売しろよっ! って思う。

それをやらないから・・・産業ロックは嫌いなんだってカートに言われちゃうんだよ、きっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マニック・ストリート・プリーチャーズが最新ベストを出すらしい。

Manics2_4

さて、今月末に発売される「マニック・ストリート・プリーチャーズ」のコンプリート・シングル・ベストアルバム。

コンプリート・ベストなんて名前は、既に解散したバンドっぽくて好きではないが、彼らは現在もバリバリ活動中のバンドです。※ベスト発表後に長期休暇に入るそうだが・・・既に新作のレコーディングも行ってるようで、いったい彼らの新作はどのタイミングで発表されるのか?※

マニック・ストリート・プリーチャーズって名前を聞いてピンッ!と来た方は結構年齢の高い音楽ファンではないだろうか? いきなり何言ってんだこいつ?って思われた方には申し訳ない。そういう私も年齢の高い音楽ファンである。

1992年にバンドが1stアルバムを出した頃から彼らの音楽を聴いている・・・リアル・タイム・マニックスを知っている音楽ファンである。

ちなみに、トップの写真・・・左からジェームスディーン・ブラッドフィールド(ボーカル&ギター)、リッチー・ジェームス・エドワード(ギター)、ニッキー・ワイアー(ベース)、ショーン・ムーア(ドラムス)である。

初期のマニックスはトップの写真から分かるように(マニックスを知らなければ、当然真ん中のリッチーがフロントマンと思うだろう)、リッチー・ジェームスの色が強いバンドだ。いや、バンドの原動力というかリッチーの発言や奇行そのものがマニックスのイメージだった。

※)注、全てわたし個人の意見で、資料などは一切見ていないので誤った内容・・・いやファンとしての想いや感想が多く含まれることをご了承下さい。ってことで本題に戻ろう。

インディーズで発売された「モータウン・ジャンク」の歌詞・・・「ジョン・レノンが死んだときは笑っちまったぜ。21年間生きてきた俺には何の意味もなかったからさ」・・・これが彼らを時代錯誤の勘違い馬鹿パンク・バンドと呼ばせた所以だった。

90年代(グランジとブリット・ポップが溢れる時代)に下手くそな演奏※本当に聴くに堪えれない内容です・・・。で登場して、しかも「俺たちは30曲入りの2枚組デビューアルバムを全世界で1位にして解散する。失敗しても解散する」と豪語して、そんな彼らを「ただのハッタリだけの偽物」と疑ったインタビュアーの前で自らの腕に4REALとカミソリで刻み(そのまま病院に運ばれ17針を縫う大怪我)、で・・・発売されたのは18曲入りの1枚組のアルバムで、イギリスのチャートではそこそこ頑張ったものの、結果は惨敗・・・。

「やっぱり、解散宣言は取り消します・・・」って。

この危険なムード(?)を一人でブチマケていたのがリッチー・ジェームスだったのだ。

わたしが彼らを意識しながら聴きだしたのは解散宣言撤回後に発売された2ndアルバム「ゴールド・アゲインスト・ソウル」からだ。もちろん1stも聴いていたが、印象的にはガンズに影響されたイギリスのポップ・パンクって感じだった。

だが2ndは「これぞイギリスのバンド」っていう妖艶でメロディアスでしかもギターサウンドってわたしが最も好きな要素が全て入っていた。※今でもこのアルバムは(iPodで)頻繁に聴くアルバムである。1993年・・・今から20年近く前の作品なのにである。

ただの無謀な大馬鹿パンク野郎だと思っていたマニックスが、実は知的で音楽性の高い※しかも無謀なパンクの一面を持った※ミュージシャンだと知ったら俄然好きになっていったのである。

そして続く傑作アルバム「ホーリー・バイブル」が発売される。

まさに、わたしが想像するリッチー・ジェームス色の作品である。周囲に対し、敢えて無機質で無色で硬質で無感情なサウンドをぶちまけ・・・だが、まるで何かに怯えるように何もない部屋の隅に体育座りでひざを抱えて座り、誰かが優しく声をかけてくれるのをビクビクしながら待っている・・・そんなイメージが目の前に浮かんでくるサウンド。って何だそれ?

聴き終わった後に・・・カッコいいとは感じつつ、感動もなければ印象深い曲もなく、でも嫌いな曲も一切なく、でも何度も聴きかえしてしまう・・・。このアルバムも当然(iPod)ヘビーローテーションの作品である。

マニックスのベスト・プレイリストを作る時に困るのがこのアルバムの存在だ。あまりにもアルバムとしてまとまり過ぎている。もし「ホーリー・バイブル」の曲を入れるならほぼ全ての楽曲を入れなければベストにならないし、入れないのなら・・・「ファスター」「PCP」というシングル以外は一切入れてはダメ・・・って、でも他の作品と全曲をシャッフルで聴くと違和感なく楽曲が聴ける・・・なんとも不思議な、いや・・・わたしのようなファンにとっては思い入れの深い作品なのである。

この作品が発表された後、リッチー・ジェームス・エドワードは謎の失踪を遂げる。(酒とドラッグ癖があり精神面も病んでいたそうだ)アメリカツアーに旅立つ直前、泊まっていたホテルから姿を消し、今も行方がつかめていない。※イギリスの法律上では(失踪からの年月で)死亡とされている。メンバーは今でもバンドのギャラをリッチーの分として銀行口座に振り込んでいるそうだ。※メンバーはみんなイギリスの田舎町で一緒に育った幼馴染であり、その絆は強い。実はリッチーはギタリストとなっているがギターはほとんど弾けなかったそうだ。彼の担当は作詞とバンドの原動力なのである。デビュー当初はドラムスのショーンも下手で、CDでは打ち込みが使われることも多かった・・・。

リッチー失踪後、バンドは解散も考えたが・・・リッチーの家族の後押しもあり、3人での活動を再開する。そして皮肉なことに・・・リッチーが居なくなり(健気なバンド青年たちのお涙頂戴系の話題もありで)人気に火が付き始めるのだ。

怪しく危険でカミソリのようなイメージと作詞センスを持つリッチーが居なくなったバンドは爽やかでポップなイギリスのロックバンドへと変化し始めたのである・・・。※悪い意味ではなく、それまでのパンキッシュなイメージから完全に脱却したという意味だ。

Manic_street_preachers_2

4thアルバム「エブリシング・マスト・ゴー」は辛口イギリスメディアにも好意的に受け入れられた。だが・・・リッチー時代の彼らが好きなファンはがっかりしたはずだ。わたしも「リッチーが居なきゃ、こんなものなのか?」ってくらいにがっかりした。唯一リッチーが作品つくりに係わった「ケビン・カーター」以外の曲は駄作だと思った。

※念のために言っておくと・・・今の耳(リッチーの色に拘りが無くなった)で聴くと、実によくできた、売れる要素の高いアルバムだと思う。

更に5thアルバム「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」は爆発的にヒットすることとなるが、わたし個人では「マニックスは終わった・・・」ってくらいにバラードばっかりの演歌みたいなアルバムであった。

ここでマニックスを聴くのを一時的に止めてしまったくらいに「駄作」だと思った。

※当然、今の耳で聴けば・・・そこまで悪くない作品だと思う・・・が、やはり好きではない。

そして続く6thアルバム「ノウ・ユア・エネミー」ではロック色・パンク色・ディスコ色などバラエティ豊かなセンスをブチ込み戻ってきた。

更にバンド初の(10周年記念)ベストアルバムを発売する。※10月に発売されるベストは21周年記念(?)のベストアルバムだ。初ベストから10年経って2枚目のベストって、商業主義の邦楽とは明らかに違うベクトルの、ファン想いのバンドである。

10周年記念のベスト盤「フォーエバー・ディレイド」を聴いて思ったのは・・・マニックスのベスト盤って・・・面白くないってことだ。とにかく名曲が揃っている。優等生バンドの代表みたいに良い楽曲が満載だ。

このベスト盤に遅れること1年・・・実は「リップスティック・トレイス」という2枚組の裏ベストが発売されているのだ。この裏ベストの発売が・・・実はわたしのファン心を大きく揺り動かせてくれたのだ。

「エブリシング・マスト・ゴー」「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」で離れた心はなかなかマニックスに戻らず、10周年のベストでも「面白くない」と感じたわたしが「裏ベスト」で再びファンに逆戻りなのである。

「裏ベスト」・・・シングルにはなっていないがファンにはお馴染みのアルバム収録曲。って、マニックスの場合はそんな生易しいものではない。シングルのカップリングや企画作品に提供された楽曲で、アルバムにすら収録されていない隠れすぎた名曲・・・である。

実はこの「アルバム未収録曲」こそがマニックスの真骨頂なのである。

わたしも初期の頃の作品は買いあさっていた・・・。今では入手困難なCDも大量に持っている。それこそシングルだけで20枚以上ってくらいの量だ。※それでも初期から中期までの頃の作品だけである。

先日亡くなったIT界のカリスマ、スティーブ・ジョプス氏が音楽業界に革命をもたらせた商品・・・「iPod」

iPodの普及で音楽はデジタルコンテンツに移行し、要するに時間の枠を取り払った状態になった(個人的な感想ですよ)。そして作品(アルバム)がひとつのアイテムだという概念も薄くなっていった。

それまでのCD1枚75分って概念が無くなり、しかも(わたしがはまり込む分野だが)音量などの調整がPCでできる時代になった。90年代初期には考えられなかった出来事だ。

マニックスのようなバンドの作品を聴くには実に好い環境だと思う。※アーティスト側の意思には反することなのだが・・・。

マニックスはアルバムに拘るバンドなのだ。アルバム未収録楽曲が多いのはその為だ。(才能があり働き者っていうのもその理由だが・・・)

とにかくアルバム未収録曲のクオリティの高さが尋常じゃない。リップスティック・トレイスがそれを改めて証明してくれた(再認識)のだ。

駄作だから未収録ではなく、アルバムのイメージに合わないから未収録なのである。例えば演歌的にバラードばかりの「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」のシングル曲のカップリングにはハードエッジないつものマニックスが居たのである。

ジョンスペンサー・ブルース・エクスプロージョンが発表した「アクメ」という実験作品には同時にレコーディングされたアウトテイクだけで「エクストラ・アクメ」というロック・アルバムが作れるくらいの作品が存在したってのと同じだ。※ジョンスペの場合は正式な表「アクメ」よりアウトテイクを集めた裏「アクメ」の方がカッコよかった。

マニックスは現在2011年までに10枚の作品を発表している。外国の20年キャリアのバンドとしては作品が多い部類だ。アルバム楽曲を「表楽曲」とした場合、全作品をコンプリートしているわたしが持っている表楽曲は約150曲・・・。そして(まだ完全コンプリートしていない)アルバム未収録の「裏楽曲」が100曲。ライブやリミックスを除く。

つまり・・・10枚の表作品と同じくらいのボリュームでアルバム未収録の裏作品が存在しているのである。そしてジェームスディーン・ブラッドフィールドとニッキー・ワイヤーのソロ(各自1枚)を合わせると・・・ミックス違いやライブヴァージョンを除けて・・・270曲近い楽曲が存在するのだ・・・。

なぜわたしがiPodで聴くのが良いと言ったのか?

つまり、彼らの全作品を全て音量を揃えて(ベストと裏ベストが出てるので音量調整は比較的簡単)シングルに収録された裏楽曲をアルバムの中(シングル曲の後に収録順)に並べて聴くと・・・嫌いだった「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」でさえ、マニックスの作品になってしまうのである。※ただし、収録時間は17時間近くなるので注意。

これが、マニックスの凄さだと思うのだ。

マニックスは10周年以降も

「ライフ・ブラッド」というメロディックな楽曲満載の7thアルバム、「センド・アウェー・ザ・タイガー」というロック色の強い8thアルバムを順調に発表する。

そして・・・9thアルバム、2009年の問題作「ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ」を発表。この作品は全曲リッチーが書き残した散文詩を使用して作詞された作品だ。リッチー失踪後のマニックスが無くしていた危険な雰囲気が散りばめられた作品だ。

マニックスが歌う楽曲は当然だが英語である。

英語の歌って聴いても意味が分からないでしょ? って思われるだろうか?

はい、聴いてもまったく意味がわかりません。時々知ってる単語やフレーズが出てくるくらいで、後は歌詞カード頼り。でも・・・訳詩ってダサいんですよね。メロディに合ってるわけじゃないし、だからわたしは何となくの意味を理解したらその後は一切歌詞カードなんて見ませんね・・・。

ええ? だったらリッチーが作詞したから「カッコいい」って矛盾ですよね? だって歌詞の意味がわからないんですもの・・・。

いいえ、そこがリッチーが普通の天才詩人ではない所以。

マニックスの3rd「ホーリー・バイブル」を聴いたら理解できます。今まで(他の洋楽で)聴きなれたフレーズや言葉がほとんど登場しません・・・※同じ単語が出ていてもメロディへののせ方がまったくの別物。ホーリー・バイブルを聴いて、歌詞カード見なかったら「何語で歌ってるの?」ってなるのに、歌詞カードに並んでいるのは読み方の知ってる英単語・・・。

流石にリッチー本人が居ないから、ホーリー・バイブルほど露骨にリッチー色にはなっていないが、それでも今までとは明らかに色が違うアルバムが登場したのだ・・・。

そして、2010年には僅か1年で新作「ポストカード・フロム・ア・ヤングマン」を発表。前作で全ての毒を吐きつくしたかのように爽やかでポップで・・・わたしが大嫌いな作品を出しているのだ。

そして2011年・・・最新ベストアルバムの登場である。

収録曲は・・・名前の通り、デビューシングルから最新シングルまでの表題曲が全収録+新曲である。

多分・・・面白くないアルバムになるだろう。楽曲が良すぎるし、名曲しか入っていないじゃないか・・・ってね。

わたしとしては、同時にリップスティック・トレイス2も欲しいところであるが・・・ファンの皆様はどうだろう?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

恐怖映像2011 怒涛の放送…

今月に入り…「怖い番組」の放送が相次いでいる。

どうやら原発事故に伴う節電の影響らしい。クーラーを控える分、ゾッと涼しくなる怖い番組に注目が集まったようだ。

「呪霊」「本当にあった怖い話ー劇場版ー」「本怖クラブ・再現ドラマスペシャル」「ミエルオンナ月子」「やりすぎコージー都市伝説スペシャル」「恐怖映像2011決定版」などなど・・・。今月は怒涛の勢いでの怖い番組ラッシュだ。

もちろん、全て欠かさずチェックしている・・・って、どんだけ怖い番組好きなんだ?

が・・・中には「怖くて涼しい」ではなく、「冷める・・・」って目でしか見れない番組もあるのだ。明らかに過去の番組の再編集・・・しかもそれらの番組が今月に入って何度も放送されているってやつ。

特に「やりすぎコージー」と「恐怖映像2011」は酷い。

まあ・・・やりすぎコージーは番組打ち切りに伴う帳尻合わせなので仕方ないにしても、恐怖映像2011は酷過ぎるだろう。放送されていた動画のほとんどが「ネットで有名な動画」の焼き増し・・・で、過去に放送した番組からの焼き増し・・・酷いものは番組内容の半分以上が同じだった・・・。

例えば、「恐怖映像2011決定版」と「恐怖映像・第4弾」は7割近くが同じ内容だった。恐怖映像だけではなく、出演者のリアクションも全て同じなのだ。つまり、2011ではなく、過去の番組をそのまま再編集して放送しているってことだ。

どんだけ手抜きなんだ・・・って恐ろしくなる。

まあ・・・それなりに楽しんでいるので良しとしよう。

で、これらの恐怖動画を観ていて思うのだが・・・何故だろう? 外国の動画って実に「嘘っぽく」観えてしまう。とても演出臭いのだ・・・。っていうか中には過去の番組(3~4年前)で「これはヤラセだということが判明しました」って動画が「いかにも本物」って扱いで今回放送されていた。

若者がヒッチハイクの美女を車に乗せ、途中で彼女が「あたしはあの場所で死んだの」と豹変して事故を起こす・・・ってやつ。あれは「ヤラセ」だって過去に発覚したはずだ。なのに「この近くで同じ名前の女性が事故死していることが分かった・・・」なんておどろおどろしいナレーションまで入る始末だ・・・。

まあ、楽しんでいるので良い・・・。

で、外国動画の何が嘘臭いかっていうと・・・、カメラワークが嘘臭いのだ。

例えば、家の中に少女の幽霊が現れ、慌てて家の外に逃げ出した後の映像・・・カメラは2階に居る少女の霊を捉えているが、少女が姿を消すと・・・カメラは迷うことなく1階のリビングにパーンする。するとそこに少女の霊が姿を現す・・・。まるでそこに霊が現れるのがわかっているようなカメラワークなのだ・・・。

外国動画にはその手の映像が多い。もしくは・・・いかにもブレアウィッチ・プロジェクトに影響されたような動画だ。

まあ、楽しんでいるので・・・良い・・・。

でも、ちょっと驚いている。

そう、驚いているのだ。幽霊の姿を撮影したカメラマンが驚いているのだ。つまり、撮影した時に観えていたってことになる。「あとで観返して気が付いた・・・」ではなく、霊が映った時にその霊を目撃したってことだ・・・。

外国の動画にはそれが多い。

怖くて驚く半面・・・嘘臭くなる。外国動画は本物なのだろうか?

日本の動画は「後から気が付いた系」が多いのだが、ちらほらと「その場で気が付いた系」も増えている。

いったい何が真実なのだろう?

ある脳科学者が「幽霊を見るのは病気」だと言っていた。「ホンマでっか?」と言いたくなったが、どうやら彼が言うには脳の神経回路の異常によって引き起こされるものらしい。しかも、寝ている時に(目が覚めて)幽霊を観る場合と、起きている状態で観るのとで、悪い部分がどこかってことも分かっているそうだ・・・ホンマでっか?

でもだったら・・・監視カメラに映った映像はどうなるのか?

とある学者のいうようにプラズマで説明がつくのだろうか?

何てことを考えながら、怖い番組を楽しんでいるわたしの横で、中学生の甥っ子が「うっわ、これ最悪、むっちゃ怖っ!」って純粋に怖がって(楽しんで)いる姿を観て・・・ちょっと羨ましく思うスターダストであった・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ビートルズ1がリマスターって、意味が分からんっ!

久しぶりに見た・・・いや、感じた、悪徳商法CDである。

その名は「ビートルズ1」

既存リマスター音源をまとめ直しただけの「それ以外に何も無い」作品である。ビートルズっていう音楽遺産を自ら汚すような販売は・・・やめてほしいと願う。

090909のリマスター発売は非常に盛り上がった。今までリマスターされることのなかったビートルズ作品が一気にリマスター高音質化したからだ。

同時に問題視された「ステレオ作品」と「モノラル作品」の存在。特に「モノラル作品」はボックス販売(4万円)と高額だったことが物議を呼んだ。だが、ファンとして購入した立場から言わせていただくと・・・わたしは現在ステレオのビートルズはほとんど聴いてないってくらいに素晴らしい音源なのだ。

しかし、入手困難っ! って、わたしの住む某地方都市の某Tレコードには普通に(再発売盤だが)在庫置いてますぞ・・・さすがに4万の高額作品は出て行かないようである。

が、が、である・・・。そんなファンの目から見ても、今回のビートルズ1は発売する理由が分からない。どうせなら全曲「リミックス」くらいしてください。そうすりゃ速攻で買いに行きますよ。

やれやれまったく・・・世界のビートルズがこんな販売してるんだったら、AKB商法を批判する音楽ファンは困った困ったじゃない? まるっきり、同じですよ、ビートルズっ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フーファイターズの7作目 ウェイスティング・ライト

Foo_fighters_photo フーファイターズだっ!

FFである。ジョジョの奇妙な冒険のFFではなく、デイブ・グロール率いるロック・バンド・・・フーファイターズである。

彼らの最新作・・・通算7作目「ウェイスティング・ライト」を聴いた。が、最初に断っておくが、わたしはFFファンではない。もちろん彼らがデビューした1995年からずっと聴いているし、アルバムだって全部持っている・・・が、ファンではない。

元ニルヴァーナのデイブ・グロールのバンドだから聴いているだけだ。流石に元ニルヴァーナだけあって、ロックしてる。が、彼らの作品の特徴は・・・最高のシングル表題曲+数曲の良い曲+あとはどうでもいい曲・・・である。アルバム中で「いいなっ!」と思う曲は数えるほどしかない。わたし個人の意見である。

が、今回の新作はちょとだけ様子が違っているぞ。

完全アナログ録音だそうだ。現在の音楽の主流である「パソコン」は使用していないそうだ。確かにアナログ録音って感じのザラついた質感を持ったアルバムだ。だが、ジョンスペやストライプスのようなコッテリ・ガレージ・サウンドではない。あくまでアナログ録音にこだわった作品という位置づけである。

だが、何か・・・今までの作品にはない良さがある。

初めてニルヴァーナを聴いた時に感じた「緊張感」が漂っている。

それこそがアナログ録音の良さである。解説を読んで納得してしまった。

つまり・・・今回の録音は、後からPCで加工したり部分修正なんかしませんからねっ! って、そして演奏してそれを録音しているって手法だ。不味い演奏すればそれがそのまま作品になるんだから、アーティストは最高の演奏を心がけ、緊張感のあるサウンドが生まれる・・・のである。

実際、楽曲自体は過去のFFの作品の流れと同じようなものだ。特に素晴らしい楽曲が多いわけでもない。多少ハードな作品が目立つ・・・程度だろう。だが、サウンドが素晴らしい分、思わず曲に耳を傾けてしまうものが多い。いや、耳を奪われるのか?

今回の作品を聴いて思ったのは・・・これだよ、これ! もっと早くからこのサウンドやってりゃよかったんだっ! である。そしたら「元ニルヴァーナ」なんて思わずに聴けるんだよね。

ってことで、今回のFFの新作はお勧めである。

楽曲ではなく、緊張感漂うサウンドを堪能して頂きたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

眼鏡が2本…

…肩が凝る。

とにかくわたしは肩が凝る。デザインという仕事をしている宿命だろうが、肩が凝って、そして頭痛が始まる。いわゆる緊張型の頭痛というのか? こめかみ辺りを誰かに掴まれているような圧迫感とズンズンと重い痛みが眼の周辺からこめかみオデコ辺りへジワリジワリ…。

怖いテレビや動画なんかを観た日には…もしかして、わたしには霊が憑いててそれが原因で頭痛が? って思うくらい誰かにこめかみを掴まれるのだが、それだとお祓いが必要になるし、何かと面倒なので、今回は緊張型の頭痛ってことで強引に話を進めさせていただきたい。

え? 余談はいいから早く本題に入れ?

はい・・・そうさせていただきます。申し訳ない・・・。

で、突然だが(いや、別にそうでもないが)今日、眼鏡を作りにいったのだ。

と、言っても金属加工からレンズの精製、それらをグラインダーで整形して・・・って、そういう意味での「作る」ではない。ここで言う作るとは、店舗に行って購入するという意味で、あくまで便宜上「作る」と言う表現を使っただけだ。

居酒屋の若いアルバイトさんが・・・「こちらビールになります」って言ったのに対し「へぇ、ビールに成るって、今キミが運んできたコレはまだビールじゃないんだな」なんて酔っ払いが絡むような突っ込みが入る前に一応断りを入れておこう。

便宜上の言葉だ・・・。

・・・・・・面倒になってきたので先に進ませていただく。

作り(※注意/便宜上の言葉)に行ったのは、某市場である。

野菜やお魚などの生鮮品は置いていなかったが、眼鏡はたくさん置いていた。

212_2みなさんも注意していただきたい。

右図の市場には生鮮品は置いていない。間違っても右図の店舗に今夜のオカズは買いに行かないでほしい。若い奥様は特に注意していただきたい。せっかくエコバック持って行ったのにまったくの無意味ってやつになってしまう・・・。

そう言えば、本屋の料理本コーナーに「今夜のオカズ」ってアダルト雑誌が置かれていて笑わせていただいたのはつい最近のことである・・・。これも間違って購入しないように若奥様には気を付けていただきたい。

・・・すまん、本題に戻ろう。

とにかく、この市場は接客が素晴らしいと思う。少々気が引けてしまうくらい素晴らしい日本企業の接客マナーである。外人さんが観たら「わおっ! えきさいてぃんぐじゃぱにーず」って意味は分からんが何となくそれっぽいことを言われそうに思うくらい接客が素晴らしい。

お店を出る時に外までお見送りに来て、車に乗り込んでブーンて走り去るまで頭下げてくれるのはちょっと恥ずかしいので、そこまでしなくてもよいのだが、それがお店側の決まりなのだろうから何も言うまい・・・。

正直言うと、このお店は最近(・・・1年前くらい)近所に出来たのだ。それまではちょいと離れた隣の市まで行かなければならなかった。あまり流行ってないように見えていた。

わたしが行った時もお客は誰も居なかった。日曜日の午前10時過ぎである。

お店に入ると、スレンダーな美人の店員さんがスススっとやってきて「本日はどうされましたか?」的なことを言われたので「眼鏡を作ろうと思いまして(便宜上)、ちょっとフレーム見せてもらっていいですか?」と言ってやった。「はい、もちろんです。どうぞこちらです」とニコやかに案内されて、「こちらがスタンダードなもので、こちらはデザイン性の高いもの、こちらは今人気のフレームです」と無駄の無い動きとトークであっと言う間に案内されてしまったのである。

もしかしたら・・・彼女は眼鏡売りのプロなのか? と、一瞬躊躇ったが、そう言えばわたしが居るのは生鮮市場ではなく眼鏡市場だったのを思い出し、とりあえず気持ちを落ち着けて色々とフレームを見て回った。

目移りするほどのフレームの中から、お気に入りの一本を見つけ出し、早速視力検査を始める直前。その段階でひとつの不安が頭を過った・・・。

わたしが選んだデザイン・フレームはサイドのレンズがむき出しの状態・・・。わたしの極厚牛乳瓶レンズではデザイン性が一気にかき消されてしまう可能性がある・・・。それを美人の店員さんに伝えると、検査後に実際の厚みをお調べいたしてくれるってことだ。

で、視力検査したんだが・・・(実は今まで使っていた眼鏡もこの市場で作った(便宜上)ものである)検査の結果は今までと同じ度数で問題無いってことだ。まあ、その検査してくれた男性スタッフも爽やかさんで、以外にトークが弾んでしまい、仕事上でパソコンを観る用の眼鏡(近くを観る為にあえて度を緩くする)も作りたい(便宜上)なんて話をしながら・・・気が付くと、お店の中にお客さんがワンサカ居て、しかも視力検査も順番待ち中ではないかっ!

しまった、何てこった! オレぁすっかり周囲に気を配れない自己中君になってるじゃないかって、慌ててトークを切り上げて美人スタッフさんのもとへ・・・。

で、美人スタッフさんが調べてくれた結果・・・レンズ厚は最高圧縮して6ミリってことだ。

むむむむ・・・って悩んだ。6ミリは厚すぎる。これだとデザイン性が損なわれてしまう。

そこで悩んだ結果、じゃあもう一本作ります(便宜上)ってことになった。

日常使用と仕事使用の2本だ。仕事用は度数を落とすのでレンズの厚みも薄くなる。だったらってことで、早速もう一本のフレーム選び開始である。

日常用のサイドがむき出ないタイプのフレーム探しだ。

驚いたのは、以外にお客さんが多い中で、美人スタッフさんが最後までわたしにお付き合いしてくれたことだ。正直わたしは慎重派で、これから数年付き合うであろう眼鏡フレームを「美人スタッフに申し訳ない」とか「他の客が多い」なんてそんな理由で妥協はしないってことだ。散々フレームを見て回って、今回もお気に入りの一本を見つけることができた。

前から「いいな」って密かに思いを寄せていた、ちょい太角黒フレーム・・・ほら、あれだ、イケメンアイドルがプライベートでかけていそうな・・・小栗旬っぽい・・・まあ、よく分からんだろうが、わたしの中のイメージではそういうやつだ。

正面はシンプルな黒フチで、サイドの蝶番(フレームを曲げる部分)は細い弾力のあるワイヤーで、その先はまた太いサイド・フレーム。そこには深いブルーの鼈甲とブラックの格子柄が入っていて、普通のシンプルなフレームに「言わなきゃ分からないオシャレな遊び」が入っていて、それがわたしの心を鷲掴みにしたのである。

わたしがそうやって一切の妥協を許さずに眼鏡フレームを選んでいる横には美人スタッフさんが・・・。その横には若いカップル(男が眼鏡を買いに来ているようだ)が・・・で、へぇって思ったのは、そのカップルには店員さんがついていないのだ。少なくとも、わたしについて相談にのってくれている美人スタッフさんのような立場のスタッフはついていない。

美人スタッフさんの代わりは彼女さんがやっているのだ。(彼女が仕切っていたってのが正解だが)・・・。こういうお客にはわざわざ店員さんはつかないのか・・・。

偶然(他にも客が多かったので)かもしれないが、ちょっと感心してしまいました。

お客さんの状況に合わせて接客方法を変えているのか・・・ってね。

・・・そんなこんなで、日常用と仕事用の2本の眼鏡を作った(便宜上)スターダストである。どちらもお気に入りのフレームで甲乙付けがたい代物。予想外の2本買いで38000円と高額になってしまったが、10年以上前に作った(便宜上)時はレンズ圧縮が異様に高額で6万くらい平気でかかってたのを考えると安い買い物かなって思う。

何より・・・4万円近い買い物をして(予想外の倍出費)「しまった」とか「やっちまった」って感が一切無く、「良い買い物したなぁ~」ってそれだけ。

どちらのフレームも自分が納得するまで選び尽くし、それに気長にお付き合いしてくれた美人スタッフさんとお店の接客の良さ、で、実際に使い分けてみたときの使用感の良さ・・・。

これで肩凝りが改善されれば、さらに言う事なしっ!

改善されなければ、今度はお祓いに行くか?

ってことで、今は仕事用の眼鏡でパソコンに向かっているスターダストでした。

え? ブログなんかやってないで仕事しろって?

・・・確かに、せっかく仕事用の眼鏡なのに・・・申し訳ない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レニー・クラヴィッツ ブラック&ホワイト・アメリカ

Lennykravitz_coverレニー・クラヴィッツの新作、「ブラック&ホワイト・アメリカ」を聴いた。

通算9作目のアルバムである。

過去のレニーのキャリアを総動員したようなバラエティ豊かなアルバムである。って、そんな堅苦しい解説を抜きにすると、実に聴きやすいアルバムなのだ。

コアなファンにとっては「・・・なんか、サウンド軽くね?」って感じるかもしれない聴きやすさなのである。いや、ザラザラ感が無いって感じだろうか?

とにかく、アルバム全16曲を通してアッサリ聴けてしまう快作だろう。

前作「ラブ・レボリューション」は久々にグッとくるアルバムだった。それまでのアルバムが何かパッとしない印象が強かったのを一気に帳消しにするくらいの力があった。だが、実に重々しいアルバムでもあった。いや、重々しいというか・・・泥臭いアルバムというか?

そこがレニー・クラヴィッツなのですけどね・・・。

1990年代のレニー・クラヴィッツは最高だったけど、2000年に入ってから・・・アルバム「レニー」と「バプティズム」はイマイチだなって思ってたのは私だけ?

この2作、別に悪くないのだけど・・・何か足りないのである。

わたし的な解釈をすれば、カラッと乾いた質感と、耳の残るギターリフが足りないのだ。レニーと言えば「自由への疾走」に代表される単純明快超カッコいいギターリフッ! ザラッとしたアナログ感覚のサウンド。

それが蘇ったのが前作「ラブ・レボリューション」なのだ。そして今作は、カラッと乾いた質感を残したまま、ザラつきを上手く取り除き、絶妙のソングライティングでバラエティ豊かな楽曲を最後まで楽しませる・・・。

コアなファンには少しだけ物足りないかもしれないが、改めてレニー・クラヴィッツ が天才ミュージシャンであるという事を認識させられるアルバムなのではないだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DVD音源をiPodに取り込もう Ver.3

さて、現在主流になっているブルーレイ・・・ではなく、DVDのお話・・・って、いきなり主流から外れてしまうのがマニアックなスターダストらしいって友人に言われそうだが、そんなこと言われたって今回はDVDのお話なのである。申し訳ない・・・。

で、今回はライブDVDの音源だけを抜き出して、それをiPodに入れて、自分だけのオリジナル・ライブ音源を作ってしまおうって話である。

タイトルがVer.3となっているのは、これに関連する記事を過去に2回書いたからである。

今回の記事と合わせて、ぜひ前の記事も・・・いいや、読まなくていいです。だって、今回の紹介は前の記事とはまったくやり方が違うんだもの・・・。

って、おいこらっ! だったらVer.3なんて紛らわしいタイトルつけるなよっ!

ええ、いいじゃん。だってVer.3ってちょっとカッコよくね?

って事で、誰に何と言われてもVer.3なので無用な突っ込みはご遠慮いただきたい。いや、すでに突っ込む気力すら無くなってしまったかもしれない・・・。あっ、別のサイトに行っちゃうのは待ってね。

・・・すまん、余談が長くなってしまった。

で、肝心のDVD音声の取り出しだが、やはりそれには専用のソフトが必要になる。

どちらもフリー・ソフトだ。

違法な臭いが漂っている・・・。DVD音声の取り出しは自己責任でヨロシクである。間違っても自分のiPodで趣味で楽しむ以上のことはしないようね。良い子のみんな、約束だぞっ!

・・・すまん、また余談が・・・。

いきなりだが「FreeDVDMP3Ripper」というソフトだ。だが、このソフトはコピーガードのかかったDVDから音声を抜き出すことができない。つまり事前にDVDの内容をコピーする必要が・・・じゃなかった、ガードのかかっていないDVDを・・・じゃなかった、・・・つまり、この後に言いたいことは察してくださいってことだ。

で、わたしが使うのは「DVD Decrypter」である。知名度の高い悪いヤツである。もともとは映像専門で使用してたのだが、使い方によっては・・・である。お茶を濁した表現である。大人の事情を察してください。違法コピーはしちゃダメだぜ、ぐふふ。である。

やり方を説明しよう。

「DVD Decrypter」を「IFOモード」にして、欲しい音声・・・たいがい本編と特典が分かれている。を選択し、必要なチャプターにチェックを入れる。

次に「ストリーム処理」で欲しい音声・・・ここでは音声の種類はLPCMを選択。にチェックを入れ、少し下にある「分離」というのにチェックを入れて抜き出しを開始・・・。

実に簡単であろ。わからない方は実際にやれば「簡単」なのがわかると思う。

今回の抽出方法は、実は抽出方法が限定されている・・・。

それは抜き出した音源が無圧縮のWAVEデータだということと、リニアPCM音声じゃないと抜き出せないってことだ。まあ、ほとんどの音楽DVDはリニアPCM音声が採用されているので問題は無いと思う。

で、実際にわたしがやった結果を報告だが・・・今回はピロウズの「PIDE PIPER GO TO YESTERDAY」を使った。2時間のライブ音声で30分くらいだ。だが、音声は全てひとつに繋がっている・・・いや、途中でふたつに分かれたけど。別に連続再生すれば音が途切れることもなく普通に聴ける。

でもそれじゃ聴き難いので・・・今度はチャプター毎に根気よくやった。DVDのチャプターが35に分かれているので35回上記の操作を繰り返したってことだ。※さらに操作毎に音声データに番号を付けていく。じゃないと数が多すぎて整理できなくなるのだ。疲れた・・・。1時間以上かかった・・・。結果は、満足の出来である。本当にライブCDみたいに出来上がった。これで通勤途中の車内は無敵であるっ!

・・・え? そんなことしなくたってカーナビとか使ってDVDをそのまま車内で観ればいいじゃんって? そ、それを言っちゃおしまいよ・・・。

・・・まあ、今回はわたしの使い慣れたソフトを使用しての紹介なので、実際にやって扱い方がわからなければ、頑張って自己解決を・・・じゃなかった、質問コーナーにどしどしお便りを・・・って質問コーナーが無いので、テキトーにコメントに質問書いてちょうだい。テキトーに、テキトーにね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザ・ピロウズ 通算33作目のNEW SINGLES

20110608_comicsonic250x250the pillows 通算33作目のシングル「COMIC SONIC」を購入した。初回限定DVD付1500円である。

通算33作目である。デビューから20年が経過したバンドなら当然といえば当然の枚数だろうか?

だが、彼らはミスチルとは明らかに違うのだ。ミリオン・ヒットも無いし、シングルが発売されたからって大々的な告知も無い。ちなみにピロウズとミスチルは同期デビューのバンドである。

しかし・・・これはあくまで、わたし個人の感想と意見だが、同じくらいの年月ふたつのバンドを聴いてきて、ミスチルに対しては興味が薄くなっていっても、ピロウズに対しては逆に興味が強くなり続けている。彼らの楽曲を本気で聴き出して15年近く過ぎた今でも・・・である。

さて、肝心の今作のサウンドだが、「ホーン・アゲイン」の流れを汲む瑞々しいフレッシュなサウンドを意識しつつ、従来のピロウズが顔を覗かせている・・・と言った感じだろうか?

カップリングの曲に関しては、久しぶりの「駄作」と感じる引っ掛かりどころの無い曲である。おっと、誤解のないように言うと、シングルとして出すには・・・っていう意味だ。

でも、なんだろう? このワクワクする感じ。彼らが新曲を出すたびにワクワクしてしまう。今度はどんなアプローチで来るのか? って・・・。

ピロウズはデビューしてから今まで、何度となくそのスタイルを変化させてきたバンドだ。スタイルを変化させつつ、あくまでピロウズとしての音楽に一貫性があり、キッチリとポップでロックを聴かせている。この長い活動期間中には、フロントマンの山中さわお氏を悪く言うコメントなんかも見たことがある。それは音楽性ではなく、彼の周囲に対する態度に対してである。※業界関係者ではなく、一般人のコメントで悪く言われるように思う。例えば、自分の好きなバンドをけなされた・・・とか、そう言うレベルでだ。

そう、彼らの音楽が否定的に言われているコメントをあまり見たことが無いのだ。

理由のひとつに・・・否定されるほど売れていないってのがあるだろう。※ファンのみなさま、申し訳ない。わたしもファンなので許してください。

ミスチルの曲を聴くと「ああ、懐かしい」って感じても、ピロウズの曲を聴いて「ああ、懐かしい」なんて感じない。だが、古いとも感じないし、逆に新しいとも感じない。感じるのは・・・あ、ピロウズの曲だって、それだけだ。

1996年の起死回生のシングル「ストレンジ・カメレオン」以降、彼らの音楽に間違いはないのである。山中さわお氏の態度を嫌う一部のオーディエンスは、きっと飼いならされて牙を抜かれたテレビ向けの優等生ロック歌手しか知らないのだろう・・・。

かつてカート・コバーンは※一夜にしてスターダムを駆け上った伝説のバンド「ニルヴァーナ」のフロントマンだ※メディアに対して公然とメジャー音楽に対する批判を語った。「俺はガンズとU2が嫌いだ」って。「メディアに媚びを売る姿に虫唾が走る」そうだ。

テレビ番組で口パク演奏※ヴォーカル以外が全て※をやらされた時、彼はわざとスロー再生のような声で唄い、しかもマイクに対してフェ○チオのパフォーマンスをやってみせた。メジャーの偽物音楽に対する抵抗である。俺たちは演奏してないぜ、騙されるなよって公然とタブーをやってのけたのだ。

例えば、激しいダンスと唄を両立させるために、口パクを利用する歌姫・・・両立できないなら出来るだけのパフォーマンスにしろよっ! って、そんなとこだ。

ロック・ミュージシャンってのは、飼いならされたヤツばかりじゃないのだ。だからイマイチ売れないのかもしれないけど、売れる為に時代に媚びを売って痛い目に遭うってのは、ピロウズはデビュー当時に嫌ってほど味わって、引退まで考えた起死回生の「ストレンジ・カメレオン」※何をやっても売れないんだから、自分たちが演りたい音楽を出して(もちろん事務所の反対を押し切って)それで足を洗いますって※で音楽業界に踏みとどまって、それ以降はどんなに時代が変化しても自分たちの音楽を貫いている・・・。そんなバンドって、数少ないよね。

・・・なんて、いかにも不良ちっくなヤサグレ音楽みたいな言い方になってるけど、彼らのサウンドって普通に甘ったるいポップ・サウンドで、しかも最近は「先日デビューしました」系のフレッシュ・サウンド(これについては実際に聴いてください。意味がわかると思うから)を鳴らしてて、そのギャップがよかったりもする。

まあ、中期のようなグランジ系サウンドはすっかり無くなってるけど、相変わらずのピロウズ・サウンドで、よかったよかったって・・・そんな33枚目でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

不思議だなって、思う話…

いや別に、怖い話ではないのです。

最近、テレビ番組(特にゴールデン)で心霊特集番組って観なくなったなって思って。

まあ、某動画サイトで検索すれば、観たい時にいつでも観れるから不便はない。で、何日か前に久しぶりに観たのです。昼休み。怖い動画・・・。

そこでふと思ったことがあって・・・。

まだ動画が一般的じゃなく、心霊の姿を観る媒体が写真だったころ。心霊写真って言われてるもの。

パソコンが普及し始め、ホームビデオが一般化して、それでもまだ今のような違法動画が世の中に散乱する前の時代。

心霊の姿を動画に収めるのは不可能だ・・・って言われてた頃がある。

霊が写真に写るのは、その一瞬、のためだと。長時間、人間が視覚で認識できるような長時間、姿を保つことができる霊は存在しないって話。

映ったとしても、それは小さな光の球体「オーブ」って呼ばれる姿だったり・・・。

でもでも、どういうこと?

今、これでもかってハッキリ、ギクッてするくらい明確に映ってる動画が多いよね。

先日観た動画も、ハッキリと、これでもかってくらい映ってた。本物か作り物かはわからないけど・・・。仕事終わって、シャワー浴びる時に、思わず「目、閉じるの怖えぇ・・・」って思うくらいハッキリ映ってる。

録画機器が普及して、撮る機会が増えたから?

逆にデジカメの心霊写真が少なくなったのは・・・フォトショ・レタッチで何でも作れて真偽が曖昧になったから?

でも、そういや・・・映画なんかには昔から不思議なものが写りこんでたって話はよく聞くんだよね・・・。やっぱ、心霊は動画に映るものなのかな?

で、ちょっと思ったのが、人間は自分の目で真実を観れないって話。

これはトリック・アートとか錯覚のお話なんだけど、人間は目の前にあるものを、自分が知ってる形に補正してしまうってヤツ。絵に描かれた立体を、本物の立体造形物だと錯覚してしまうってヤツ。それで騙されるんですね。

それとは逆に、人間は自身の常識以上のものが観れないって話。

例えばUFO、幽霊でもいいや。

交差点で幽霊とすれ違って、それが幽霊だったって認識する人ってどれくらいいる?

街頭の無い山道で、深夜にすれ違えば気が付くかもしれないけど、真昼間のスクランブル交差点ですれ違っても気が付かないよね・・・。たぶん。

なんか、そんなことをふっと思った一瞬・・・。なんか不思議だなって。

まあ、別に深い意味の無い話なのですが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

久しぶりに「ニルヴァーナ」を聴いてみた

Nirvana3_2久しぶりに「NIRVANA」を聴いている。

最近、心が熱くなるようなスリリングなバンドに出会えない・・・と思っていた矢先に「ネバーマインド20周年リマスター」の情報が入り、まあ、久しぶりにニルヴァーナのCDをiTunesに入れ直したのだ。

※今年の初めにPCをWin7に切り替えたタイミングでニルヴァーナのデータは捨ててしまっていたのだ。かなり以前に取り込んで、当時はアップル・ロスレスではなくAAC128取り込みだったのだ。いつかCD入れなおそって思ったまま放置していたので、ちょうど良いタイミングではある。

せっかく全曲入れしたので、※※もちろん、音量均一化※※詳細を書いておこう。

サウンドエンジン・フリーによる波形調整(音圧調整)である。

1、ブリーチ・デラックスエディション(無調整)

2、ネバーマインド(+4)

ネバーマインド時のシングルも基本的には全てボリューム+4である。ただし「スメルズ~のカップリング曲<イブン・イン・ヒズ・ユース><アニュウリズム>」は微妙に音圧が低い気がする・・・。

3、インセスティサイド(+4.5)

4、イン・ユーテロ(+2)

イン・ユーテロ時のシングルも基本+2である。

5、BOXセット(-2.5)

BOXセットってのはアウトテイク集のものだ。実はこれ、曲によって録音レベルがまちまちなので(デモとかが多いため)実際には-2~-3くらいで曲によってレベルを細かく調整した。

6.ベスト(無調整)

まあ、マニアな方は音圧の調整を行ってみていただきたい・・・。

で、久しぶりに聴いたついでに、ブリーチ(デラックス)の解説に書かれていた言葉を思い出していたのである。

リアル・タイムで彼らを知らないリスナーにとっては、音楽界が根本的に変化した後の音楽を聴いて育ったなかで聴く、その原点・・・的な、そんな意味の解説である。

何を言っているのかわからないと思う・・・。

つまり、今の耳で聴いたら、ニルヴァーナはそこまで刺激的ではないってことだ。AKB48ファン(ヲタクではなく、純粋に音楽が好きなファン)に世界のビートルズの良さを説いても理解してもらえないのと同じことだ。

90年代初頭、肥大化したビッグ・ビジネスとしてのロックは壮大で保守的で様式に囚われた物が多くなっていた。ロックは産業化してしまっていたのである

そんな中に、インディーズ・シーンから登場したのが「NIRVANA」だったのだ。

派手なイントロやギター・ソロもなく(当時ではあり得ない)、ほとんど一発どりに近いレコーディング方法で、歌詞の意味は理解不能、しかもインディーズ出なので(?)ビジネス・ロックが大嫌い・・・。もちろんライブにも派手なパフォーマンスは一切ない。

大きな宣伝も行われないまま発売された「ネバーマインド」は口コミで売れ始め、ついにはチャートのNo.1に登りつめてしまったのだ。

そして、世界の音楽事情は一変してしまった。

ニルヴァーナが凄かったのではなく、インディーズの音楽に注目が集まったのだ。それまで保守的だったロック界※つまり、ロックとポップスは別物、ヒップホップや他のジャンルと交わるなんてあり得ないって、そんな感じ。が「何でもござれ」のオルタナティブ・ミュージックに取って代わられたのである。

ニルヴァーナの場合は、70年代パンクとロックが融合したノイジーなガレージサウンド・・・だけどメロディはポップス的・・・(当時のパンクはメロディが単調だったもので)を指して、当時はジャンル分けが出来ずに困った評論家が「グランジ」とか「オルタナティブ」と呼んで新ジャンルを作ってしまったようだ。

まあ、結果・・・インディーズが金になるっ!って、ビジネス・マンが殺到、技術も才能も無いインディーズバンドを「グランジ・オルタナ」って呼んで湯水のようにデビューさせ・・・まあ、この先は想像できるだろう。素人に毛が生えたようなバンド(だからメジャーじゃないんですね)が次々に出てくりゃ聴いてる方は嫌になってくる・・・。日本で起こったビジュアル・バンド・ブームみたいなものだ。

更にカート・コバーン(ニルヴァーナのボーカル)が自分の頭を銃で撃ち抜いて自殺・・・。グランジ・ムーブメントは数年で消えてしまったのである。カートは床に「錆びつく前に燃え尽きたい」と歌詞の一説を書き残していた。(ニール・ヤングの詩だっけ?)

ただ純粋に音楽が好きだった青年(幼少時代からコミュ障でレコードが友達っていう寂しい男)が自分を取り巻く環境の変化に翻弄され、ドラッグに溺れ、精神的に追い詰められた結果の自殺である。コートニー・ラブとの結婚なんて、まるでドラッグ・カップルの結婚、生まれる子どもは先天的なドラッグ漬け・・・なんて、あること無いこと、誹謗中傷、心無いマスコミの攻撃の的だった・・・。カートは結局、音楽ビジネスに殺された悲劇の天才なのだと思っている・・・。

当時、ネバーマインドは無名のインディーズ・バンドの意外と良い出来のメジャー・デビュー作になるはずだった。カート自身は、仕上がった音(がポップすぎて)に不満を抱きつつも、売れるアルバムが出来たと確信していたそうだ。まあ、これで音楽で飯が食える程度にはなるかも?って感じである。名曲「スメルズ・ライク~」はアルバム収録曲が足りないから急きょ入れることになった曲だったそうだ(嘘か本当かはわからない)。「ポーリー」はスタジオに転がっていた弦の切れたギターで録音したとも言っていた。

このアルバムが10年に1枚の傑作と言われるのは、その当時の音楽界の常識で考えれば・・・なのだと思う。彼らが撒いたオルタナティブの芽が育った今となっては、当たり前すぎるサウンドなのだ。

しかしまあ・・・(リアルタイムに当時)あの衝撃的なCDを聴いてから、もう20年も経ってしまったのか・・・。自分が年をとったってことを改めて実感してしまうのである・・・。いやはや、申し訳ない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コンピレーション・アルバムというもの。

コンピレーション・アルバムというものがある。

様々なジャンルから選りすぐりの楽曲を選曲して一枚のアルバムにまとめたものだ。

実は私は・・・意外とそれ系のCDを持っているのだ。別に、コンピレーション系のアルバムが好きなのではない。あのアーティストのあの曲を聴きたいって思った時※それ以外の曲に興味が無かった場合、コンピレーションは便利なのだ。

で、それらの楽曲をiPodに入れてみようと思いたって数日・・・。実際に入れてみると、700曲近い楽曲が集まった。もちろん、重複した楽曲は外してある。

今回入れたコンピCDは、50~60年代の楽曲をまとめた「ジュークBOX3000」(4枚組)、70年代の楽曲をまとめた「70’s」シリーズ3作(計6枚)、80年代をまとめた「80’s」シリーズ6作(計6枚)、映画音楽をまとめた「THE MOVE HIT」シリーズ2作(計4枚)、ギター作品をまとめた「THE GUITAR SONG」(2枚組)、SONYミュージックが出した90年代コンピ「SONYミュージック」、2000年に発売された「ザ・ミレニアム」(2枚組)などなど・・・。

実はまだ、「NOW」シリーズが10作、手つかずで放置されている。

その他にJAZZ作品101曲なんてのもあるし・・・、ロカビリー作品集めたものもある。

まだまだ先は長そうだ・・・。

なんたって、楽曲をiPodにいれながら音量調整もやっているからだ。コンピの場合、同じ音量で調整するとバランスが崩れるので困る・・・※元々から音量に差があるからね。

何か、一発で音量調整してくれるソフトに頼ってみるか・・・。

にしても、コンピ集めて700曲近い楽曲を詰め込めるなんて、やっぱiPod最強かも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BOΦWYを熱く語ってみようと思う パート5

・・・実に申し訳ないと思う。

今まで4回、BOΦWYを熱く語るなんて言っておいて、きちんとアルバムの紹介をしてないことに気が付いた。この野菜は産地直送だと言って産地を言わないと同じではないか・・・。

なので、今回はしっかりと野菜の産地を・・・ではなく、BOΦWYのアルバムを紹介したいと思う。ただし、私が紹介する内容は・・・リアルタイム高校生でリアルタイムBOΦWYを聴いた大大大ファンが語るアルバムの紹介だ。かなりのファン目線補正が入っていると思うので、気に入らなかった方はウィキなんとかっていうネット辞典を見て下さい。申し訳ない。

1982年 MORAL

作品が世に出たのは1982年3月だが、実際のレコーディングは1981年の夏には終了していたアルバムだ。当時はサックスと2ndギタリストがいる6人組バンドだった。過激なイメージのバンド名「暴威」を改めBOΦWYと変更、スペルの中心に配置された「Φ」は空集合(どこにも属さない)を意味している。

実はBOΦWYの中ではかなり反体制的な歌詞の多い作品だ。

名曲「イメージダウン」にしたって、尻軽女(女子高生)に対する皮肉がたっぷり詰まっている。~英語、数学まるでダメだけど、あっちのほうはインテリジェンスかい~今から30年も前にこんなメッセージが唄われていたのだ。

パンク的なサウンドにのせ痛烈な歌詞を唄うアルバム・・・。だが、レコーディングは1年前。商業的には不発。アルバムが発売された頃にはBOΦWYの方向性は大きく変化していた。よりポップでキャッチーなロックを鳴らし始めていたのだ。

1983年 INSTANT LOVE

前作の発表直後にサックスと2ndギタリストが抜け4人組になったBOΦWY。前作に引き続き今作も商業的には不発に終わった作品だ。レコード会社の問題(倒産)でレコードのプロモーションはほとんど行われず、音楽業界がBOΦWYという名前を口にすることはほとんどなくなっていた。だが、彼らはライブ活動で着実に人気と実力を蓄え続けていた。

MORALとは打って変わってラブソングが中心のポップでキャッチーなアルバムだ。まあ、ラブソングと言っても今のJ-POPに流れる甘いものではないし、ステレオタイプなものではない。

~目を閉じてりゃ怖かねえさ、まかしといてすぐにすむさ、自慢じゃないけど早いの俺~って・・・ようするに○漏って意味ですよね、氷室さん・・・。

また一発だけMEMORYとか、もっとなめてよMY JULLYとか、際どい歌詞のラブソング・・・好きです。

1985年 BOΦWY

バンド名を冠した出世作。BOΦWYのサウンドはこのアルバムで完成したと言ってよい。世の中ではアイドルブームが巻き起こっていた時代だ。

サウンドはよりキャッチーになり、歌詞は洗練された。世間にも受け入れられ始めていた。この年、布袋寅泰は山下久美子と結婚する。

確かに、音も歌詞も大きく変化しているのが分かる。アルバム10曲中6曲が今後の殆どのライブレパートリーに組み込まれている。リアルタイムBOΦWYファンが最も好きなアルバムではないだろうか?

1986年

JUST A HERO

GIGS

BEAT EMOTION

1896年には3枚の作品が発表された。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活動だ。1986年3月に発売されたJUST A HEROはBOΦWYの最高傑作だと言われている。デジタルサウンドへのアプローチが強くなった作品だ。これは布袋さんの意向だと言われていた。歌詞に関しては・・・意味不明の物が目立つ。それがこの作品にミステリアスな印象を与えている。

GIGSは名前の通りBOΦWYのライブ作品だ。彼らは自身のライブをGIGSと呼んでいた。今では当たり前になったが、当時では前代未聞の武道館GIGである。関係者からは絶対に失敗するからやめろと言われていたそうだ。せっかく人気が出てきたのに、ここで観客動員できずライブを失敗させたら立ち直れなくなる・・・。それもそのはず、当時の音楽業界はロックでビジネスが成立するなんて一切考えてなかったのだ。「ライブハウス武道館へようこそっ!」BOΦWYは前人未到の快挙をやってのけたのだ。そして音楽業界は本気でロックビジネスに動き始める。

11月に発表されたBEAT EMOTION。

テレビの歌番組からのオファーが殺到したが、それら全てを断り続ける彼ら。前作が「陰」のイメージなら今作は「陽」。BOΦWY史上最もキャッチーな名曲が詰まったアルバムだ。このアルバムだけは・・・本当に捨て曲が無い。もはや彼らの人気は止まることを知らず、チャートの1位をその手に入れることとなる。「B・BLUE」「ONLY YOU」はこのアルバムに収録されている。だが、彼らには・・・1位を取ったら解散・・・という目標があった。

1987年 PSYCHOPATH

もはや不動の人気を獲得した彼らは、CASE OF BOΦWYと銘打った4時間にわたるライブを行い、そして9月に新作アルバムを発表。アルバムは80万枚のセールスを記録する。インターネットも携帯電話もない時代、テレビにも出ないし、もちろん総選挙の投票券も付いていないし、複数枚同じものを買わせる特典なんかも付いていない。ミリオン・ヒットなんて言葉も一般的ではなかった時代だ。ロックがお金になるなんて発想もない。解散を決意したアルバム故か、どことなく物悲しいムードの漂う作品だ。

そしてこの年の12月24日、渋谷公会堂のライブで解散を表明。

彼らが伝説のバンドとして語られるのは、まさに人気絶頂時・・・いや、これから更に爆発的な人気を獲得できるだろうその時に、あっさりと解散してしまったことだ。BOΦWYはもはや自分たちのものじゃない・・・。ビジネスに取り込まれつつあるBOΦWYを守るために彼らは解散を選んだのである・・・。まあ、氷室と布袋の不仲説もあるけど・・・。布袋が氷室以外のメンバーを奥さんのレコーディングアーティストに呼んだとか・・・。だったらいいよ、俺バンドやめるからっ!って氷室が怒ったとか、噂。当時、26歳だもんヒムロック。しかも布袋が恐れるくらいに地元じゃ有名なバリバリの不良少年だったらしいから・・・。怒らせちゃったら怖い・・・ってさ。

布袋がBOΦWYに加入したのは・・・地元で有名な不良の氷室に呼び出され、バンド結成を断るのが怖かったからだったとか? 噂。

1988年 LAST GIGS

完成直後の東京ドームで行われたライブは、9万5千枚のチケットが10分で売り切れた。東京都内の電話回線がパンクし、BOΦWYは社会現象にさえなっていた。

わたしにとって、これは解散ライブを収めたただの記念碑的作品に過ぎない。BOΦWYが解散して後、リアルタイムに当時数回聴いただけで、あとは一切聴いていない。

今度、このアルバムのコンプリート盤を買ってみようと思っている・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BOΦWYを熱く語ってみようと思う パート4

Boowy02_2BOΦWYが解散して20年以上が過ぎた。そんな中、氷室京介が自身の50歳ライブを震災チャリティと銘打ち「全曲BOΦWYライブ」を敢行した。

先日、その映像をニュース番組で観たが・・・それはBOΦWYのライブではなく氷室京介のライブであった。

氷室京介は過去にもBOΦWYの楽曲をライブで披露している。ライブ・アルバムにもなった「BOΦWY VS 氷室京介」なるライブ・・・BOΦWYの楽曲を台無しにした悪しきアルバムだと思っている。

多分、ライブ会場で観れば盛り上がったのだろうが、とにかく観客への煽りが多すぎた。楽曲のサビの半分以上、氷室が唄ってないって感じだ。

まあ、それは仕方がない。ライブとは文字通り「生」のその瞬間を楽しむもので「アルバム」にするものではないのだ・・・。

今から24年前、1987年に行われたBOΦWYのライブに「GIGS CASE OF BOΦWY」というものがる。当時はライブアルバムは売れないと言われた時代だ。もちろん、アルバムにはならず、ビデオやLDなどの映像メディアとして発売された。

とにかく観た。観まくった。氷室が歌詞を間違える場所や曲中に入れる呟きも全部覚えるくらいに観まくった。

2001年にライブ・アルバムとして初めてCD化され、もちろん私は購入した。VHSに収められていた曲順をほぼ忠実に再現した27曲。なぜだろう?ほとんど聴くことはなかった。

確か・・・全部聴き終わった時に「ああ、こんな程度だったか」とガッカリしたのを覚えている。思い出は思い出のままがいいなって思ったものだ。

その後、何度か聴いて・・・松井さんのベースと高橋さんのドラムってカッコいいよなって思ったものだ。

実は、今回・・・ヒムロックの全曲BOΦWYに感化され、「GIGS CASE OF BOΦWY COMPLETE」を購入したのだ。2007年、今から4年前に発売された3枚組の完全盤(という触れ込み)だそうだ。やっぱBOΦWYのライブ音源はBOΦWYが演奏したものが一番さって思ったのだ。

M000013130410002実はこのアルバム、とにかく評判が悪いのだ。

俗に言う「EMI商法」ってやつだ。2007年に完全盤を出すのだったら、2001年に発売した2枚組のアルバムは何だったのだっ! BOΦWYを阿漕な商売に使ってんじゃねーよっ! ってファンが怒っているんだ。

「GIGS CASE OF BOΦWY」が3150円、そのコンプリート盤が3800円・・・先に出た27曲は重複しているのだ。さすがのわたしも買わなかった。同じライブ音源が27曲も入っているのに買ってどうする? である。

だが、実際・・・今回購入してその音源を聴いてぶったまげた。

「うわぁー買ってよかったよ、これ」って思った。2001年に発売された「CASE OF BOΦWY」とは明らかに別物だ。

先ず、音質が格段に良い。2001年版は当時のビデオ音源(?)をリミックスしたものらしいが、今回の音質はリマスターが加えられている。音の分離が良いのだ。

2001年盤もそれなりにライブの迫力は出ていたが、2007年盤は更に各楽器の音色が聴き取りやすくなっているのだ。特に布袋のギターが前面に飛び出してきた。

そして、それ以上に素晴らしいのは2001年盤に未収録だった楽曲だ。そして楽曲の並び順も良い。一応オリジナルのセットリストを再現したのだろう。

24年前にVHSビデオで観た「CASE OF BOΦWY」は4本組だった。各巻の最後の楽曲毎に「それじゃ、最後の曲です・・・」とヒムロックが言っていて、何回最後なんだよ? って思って首を傾げていたのを覚えている。成る程、途中休憩を合わせ※確かこのライブは3時間以上のライブだ。本編の最後、アンコール1、そしてアンコール2と続くのだ。

Img_1801024_61683606_1 当時、1987年・・・「CASE OF BOΦWY」期、BOΦWYは公には解散を表明していなかった。アルバム「BEAT EMOTION」がバカ売れして初登場1位を記録していた時期だ。ラストアルバムとなる「サイコパス」もまだ発売されていない。

この頃のBOΦWYの全楽曲は・・・多分60曲くらいだったであろう。そして「CASE OF BOΦWY」で唄われたのは40曲・・・確かにコンセプトに近い。そのコンセプトとは、BOΦWYの全楽曲を唄う・・・そしてそれを箱詰にする(つまり作品にする)であった。

「箱詰されたBOΦWY」「BOΦWYの場合」のダブル・ミーニングになっている。これは87年当時から話題だった。

このライブ作品が嬉しいのは「商品として発売するライブ」を前提にしたことだ。この時のヒムロックはサビまでしっかり唄っている。サビを観客に任せるような手抜き(?)はしていない。なんたって、当時は26歳、全盛期の唄声だもの。

おっと・・・違う、ちょっと待って。まだ2001年作品に未収録だった楽曲について殆ど触れていなかった。実は2001年アルバム(つまり87年に発表されたVHS然り)に未収録の楽曲は初期の曲が多いのだ。そしてシングルじゃない楽曲だ。

「RATS」「GIVE IT TO ME」「16」「TEEN AGE EMOTION」「OH MY JULLY」などなど、当時のBOΦWYっていうか、邦楽ロックにはシングル楽曲なんて関係なかった。当時のバンドは「アルバム」が良いのだ。シングルの寄せ集めとその他の曲ではないのだ。

特にBOΦWYは、それこそ高校時代にBOΦWY布教運動する時には決まって「どの曲がシングルか当ててみ? 全曲シングルみたいやろっ!」って言ってBOΦWYを聴かせていた。うん。

なもんで、それらの楽曲が入ることで・・・初めてBOΦWYを聴くなら「これ!」と言いたくなる作品に生まれ変わっているのだ。2001年盤は・・・あの曲が足りない・・・が多すぎた。

ライブで聴く初期のBOΦWY楽曲はカッコいい! ※初期オリジナル・アルバムの音は薄っぺらいんだよ、時代的に。

とりあえず、BOΦWYを聴くならこの曲は押さえときなって楽曲が殆ど入っている。・・・残念なのは「サイコパス」発売前のライブなので、サイコパス収録曲が3曲しか入ってないことか・・・。

もしも、今回の氷室京介の「全曲BOΦWYライブ」でBOΦWYの楽曲を聴きたいと思った若者は(BOΦWYをほとんど聴いたことないって方)ベスト・アルバムではなく、この「GIGS CASE OF BOΦWY COMPLETE」を聴くのをお勧めしたいのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

SONYのヘッドフォンを購入

31u2g7mzbql__sl500_aa300_さて、何年ぶりの購入だろう?

久しぶりの密閉型ヘッドフォンだ。購入した理由はデザインの良さと、インナーイヤー型のイヤホンにウンザリしていたから・・・である。

正式名称「SONYステレオヘッドフォン MDR-ZX300」

価格は某家電量販店Bで2980円である。

iPod聴くために買ったヘッドフォンである。このヘッドフォンの特徴は低音が分厚いってことだ。わたしのようにロックを聴く人間にはピッタリの音だと思う。

高音にこだわる方にはお勧めできない一品・・・かもしれない。

まあ、わたしの場合はインナーイヤーのシャカシャカ音が嫌いなのでね。結局、あのインナーイヤー型には馴染めないままだった。耳を塞がれる感じが気持ち悪くて。

それまでは安物の耳かけ式をメインで使ってたが、今回のヘッドフォンは満足いく音だと言える。価格の割にである。ウン万円もする澪ちゃんヘッドフォンとは比べないでね。

まあ、アニソンやAKBを聴くには適さないだろうが、それなりにお勧めの商品である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

TRICK

Img_1285330_35130509_0 TRICKがまるっと11周年ということで、劇場版3が地上波初放映された。もちろん観た……。

率直な感想だが、微妙なラインだ。

わたしの中でTRICKは劇場版2で終わったはずだったからだ。いや、新作が観れるのはファンとして嬉しいのだが、どうもやり過ぎ感が大きくなってしまっているのだ。

まあ、言わずと知れた名作なので、今さら紹介の必要もないのだが、第1作が放送されたのが11年も前だってことで、恥を忍んであえて物語を紹介させて頂こうと思う。

しかもブログ記事が数回に分けて続きそうな予感がする・・・申し訳ない。

TRICKの第1シーズンが放送されたのは今から11年前、2000年のことである。深夜ドラマとしてスタートした意外にマニアックなドラマだった。今回、劇場版のラストに登場した双子の霊能力者の妹の話・・・「母之泉」が第1話である。

「母之泉」の教祖ビッグマザーに呪いをかけられた若手物理学者・上田次郎が本物の霊能力者を募集するところから物語は始まる。そこへやってきたのが売れないマジシャン・山田奈緒子だった。

TRICKは今までにドラマが3シーズン、ドラマスペシャル2本、映画が3本作られている。

ドラマ版の第1シーズンは深夜ドラマということもあり(?)かなりオカルトチックな要素が強い。ついでに下ネタのギャグも多い。貧乳だ巨根だって、阿部寛と仲間由紀恵が言い合うこと自体が凄いことである。今では一般的になった言葉「貧乳」はここから生まれた。

この第1シーズンの特徴は、オカルトチックである、下ネタが多い、トリックが巧妙、事件解決後の後味の悪さである。山田と上田が霊能者の嘘を見抜いてメデタシメデタシでは終わらないのだ。今まで信じていた教祖が偽物だと現実を叩き付けられた信者たちの絶望感が描かれているのである・・・。

そしてやはり・・・「霊能力者は本当に存在するのか?」である。

山田奈緒子は霊能力を否定し、彼らの嘘を暴いていくが・・・偽(?)霊能者は最後に「わたしは本当の霊能者を知っている」と不吉な言葉を言い残している。そして、結末が死で終わる話は・・・結局最後は「本物だったのか、偽物だったのか?」が微妙な終わり方が多い。

・・・・・・・・・・次回へ続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

浅井健一を熱く語る。第2回

1991年「Red Guitar and the Truth」

ブランキー・ジェット・シティの記念すべきデビュー作だ。いや、多分・・・本人たちは記念していないような気がする。まさに負の遺産とでも言うべき駄作である。当時はザ・ブランキー・ジェット・シティと名乗っていた。

このアルバムはとにかくプロデュースが悪い。サウンドがブランキーじゃないのだ。楽曲は初期のブランキーって感じだが・・・とにかく音もアレンジも最悪なのだ。正直、もう一度ブランキーの音で録音しなおしてほしいって思う。1991年当時の邦楽のレベルから飛びぬけていたブランキーの才能をプロの音楽業界人が理解できていなかったのだろう・・・。

1992年「BANG!」

これぞブランキー・サウンドである。すでにこの時点でブランキーのサウンドはひとつの完成形を示しているように思う。前作とは打って変わって最高のサウンド・プロデュースである。正直、20年経った今の耳で聴いても古さを感じない・・・いや、っていうか・・・元々からしてアナログ録音にこだわったバンドなので音は古いのかもしれない。古いってのは時代を感じる古さではなく、流行に流されなかった原始的なロックの古さである。

この当時から浅井健一の詩は他のアーティストとは一線を画していた。「絶望という名の地下鉄」という曲を聴いて目の前に映画のように唄の中のシーンが浮かび上がってきた。サウンドはロックとロカビリーとパンクが融合した独特のサウンド※だと勝手に解釈している・・・である。

実は先日、栗山千秋が唄う「コールド・フィンガー・ガール」を聴いたのだが・・・※浅井健一のバンド「PONTIACS」が全面プロデュースしている曲で、自身も同曲をセルフカバーして発表した・・・ベンジーの曲を他のアーティストが<特に女性>唄うと楽曲の良さがビシバシと伝わってくる。

浅井健一ってアーティスト・・・彼の唄を聴いていると、「ベンジーって唄が下手だよね」って思ってしまう。おもいっきり音を外してるし、高音も出ていなかったり・・・。でも、本当はそうじゃないのだ。

彼がカバーした洋楽の曲・・・JUDE時代の「20thセンチュリー・ボーイ」、ソロの「レベル・レベル」、そしてPONTIACSの新作で披露した「ブランニュー・キャデラック」、全部きっちり唄いこなしているんですよ。正直、浅井健一だって言われなきゃわからないかもしれないですね・・・※ブランニュー・キャデラックは浅井健一のオリジナルみたいに聴こえるけど・・・。

・・・次回へ続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

浅井健一を熱く語る。第1回

AKB48のCDが爆発的に売れる現在の日本音楽界を危惧している。

ミスチルの初動シングル売り上げ記録を抜き、トップに立ったAKB・・・。本当に音楽が好きで活動しているアーティストに対して失礼だと思う。

大人気でグッズが売れるのは良いことだが、できることならアイドルのグッズと音楽CDチャートは別物にして頂きたいものだ・・・。

257_1_1さて、余談はここまでにして、ベンジーこと浅井健一の魅力を熱く語ってみたいと思う。彼は本物のアーティストである。本物のロック・アーティストなのだ。

まあ、他にも本物の音楽を奏でてくれるアーティストはたくさんいるが、彼ほど唯一無比の個性を持ったアーティストは少ないのではないだろうか?

今回は、※前の浅井健一は天才である記事にも書いているが、ベンジー浅井健一をよく知らない今の若いリスナー向けの記事だと思っていただきたい。

浅井健一は1992年にブランキー・ジェット・シティのボーカル&ギタリストとしてデビューした。ブランキーは3ピース<ギター、ベース、ドラムの3人組>バンドである。浅井健一の個性はデビュー当時から既に確立されていた。当時から天才だったのだ。

ベンジー以外のメンバーはブランキーを結成した理由を、浅井健一の才能を世の中のみんなに知らしめるために結成したバンドだと言っていた。

だが、ベンジーの音楽は・・・投票権やパンチラPV目当てでCDを買う軟弱音楽リスナーには理解できない個性的なものだ。

わたしの思う浅井健一のイメージ・・・ブランキー時代からずっと、黒の革ジャンと蛇柄のブーツをはいてオートバイにまたがっている不良少年・・・である。今もそのイメージのままだ。

わたしが初めてブランキーを聴いた時に思ったのは・・・ロカビリーとパンクの融合だった。もちろん・・・? 最初はまったくその良さを理解できなかった。カッコいい曲もあるが・・・詩がね、ダサいんですよ・・・って思っていた。彼の書く詩は他の誰にも真似ができない個性的なものである。

いや、もし真似をしたら・・・ただのダサくてカッコ悪いセンスの無い詩人と思われるだろう。ビートルズをカッコよくコピーすることはできても、ピンクフロイドをカッコよくコピーできないのと同じことだ。ベンジーの詩はベンジーだからカッコ良いのである。

さて、肝心の音楽についてだが、ベンジーの音楽を手っ取り早く知りたければ・・・ベスト・アルバムの購入をお勧めする。

最近、浅井健一のソロ・ワークのベスト盤が発売されている。

ブランキー時代の楽曲も白・黒の2枚に分かれたベストが出ている。

あとはJUDEのベスト「ショッキング・ブラック」もお勧めだ。

・・・何だそれ? と思われた方もいるだろう。

ブランキーと浅井健一のソロはわかるけど・・・JUDEって何?

では、次回は彼の作品を順に紹介していこう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

改めて言うが、浅井健一は天才ミュージシャンである。

257_1_1 浅井健一というミュージシャンは、やはり天才なのだと思う。

1991年にブランキー・ジェット・シティのフロントマンとして音楽界の表舞台に登場して20年。当時は空前のバンド・ブームで、ブランキー・ジェット・シティ(以下:ブランキー)もイカ天なるテレビ番組から登場したバンドのひとつだ。

湯水のような流行で湧いては消えるバンド(ブーム)の中で、ブランキーは異色の存在だった。良い意味でも、悪い意味でも。

男気溢れる3ピースバンド、浅井健一(ベンジー)の特異な声質、歌詞の内容。わたしにとっては当時のブランキーは悪い意味での異質な存在だった。もちろんデビュー当時の彼らのことである。

だがそれが誤りだと気付かされるのにそんなに時間はかからなかった。

もしかしたら、今の20代・30代のファンは、浅井健一の存在を丸の内サディスティックで知った方も多いのではないだろうか? そしたらベンジー、あたしをグレッチでぶって・・・。

椎名林檎を好きだと思ったのはそのワンフレーズが大きい。林檎嬢はベンジーファンを公言していたし、共演も果たしている。林檎嬢はベンジーを天才だと言う。ベンジーは林檎嬢を素晴らしいミュージシャンだと讃える。

ベンジーこと浅井健一さんを語るのは・・・正直言って申し訳ない気持ちが大きい。わたしなんかよりベンジーを崇拝してるファンは多いし、今さらわたしがベンジーを語る意味なんて皆無に等しい・・・。だが、語らせていただく。だって、ここはわたしの勝手気儘なブログなんだもの・・・申し訳ない。

わたしは、浅井健一の音楽は、今の若い世代にこそ聴いてほしいと思っている。ベンジーの音楽は流行歌ではないし、耳馴染みの良いものでもない。だって彼の音楽は本物のロックだもの。売れる為に業界やリスナーに媚びを売ったようなものではない。握手券が付いていないから100万枚の売り上げはないが、軽音部のように「いかにも」ロック演ってます的なサウンドとは比較にならない破壊力に満ちている。そして優しさとファンタジーが溢れている。

1990年代、ブランキーで活動していた浅井健一は、母体バンドとは別にインディーズでもバンド活動を行っていた。それがシャーベッツだ。

As_1754攻撃的なブランキーでは表現できなかった、繊細な浅井健一を前面に押し出した幻想的で落ち着いた作風の多いバンドだ。

2000年にブランキーが解散し、わたしはシャーベッツこそベンジーの母体バンドになるのか・・・と、少々危惧していた。攻撃性の少ないシャーベッツでは物足りなさを感じていたからだ。

だが、彼はまったく別のAJICOなるバンドを結成する。

女性シンガーUAがヴォーカルのバンドだ。※CDを1枚+ライブ・アルバムをだして活動は終了する。わたしはぶっ飛んだ。ベンジーの別バンドにではなく、ベンジーの楽曲を別のアーティストが唄うと「こんなに凄い曲」になるのかっ!

その後、シャーベッツでの活動に続き、今でもわたしが大好きなバンドJUDEが結成される。このJUDE※ユダと読む。は攻撃的なベンジーと幻想的なベンジーが同居したバンドだと思う。そしてこれまたぶっ飛ばされた・・・。

いきなりアルバム2枚同時発売。どんだけ創作能力高いんだ?

JUDEの活動が休止後は再びシャーベッツを経て、今度はソロ活動の開始だ。攻撃性も幻想も優しさも併せ持つベンジー世界がナチュラルに展開されるソロ活動だと思う。

そして、ソロ活動の合間に・・・これまたぶっ飛んだバンドPONTIACSが結成される。何がぶっ飛んだかって、だって、元ブランキーの照井さん(ベース)と一緒に組んだバンドなのですよっ!

これぞロックってサウンドです。当然。

そして再びシャーベッツを演りつつ、ソロ活動・・・。

ウィキペディアによると、この20年で浅井健一が世に送り出した楽曲は1500曲にもなるそうだ。

それがどれだけ凄いのかというと・・・、ビートルズは全楽曲が300曲無い。

サザンオールスターズも300曲まで行ってない。桑田佳祐のソロを合わせても500曲までは行ってないだろう・・・。その3倍の楽曲を作っているのだ。しかも活動期間は桑田さんより10年短い。

あまり比較にはならないけど・・・。

ブランキー・ジェット・シティ

シャーベッツ

AJICO

JUDE

PONTIACS

浅井健一ソロ

それぞれで表現する世界は微妙な違いがあるが、全てベンジーの音楽である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

氷室京介を熱く語ってみる。

Kopti今から23年前・・・と言うと、その年月の長さに改めて驚いてしまうが、氷室京介のファースト・アルバムが発売された。

「Flowers for Algernon」である。アルジャーノンに花束をという小説に感銘をうけたヒムロックがつけたアルバム・タイトルである。

1988年・・・エイティーズ時代だ・・・。驚き!

私の持っているCDはまさに23年前にリアルタイムで購入したものだ。ジャケットの裏には<レンタル禁止期間 昭和63年>と書かれている。販売価格は3200円になっている。歌詞カードにはカセットテープへの無断録音・・・なんて時代を感じる注意書きまである。

なるほど、ヒムロックが50歳になるわけだ。BOOWYが解散してすでに23年も経っているのだ。BOOWYの活動期間は10年に満たないので、ヒムロックとしての活動の方が3倍近く長いのだ。

ヒムロックの最新アルバム「“B”ORDERLESS」に対し、あるファンが通販サイトでレビューしていた。今のヒムロックが最高だ。いつまでも彼にBOOWYを求めるファンは間違っている ・・・そんな内容だったと思う。

確かにその通りだ。BOOWYの3倍近いキャリアのソロ活動・・・いや、ソロ活動という呼び方が間違っているのか? とにかく音楽活動をしてるのだから、氷室京介の音楽はヒムロックの音楽であってBOOWYのウグイス嬢、氷室京介<BOOWY時代のMCですね、はい>ではない。

だが・・・恥ずかしながら、わたしもヒムロックにBOOWY的な何かを求めてしまうファンのひとりだ。いや、だったと言っておこう。実は今回、カラオケダイエットの一環として青春時代の音楽BOOWYを聴きなおすにあたり、氷室京介の音楽も聴きなおしているのである。

改めて聴いてみると、今までヒムロックに抱いていた思いが変化していることに気が付いた。そこらへんも踏まえて、ヒムロックの音楽を紹介したいと思う。

ここまで読んで下さったかた、申し訳ない・・・。ここまでは、スターダスト恒例の長い余談で、ここからが本題である。申し訳ない・・・。

「Flowers for Algernon」を最初に聴いたのは高校生の時だった。BOOWYが解散して氷室がソロを出す。誰もが期待と不安で一杯だった。

「Flowers for Algernon」を聴いた感想は「劣化したBOOWY」であった。もちろんそうなるだろうと予想はしていた。BOOWY時代のヒムロックの作品を聴いていれば何となくわかっていた。BOOWYのカッコよさは布袋の曲と氷室の詩だったのだ。

その後、わたしの中での「Flowers for Algernon」は「劣化したBOOWY」というイメージは23年続いた。今回の聴き直しでそれが違っていることに気が付いた・・・って、おいっ!

Img_1034003_44648160_0今回、聴き直しをして驚いたのは、「Flowers for Algernon」の楽曲は歌詞を見なくてもほとんど唄えるということだ。氷室は好きじゃないなんていいつつ、ここまで聴きこんでいたのである・・・。やっぱファンだわ、わたし。

そして劣化したBOOWYイメージを払拭させる切っ掛けになったのは、ヒムロックがインタビューで語ったひとこと・・・「今さらBOOWY時代の歌詞を唄うのは恥ずかしい」であった。

基本的にBOOWY時代とは詩のイメージが違うのだ。

今回、ヒムロックの作品「Flowers for Algernon」~「“B”ORDERLESS」までのオリジナル・アルバムと「CASE OF HIMURO」をiPodに入れた。音量は全てサウンドエンジンで均一化して、どこから聴いてもイメージが変わらないようにした。

ここからアルバム紹介だ。<ただし個人的意見である>

「Flowers for Algernon」 サウンド自体は多少古さを感じさせる。特にドラムとシンセ系の音が80sサウンドだ。楽曲は良くも悪くもヒムロックである。ただし、このアルバムはほとんどの楽曲の作詞を氷室自身が行っているので、本当の意味での氷室作品である。

当時、このアルバムを好きになれなかった理由は・・・バラードが3曲も入っていたから。たったそれだけの理由である。これホント。

氷室に求めるBOOWYらしさというのは、いつでも尖がったサウンドを聴かせてほしい・・・それだけのように思う。永遠の不良ロッカー氷室京介を求めているのだ。

通販サイトのレビューは「氷室にBOOWYを求めるな」的コメントをしていたが、それは違う。彼はBOOWYなのだ。10代、高校生の頃、リアルタイムでBOOWYに脳天直撃の衝撃を喰らったわたしにはBOOWYは・・・氷室が昔いたバンドではないのだ。BOOWYの氷室がソロ活動してるのだ。

難しいがわかっていただきたい。出発点が違うのだ。

「NEO FASCIO」 これは衝撃的だった。どうやって好きになればいいのかわからないアルバムだった。とにかく良さがわからなかった。1989年当時・・・たしか大学生で彼女と一緒に聴いていた。先行シングル「SUMMER GAME / RHAPSODY IN BLUE」は大傑作だと思った。この曲がなければ氷室ファンをやめたかもしれない・・・。今でも大好きな曲だ。

ヒムロックの作品の中でも異色の作品ではないだろうか? コンセプト・アルバム的な雰囲気を持つアルバムだ。

当時は難解すぎたアルバムだが、今の耳で聴くと「凄い作品」であることに驚かされる。ドラムパターンが複雑だし、ギターの音色も素晴らしい。変拍子というのだろうか? アレンジも凝っている。これで20年前の作品なのだから・・・ヒムロックは天才なのかもしれない。

「Higher Self」 前作とは打って変わって弾けるようなロック・アルバムだ。何となくネオ・パンクと呼びたくなるような音だ。当時はあまり好きではなかった。この手の弾けたロックはどうしてもBOOWYと比較してしまうからだ。劣化したBOOWYでしかなかった・・・。

先行シングル「JEALOUSYを眠らせて」は爆発的ヒットを飛ばした。たしかドラマの主題歌になっていたのか? 俗にいうトレンディなドラマである。この曲は今でもカラオケで歌う大好きな曲である・・・って、やっぱりヒムロック好きみたい。

「Memories Of Blue・・・」 これは初期ヒムロックの最高傑作だと言いたい。中古CDで300円とかで売られているのが忍びない・・・。先行シングル「KISS ME」もヒットしたが、このアルバムはとにかくメロディが良いのだ。雰囲気がBOOWYの氷室なのだ。「わがままジュリエット」の作詞・作曲した人物の作品と言えば納得してしまうくらいBOOWYの氷室色を感じさせてくれる。この作品に関しては文句の付けようがないと思っている。

「SHAKE THE FAKE」「MISSING PIECE」 この2作品・・・わたしにとっては暗黒の作品だ。この2枚の作品で氷室京介が大嫌いになった。氷室京介を「偽物のロック」と呼ぶカツーンファンがいたが、まさに偽物のロックの洪水だ・・・。最悪だ。ここから氷室京介に対する興味がまったく無くなったと言っていいだろう。

如何にも大げさなロックサウンドを作ろうとしてひたすらダサいサウンドが生まれ、ヒムロック自身が作詞をやめたせい?で、プロの作詞家が詩を提供しているのだが、この詩がダサすぎる。アイドルソングのようなダサさではなく・・・説明が難しいが、無理やり氷室チックなフレーズを使おうとして大失敗してます的なダサさ・・・。語感の悪さとダサさ、聴いていて怒りすら感じる・・・。この2枚は持ってるがほとんど聴いてもいない・・・。

「I・ DE ・A」 一度失った信頼を回復するのがいかに難しいか・・・。今聴くと悪くない作品なのに当時はまったく好きになれなかった。氷室は終わったとすら思った。だが、この時期、わたしがバンドを組んでいたメンバーが氷室好きだったので、かろうじて氷室の作品を購入していた時期だ。

やはり前2作の印象が強く、氷室の全てがダサい偽物に感じていたのでほとんど聴いていない作品だ・・・。

唯一印象に残っているのは、氷室自身が久しぶりに作詞をした「DRIVE」の詩が、これぞヒムロックっ! だったことだ。意味不明で情景の浮かばない難解な英語フレーズを散りばめた語感の気持ちよさよ韻の気持ちよさだけでカッコいい作品である。

「MELLOW」 氷室京介のメロウな作品というふれ込みを見て、リアルタイムには購入しなかった作品だ。微妙・・・としかいいようがない中途半端なイメージ。

「BEAT HAZE ODYSSEY」 収録曲が7曲だったのでリアルタイム購入はしなかった。後聴きになるが、オープニングの2曲を聴いた時は、カッコいい氷室に戻ったという印象をもった。しかし如何せんリアルタイム購入をしていないので聴きこみまではいってない中途半端作品である。

「FOLLOW THE WIND」 CCCDだったためにリアルタイム購入は見送り・・・。今までのヒムロックの殻を破った作品だと思う。ラップ的なアプローチなんかにも挑戦してコケた感じ・・・。良い意味で・・・ね。全体的には聴ける作品だ。やはりリアルタイム購入しなかったために聴きこみは行っていない。

「IN THE MOOD」 久しぶりにちょいリアル購入した作品。この作品を買ったおかげで過去の作品※前の3作。を購入した。前の作品を聴きたくなるくらいに氷室流ロックが完成していた作品だ。だが、流石にね・・・、悪いけど、日本人のロックを聴いて熱くなれるような年齢ではなくなってました、わたし。ストライプスやジョンスペのような初期衝動ロックを聴き狂うロック好きには・・・ちょっと物足りないのが本音。

ただし、これは氷室がダサいって意味ではないし、氷室が偽物のロックと思っているわけでもない。偽物ロックのイメージは払拭されました、はい。ちょっと、日本の大人のロックを聴きたいな・・・と思ったらこれを聴きますね。子ども用ロックのように「今流行のスタイル」ではなく大人がイメージするロックを聴かせてくれるアルバムです。

「“B”ORDERLESS」 前作の氷室流ロックをさらに突き詰めた作品。よりロック色が強くなっている。もはや何の迷いもなくヒムロックのロックが鳴っている感じだ。このアルバムを聴いてニヤリと思ったのは、先行発売されたシングルより、アルバム収録曲の方がクオリティが高いってことだ。シングルは「如何にも氷室」的な楽曲だったが、アルバムはそこに無骨なロックテイストを振り掛けた感じかな?

序盤からアッパーなロックを奏で続け、途中ひとやすみで3曲バラードを挟む。※当然バラード3曲は聴かずにスキップ。まだ聴いてない。後半もロックな楽曲で突き進む。ただし、ボーナストラックはちょっと邪魔かも・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

BOΦWYを熱く語ってみようと思う パート3

Boowy38さて、前回の熱く語りでは・・・なぜか否定的な方向へ行ってしまいがちになったことを反省。これも好きだから故と理解していただきたい・・・申しわけない。

わたしが今、聴きなおしているBOΦWYは「 BOΦWYコンプリート」と呼ばれる全作品がセットになったものだ。この「BOΦWYコンプリート」は過去に3度発売されている。

限定発売という形態で発売された最初のコンプリートBOX。当然、瞬く間に売り切れ入手困難に・・・。わたしはBOΦWYの過去作品は全て持っていたし、当時は洋楽に夢中だったので購入見送り。

入手困難な状況を見かねて? 再発売されたのが白箱のコンプリートBOX。※最初のは黒。

とうぜん、購入は見送り。

そして、わたしが購入した3度目発売のコンプリートBOX。

これを購入した決め手は、全曲リマスターである。やはり音が良い。聴き比べていないが明らかに音が良い。氷室京介の「ハイヤーセルフ」よりも音が良いんだもの・・・。

で、せっかくなので聴き比べてみようと思って、過去のBOΦWYのCDを引っ張り出しました。※まだ聴き比べてはない。申し訳ない。

いやぁ・・・本当にBOΦWYが好きだったんだな・・・って思わせるくらいケースもジャケットもボロボロです。なのにCD面にはほとんど傷が無い。ほんと大切に扱っていたのね。ってか、CD面に傷をつける感覚がわたしには理解できないけど・・・、いるのよね、友達に。CD貸すと平気で版面に傷が付いて帰ってくる・・・。あれは多分、iMacのスロット・インが原因だろう。

Boowy14おっと、余談が長くなってしまった。

今回、わたしがBOΦWY再熱で改めて思ったのは、やはりBOΦWYは伝説ではなかったってことだ。

実は、CDを探している。「CASE OF BOΦWY コンプリート」を探している。地方都市のせいか・・・最近はめっきりCDショップの規模が縮小してCD探しが大変なのだ。

で、おやおや? と思ったのが・・・BOΦWYのCDを置いてるお店がほとんどない。BOΦWYってコーナーも無いし、「ほ」の欄にもCDが一枚も無い。尾崎豊は今でもジャケ面を見せて陳列されているのにBOΦWYは全然無い。

いやな予感がした。

甥っ子※中学生&高校生。に聞くと・・・BOΦWY? 何それ? ヒムロ? 知らん。

で、CD聴かせると「へえ、カッコいい唄うたってるやん」。

つまりBOΦWYって・・・わたしが思ってた以上にオヤヂたちのヒーロー、懐メロバンドなのかもしれない。

今、BOΦWYやヒムロックを知ってる(好きで聴いている)高校生っているのだろうか? 彼らはどこでBOΦWYや氷室を知ったのだろうか?

ちなみにパート2に登場した会社の後輩は、カラオケで友人がヒムロックの曲唄ってて、カッコいい曲やねって実際にヒムロック聴いて・・・その圧倒的な歌唱力に惚れたと言ってました。※たしか当時はビジュアル系全盛期だったな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

BOΦWYを熱く語ってみようと思う パート2

Boowy_1024久しぶりに通勤途中の車内で爆音再生したBOΦWY

BOΦWY熱が再燃したのは、ヒムロックが50周年(50歳)記念ライブを復興支援に切り替え「全曲BOΦWYの曲でライブする」って発表したことに端を発しているのです・・・はい。※単純でごめんよ。

BOΦWY解散後、ソロ活動を開始したヒムロックはBOΦWYの楽曲を唄うのを拒んでいたように思う。※それでも「IMAGE DOWN」と「ハイウェイに乗る前に」だけは普通に演ってたけど・・・。

実は内緒なのだが・・・私はBOΦWY大好きだが、ヒムロックも布袋も好きではない。だからと言って嫌いではない。布袋さんに関してはアルバムは「ギタリズム」(一番最初に出したソロ)以外持ってさえいない。

「だってあのアルバムが出た時、最初で最後のソロ・アルバムみたいなふれ込みだったもん。その後、吉川さんと一緒にコンプレックス結成してさ、で、コンプレックスやめたらいきなりソロになって日本語で唄ってるもんね・・・ガッカリしちゃって、それ以来、布袋さんのアルバムは買ってないのよ。あ、そう言えばもう一枚、デジャブって限定発売のミニアルバムは持ってるね」

ヒムロックに関しても、「フラワーズ・フォー・アルジャーノン」を聴いた時、正直に思ったのは劣化したBOΦWYじゃんって感想。でも、シングル曲ではBOΦWY時代を彷彿とする曲を出してくれてたので・・・アルバム全部持ってるのよね。でも、毎回アルバムを聴くたびに・・・今度こそBOΦWY時代のヒムロックが戻ってますようにって願って、その願いは叶わず殆ど聴かないままCDラックへ・・・。

ヒムロックの場合は、自分で詩を書くのやめちゃってから好きになれない・・・って感じですね。BOΦWY時代の意味はわからないけどカッコいい詩が好きだったの。

プラスティックのノクターン

もてあましてるパッション

ビロードみたいに艶やかなフィクション

・・・ですよ。意味はわからないし、情景も一切浮かんでこないのに、何かカッコいいよね。

ちなみにこの詩は「ダンイング・イン・ザ・プレジャーランド」の冒頭の詩。これ、「GIGS CASE OF BOΦWY」のライブ演奏がむちゃくちゃカッコいい! 今聴いても鳥肌立つくらいにカッコいい。まあ、BOΦWYに関してはアルバムもよかったけど、「GIGS CASE OF BOΦWY」が凄かったのよね。※この最終公演で解散宣言したんだけど。

当時はビデオテープしかなかったから※LDは一部のオーディオマニア用。レンタルしたビデオをビデオテープとカセットにダビングして、毎日観てたのね。このライブの記事を「パチパチ」だっけ? 音楽雑誌で見かけてなけなしの小遣いで買って、BOΦWYページ切り抜いて学校でみんなに見せてたね。BOΦWYってテレビの歌番組には殆ど出ない存在だったから、動くBOΦWYは貴重だったし、ライブ写真がむっちゃカッコよくて、みんなで街に行って黒地に白抜き文字で「GIGS CASE OF BOΦWY」ってプリントされたTシャツ買って、結局ね、一度も着ることなく、「LAST GIGS」のステッカーと共に部屋のディスプレイになってて、その後、社会人になって30近くになった頃、新人の男の子が氷室ファンで、部屋に遊びに来た時にそのアイテムを見つけて絶叫してたんで・・・あげちゃいました。「持って帰り~」なんつって。リアルタイムBOΦWY世代って持ってるアイテムがレアすぎる!って言ってたね。そう言えば、その時にヒムロックの「ディア・アルジャーノン」のシングルCD貸して・・・※カップリングでデビッド・ボウイの カバー演ってたね。返してもらってないぞ!

で、その新人くん、わたしが組んでたバンドに入って、一緒に「NO NEW YOKE」演りましたね。いやはや、懐かしい。

そうそう、結局・・・何が言いたかったのか?

ヒムロックのライブの告知がね、某ネットの掲示板で取り上げられてて、BOΦWYファンを名乗る方が自分が好きなBOΦWY楽曲をあげてて・・・

それがB・ブルーだったり、オンリー・ユー、マリネット、挙句の果てのは・・・わがままジュリエットなんて曲名を出してて、締めのコメントが「渋すぎたか?」みたいなのでね・・・絶句しました。お前はリアルBOΦWY世代か? 高校生の頃にBOΦWYに憧れてウルトラハードのヘアスプレーで髪の毛ガッチガッチに立てて学校に行ってた世代か? プールの後にトイレに籠って髪の毛セットして授業に遅れて職員室で往復ビンタ喰らってた世代か? 渋すぎるのではなくメジャー過ぎるんだよ!

ってね、ちょっとそれを思い出して・・・一人でほくそ笑んでいたってのが言いたかったのです・・・いやはや、あの頃は・・・ヤンチャでしたわ。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

BOΦWYを熱く語ってみようと思う

1980年代、BOΦWYというバンドが存在した。

氷室京介、布袋寅泰、松井恒松、高橋まこと の4人からなるロックバンドだ。

一部の熱狂的なオヤヂ信者からは「伝説のバンド」などと呼ばれるカリスマ・バンドだが・・・実際に彼らのサウンドを聴いたことのある(ベスト・アルバムではなく、オリジナルアルバムを全て聴いたという意味で)方はどれくらいいるだろう?

Boowy_1024BOΦWYはそんなに多くの作品を残していない。

「MORAL」「INSTANT LOVE」「BOΦWY」「JUST A HERO」「BEAT EMOTION」「PSYCHOPATH」のたった6枚だ。これにライブ・アルバムが2枚。オリジナルはそれだけだ。その他の作品はメンバーとは関係のない利害関係で発表された商業作品である。

作品が少なく、人気が絶頂の時に突然解散したから伝説なのだろうか?

いいや違う。わたしの中で「BOΦWY」は伝説のバンドではなく、高校時代にドップリ浸かって聴き狂っていた懐かしのバンドなのだ。伝説のバンドってのは、彼らの作品を売ろうとする業界が勝手に付けたキャッチコピーに過ぎないのではないかと思う。いまだに「BOΦWY=伝説」なんて方程式を感じたことがない。これはリアル・タイムで彼らの音楽を聴いていたせいかもしれない。

多分、BOΦWY好きはあの時期、BOΦWY以外の音楽をあまり聴いていないと思う。※地方限定かもしれない、申し訳ない。

なぜかって? だってBOΦWYみたいな音楽が他になかったもの。あったかもしれないが、それを知るための情報手段がなかったもの。まだレコード盤とCDが一緒に売られていた時代で、彼らのライブ作品「GIGS」に至ってはアナログ盤数量限定の発売だった。

彼らの音楽を聴くための手段は・・・もっぱらレンタルしたCDをカセットテープに録音することであった。場合によっては友人や学校の先輩から借りたカセットをダビングする時もあった。わたしがBOΦWYを聴いたのも、友人がダビングしてくれた「BOΦWY」を聴いたからだった。だが、当時はそこまで凄いとは思っていなかった。

その後、部活(運動部)で、雨の日に体育館で筋トレをしていた時に先輩が爆音ラジカセで流し始めたのが「GIGS JUST A HEROツアー」であった。限定品がレンタルにあったと自慢していた。ヒムロックの名MC「ライブハウス武道館へようこそっ!」に鳥肌が立った。「イメージ・ダウン」と「NO NEW YORK」という名曲で完全なるBOΦWYファンになってしまったのだ。今から20年以上も昔の話である。文化祭のバンド演奏で先輩が「ライブハウス体育館へようこそっ!」とMCした時はあまりの恥かしさでその場を逃げ出そうかと考えた・・・。

当時の学生の主要メディアはカセット・テープである。なけなしのお小遣いで買えるのはそれくらいであった。46分の録音時間である。スキップやサーチなんてものはない。再生を始めれば、片面23分ぶっ通しで聴く。早送りするとテープが伸びるなんて都市伝説もあったので早送りはしなかった。

なので・・・BOΦWYのアルバムに関しては、曲と曲の間の空白部分の長さまで体が覚えてしまうくらいに聴き狂った。そういう聴き方が普通だった。よくカセット・テープが伸びるくらい聴きまくったなんて言葉を聞くが、あれは本当の話である。

久しぶりにBOΦWYの楽曲を通勤中の車内で聴いてみたが、いまだに曲間のタイミングも覚えているし、歌詞も覚えている。20年以上前に聴き狂っていたアルバムなのに・・・。もちろん、今聴いているのは「BOΦWYコンプリート アニヴァーサリーエディション」なるBOXセットのリマスターされた音質だけど・・・。

改めてBOΦWYを聴いた感想は・・・懐かしいってことと、カッコいいってことと、捨て曲が無いってことと、こんなにが曲が少ないのかってことである。

BOΦWYは伝説ではなく、80年代の思い出のバンドである。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン#2

Z321000710ジョンスペのような音楽は、理解できない人には「何これ?」なサウンドだが、一度はまってしまうと他の音楽が聴けなくなるから困る・・・。

ジョンスペのファンがブログに書いていたコメントだが、実は私もジョンスペのリマスター盤を購入して以来、他のアーティストはほとんど聴いていない。桑田佳祐もピロウズも聴いていない。REMもまだ真面目に聴いていない。レディオヘッドに至っては購入すら見送っている状態だ。

それほどまでに魅力的なサウンドなのかと聴かれれば・・・多分・・・「NO」と答えるだろう。歌メロは無いに等しいし、ガレージ・サウンドだし、ポップでもないし、演奏が上手いわけでもない。

だが、一度はまると抜け出せないサウンドなのだ。

彼らの2ndアルバム「extra width」のリマスター盤だ。「extra width」にエリア限定(もちろん海外)で発売された「mo' width」を追加し、さらに当時のアルバム未収録楽曲とライブ音源が収録された2枚組、全46曲・・・ちょっと作りすぎですよ、スペンサー氏! ライブ音源7曲を除いても39曲。既出の 「extra width」の楽曲が12曲、残り27曲がボーナス楽曲・・・って、普通の感覚じゃありません。

1stの「YEAR ONE」がパンク丸出しの初期衝動サウンドだったのに対し、 「extra width」はバンド名の通りブルースが爆発したサウンドなのだ。まあ、普通に考えるブルースではなく爆発したブルースなので注意していただきたい。

ただし、 「extra width」収録楽曲以外は「YEAR ONE」から 「extra width」へと移行する期間の楽曲だろう。※いや、ただ単に好き放題やってるだけかも? かなりパンキッシュな楽曲が多い。とは言っても「YEAR ONE」のような初期衝動的なものからブルース寄りのパンクまで様々だ。

実は私はオリジナルの 「extra width」は好きではなかった。音も悪いし「これだっ!」って楽曲も無いように思っていた。だが、リマスターされたものは違う。スカスカだったサウンドが太くなるだけでこれほどまで楽曲のイメージが変わるのかと驚いた。さらに 「extra width」本編よりカッコよすぎる27曲のボーナス楽曲・・・。

KARAや少女時代のような腰ふりと美脚も悪くないが・・・、最近のポップすぎる邦楽・洋楽に嫌気がさしている方には是非聴いていただきたいアルバムだ。ただし、聴くならリマスターされたアルバムをっ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DVDの動画をブルーレイにまとめてみよう! 第1回目

さて、最近PCを買い替え、長年使い慣れたXPから7に進化した私のPCライフ。

XPと7のインターフェイスの違いに戸惑う・・・なんて話を聞いていたが、まあ、私の場合はもともとMacとWinの両刀使いのため※システム関係は根本的に別物なので、特に迷うこともなく快適に使用することができている。

・・・どこで迷っていいのかわからない程度にしかPCを使い込んでいない、なんて不安も頭を過るが今回は無視させていただく。申し訳ない・・・

そんな中、私のPCライフで劇的な進化を遂げたのが「映像関連」である。今までのDVDマルチドライブからブルーレイドライブになったのだ。ついでにリビングにもブルーレイレコーダーを購入して地デジ対策は完璧! と思ったのだが、実はこれが厄介者だった。

あ、別にね・・・ブルーレイの使い方が理解んないとか、いまだに使用説明書片手に番組録画してるとか・・・そんなことを問題にしてるんじゃないの。※ってか、そっちの方が大問題であることは棚に上げるので悪しからずである。

私の前に立ちはだかった壁・・・それは動画の変換形式であった。

注)ここからの記事は曖昧表現が多くなるがご容赦願いたい。著作権的に違法な内容は記載しないので察してください・・・。

BDを手に入れて最初に考えたのが・・・シリーズ物の動画を全てまとめてBDに焼けば今までのように何枚もメディアを入れ替えなくても楽々視聴ができるじゃんっ! であった。

だがちょっと待て、お前はその方法を知ってるのかスターダスト? という天の声が同時に聞こえてきた。※もしも本当にそんな声が聞こえたら、こんなことやってないでカウンセリングに行くか、宗教団体を立ち上げた方がよいとは思うが・・・。

色々と調べてみると・・・今までの動画の形式が「VOB」なのに対し、ブルーレイの形式は「BDMV」となっているのだ。※あくまで大雑把な説明である。ご要望があれば詳しい解説をしよう。つまり、動画の形式が違うのでそのままじゃBDで再生できないってことだ。それを知った私はショックのあまり近くに置いてあったポテトチップス・コンソメパンチ味を手に取ってしまったくらいである。せっかくダイエット中だったのに・・・。

そして私は考えた。コンソメパンチを食べる前に考えればよかったが、食べ終わってから考えた。だったら問題は体脂肪を・・・じゃなくって、「VOB」を「BDMV」に変換すればいいってことじゃん。

実に簡単である。言うのは簡単である。

だったらどうやって変換するんだよスターダスト? って天の声が聞こえて・・・(以下略)

最近はネットで調べものをするのを「ググる」って言うんだね。※最近じゃないけど。

ググってみました。意外とみんな同じようなこと考えてるんだね。きっと彼・彼女らにも天の声が聞こえて・・・(以下略) ところがどっこいしょ! 検索ワードを見つけるのが意外と大変だった気がする。なぜなら、市販のDVDをコピーすること自体が著作権法にひっかかるのでネットじゃ詳しい紹介が無いのだ。いや、あるにはあるのだが・・・それが出来るソフト※DVDのコピーではなく動画の形式を変換するソフト。はだいたい1万円前後の価格。

おいおい、手間と頭脳と他人の力(フリーソフト)を使うのがコンセプトの私のスタンスから大きく外れるじゃないっすか!

で・・・探したのです、これが。

ありました、はい。ただしまだテスト段階なのです。実際のBDへの焼きこみは行っていないので実証されていないのです。ただ・・・理論上は成功なのです。

具体的に説明しよう。

最初に手に入れたのは「tsMuxeR」というフリーソフト。使い方は簡単だが、海外製のソフトの為、表示は全て英語です。学校でしっかり英語の勉強をして表示される内容を和訳して下さい・・・。

私は英語が苦手なので、使い方を調べて、和訳しないでも使えるようになっちゃいました。基本的な使い方は・・・※実際に「tsMuxeR」を起動して読んでね。

①右上にある「add」ボタンを押してPC内にあるVOBファイルを選択。

②真ん中下くらいにあるOption部分の「Blu-ray disc」にチェックを入れる。

③最上のタブからBlu-rayを選べばチャプター時間を設定できる(任意です。デフォは5分おき)

④最下の「Start muxing」ボタンを押す。

これで「VOB」ファイルが「BDMV」に変換されます。

ただし・・・ここで大きな問題が発生。確かにVOBがBDMVに変換され、実際にBDに焼いてPCで再生は出来た。だが、選択したVOBファイルのひとつしか焼かれていない。3時間分くらい選んでたのに焼かれたのは最初の30分くらいのVOBファイルだけだったのだ。

▲上記の解説を翻訳すると「失敗しました」という意味。

さて・・・どうしたものか?

ちょっと解説を入れよう。例えば・・・PC内に取り込んだ動画フォルダの構成を見たことがあるだろうか? VIDEO-TSと書かれたフォルダ内に「あれれ?」ってくらいにファイルが入っているだろう。実はこれ、実際の動画ファイルとは別に認識用のファイルだとか破損時の応急ファイルだとか、動画再生の為に必要なファイルが一式まとめられているのだ。その中で必要なのがVOBという動画本来のファイルである。だが、ひとつの動画ファイルの中に数種類のVOBが作成されている。しかも容量が違う・・・。再生すれば内容は同じ・・・。実はこれ動画ファイルが分割されているのだ。※厳密にはググって調べてみてね。

だが、「tsMuxeR」では失敗した。そもそも「tsMuxeR」の用途だが、地デジ録画などの動画をHD画質のまま「BDMV」に変換するためのソフトだ。これが厄介なのだが、どういうことかって言うと・・・地デジの動画形式は「BDAV」でブルーレイの動画形式が「BDMV」って違うってこと。地デジの動画をオーサリング(変換)するのに使うソフトなのだ。

ただ、このソフトはVOB形式も変換してくれるってだけなのだ。そもそもBDにDVD画質の動画を焼こうってことじたいが「主流ではない」のだ。

だが、今回の私の目的は「画質」ではない。あくまで複数の動画をまとめて1枚のディスクに焼いてリビングのブルーレイを使って大画面TVで見るってことだ。3部作を1枚のディスクに入れちゃえ的な用途なのだ。

余談が長くなった・・・申し訳ない。

次に私が考えたのは・・・※今回はコンソメパンチは食べずに考えたっ!

VOBファイルが複数に分割されるのならば、そのVOBファイルをひとつに合体させればいいんじゃないのかってことである。

探してみたら・・・あった。

「VOBMerge」というフリーソフトだ。これも海外製のソフトだが、使い方は簡単だ。起動してインターフェイスを見た瞬間に使い方が分かったくらいの簡単ソフトである。

実際に複数のVOBファイルを合体させたが、見事に上手くいった。

注)実験中というのは、ここまでしか試していないからである。

後はこの合体させたVOBファイルを「tsMuxeR」でBDMV形式にオーサリングしてBDに焼けば・・・理論上は成功である。ただし・・・今回はBDのディスクと時間の都合で最終形態の確認が出来ていないのである。

だからコラム・タイトルが第1回となっているのである。失敗すれば第2回が開催されるだろう。第2回が開催されないことを心から願っている。

おっと、ちなみにBDに焼くのは「ImgBurn」というフリーソフトを使う。超有名なフリーソフトなので詳細は割愛させていただく。が、ひとつだけ・・・「ImgBurn」でBDに動画を焼く場合、オプションの設定を

①ファイルシステム UDF

②UDFリビジョン 2.50

に設定しないといけないので注意しよう・・・。いや、してないと注意コメントが表示されるので注意しよう・・・。なんだそりゃ?

今度、時間とBDがあるときに最後の工程「ディスクに焼いてリビングのブルーレイで再生」まで行ってみたいと思う。

もしも私よりも先にリビングのブルーレイで再生できた方、もしくは失敗してしまった方がいれば・・・ご報告いただけると大助かりなのである。

最後までたどり着けづに・・・申し訳ない。

加筆:実際に焼いたBDをリビングの大型TVで観た。

結果は・・・大成功!

PCではBDを再生する際に機能のひとつが停止したが・・・ブラウザの枠が半透明になったりする「無駄無駄無駄無駄無駄無駄っ!(byディオ・ブランドー)」な機能が働かなくなったので・・・ほんのちょっぴり心配したが、やはり人間の能力には限界がある。俺は人間をやめるぞJOJOぉぉぉっ! 無事にリビングのBDでは再生しました。

ついでに言うと・・・今回テストした動画は2時間半くらいの長さ。容量は4.3G。VOBファイルを合体するのに要した時間は2分半。BDMV変換に2分。BDへの焼きに20分強(その間に外出してたので詳細は不明)。と、まあ全部の処理に1時間かかっていないようである。

※第2回(2011年12月4日更新)で更に詳しく、新たな方法を投稿しています。ぜひ、そちらもご参考していただければ幸いなのです。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

コラプス・イントゥ・ナウ R.E.M.新作登場

音楽を聴いて鳥肌が立ったのは久しぶりだ。

R.E.M.の三年振りの新作「COLLAPSE INTO NOW」が発売された。

通算15作目、デビューから約30年のモンスター親父バンドである。実は今回の新作、発売のニュースを聴いた時は正直・・・不安で一杯だった。

と言うのも、前作「アクセラレイト」が余りにも素晴らしい作品だったからだ。あの作品の次に来るのは・・・さらなる傑作なのか? それとも駄作なのか? 私は・・・きっと駄作になるだろうと思っていた・・・。申し訳ない。

R.E.M.のデビューは1982年のミニアルバム「クロニクル・タウン」である。当時の彼らは大学生向けのラジオ番組で人気のインディー・バンドだった。ボーカルのマイケル・スタイプの独特の歌唱法はアメリカ人にも聞き取りできないようなモゴモゴと籠った歌い方だったそうだ。

インディーズ時代に発表した作品が5枚。特に5枚目の「ドキュメント」は彼らの最高傑作の呼び声が高い。事実、わたしもそう思っていた・・・。

その後、メジャーのワーナーに移籍しメジャー3部作と呼ばれる「グリーン」「アウト・オブ・ザ・タイム」「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」を発表する。ポップなロックの「グリーン」、アコースティックな「アウト・オブ・ザ・タイム」、渋く多面的な「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」である。

90年代には「モンスター」という今までの彼らのサウンドを根底から覆すようなディストーション・ギターリフ全開のアルバムや、モンスター・ツアーの途中で録音された楽曲の多い「ニューアドヴェンチャーズ・イン・ハイファイ」を発表。世界で最も重要なロックバンドと呼ばれていた・・・いや、今でも呼ばれている。

が、その後・・・ドラマーの脱退による打ち込みサウンドの増加、楽曲のパワーの低下、アルバムのクオリティの低下・・・などなど、ファンの間でも「昔のR.E.M.はカッコよかった」と言われる時代が続くことになる。渋く枯れたロック・バンド・・・と言われていた。

だが、前作「アクセラレイト」でデビュー当時を思い出させるようなハイテンションでアッパーなロックチューン全開の彼らが戻ってきたのだ。

楽曲のクオリティもテンションも底抜けに高い作品だった。発売後すぐに米チャートを駆け上がって行った!※日本での知名度は相変わらずイマイチなのだが・・・。

そして今作である。

あのハイテンションの次は何を聴かせてくれるのか?

1曲目の「ディスカヴァラー」を聴いた瞬間に思ったのが・・・(良い意味で)いつものR.E.M.サウンドだな・・・であった。

「アクセラレイト」のようなテンションは無いが、ファンならニヤリのサウンドである。そして2曲目の「オール・ザ・ベスト」「ウーバーリン」で鳥肌全開である。前作を凌ぐテンションで、しかも今回はフックの効いた変化球的なR.E.M.サウンドだっ! そしてミドルとバラードを挟みつつ、ハイテンションなフック楽曲が続いていく。

聴いていて思ったのは・・・「ドキュメント」~「オートマチック~」期の良い部分のみを抽出して作ってみました的なクオリティだってことだ。

渋く枯れてもなく、アッパーチューン全開でもなく、捻くれたR.E.M.流のオルタナ・ポップ全開なのである。

とにかくこのアルバムは凄い!

音楽を聴いて鳥肌が立ったのは久しぶりである。音楽にどっぷり嵌り20年・・・。色々な音楽に触れ、感動して、自らもバンドを組み、あらゆる音楽を聴きつくし・・・もう昔みたいに音楽を聴いて叫びたくなるような衝動に駆られることはないだろう・・・と思っていた。事実、ここ数年はそんなことは無かった。

だから今回のような鳥肌ものサウンドに触れたのが嬉しいのだ。

カーステレオから流れてきた「ザット・サムワン・イズ・ユー」に向かって「なんじゃこりゃっ!」と叫んでしまったくらいだ。テンション上がりまくりだ。

とにかくお勧めの1枚である。

特に、昔R.E.M.を聴いてた方には・・・前作と合わせて、最高傑作2連続放出の彼らのサウンドをお勧めしたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

桑田佳祐 MUSICMAN ファースト・インプレッション

桑田佳祐のソロ・アルバム『MUSICMAN』を聴いた。と言っても、仕事帰りに購入し、家へと帰る車内のカーステレオで10曲目くらいまでしか聴いていない。その限られた時間で限られた聴き方で最初に思ったのは・・・おかえりなさい、桑田さん! である。

これは病気を克服して不死鳥の如く復活した桑田さんへの「おかえりなさい」ではなく、純粋に今回のアルバムに対しての感想だ。

わたしが今回のアルバムに最初に感じたのは、80年代~90年代の黄金時代の楽曲センスが蘇っているということだった。もしこのアルバムが80~90年代のサザンの未発表楽曲ですと言われたらそれを信じてしまいそうなほどである。

桑田さんの過去のソロ作品は・・・好きな楽曲は多いが好きなアルバムは無い。サザンのアルバムならアルバム単位でお勧め作品を紹介できるが、桑田さんのアルバムではそれが出来ないと思っていた。

例えば1988年の作品「KEISUKE KUWATA」である。楽曲の完成度は流石に黄金期の作品だけあって秀逸で駄作は無いし、当然、今聴いてもカッコよいと思う。だが、20年以上前の作品だ。サウンドが古臭い・・・。コッテコテの80sサウンドである。

1994年の「孤独の太陽」。渋い大人のフォーク・ロックである。だが、あまりにも大人過ぎてポップ感が薄い作品である。サザンとは明らかに違う路線で突っ走った本当の意味でのソロ作品って感じだ。渋すぎて聴き難い作品だと思う。

2002年の「ROCK AND ROLL HERO」。無骨な大人のロック・バンド的作品だ。名曲も多く、悪くない作品なのだが、なぜだろう? 後半になるにつれて聴き難くなってくる。わたし的にはノスタルジックなサウンドと歌詞が60年代の昭和をイメージさせる。※わたしは当然生まれてないのだが・・・。なんだか、重い印象が強い。

その反面、シングル作品はこれぞ桑田佳祐って作品が多い。「波乗りジョニー」や「ホワイト・ラブ」なんて、そのままサザンで歌ってよってくらいだ。

若い(と言っても10代は違うだろうが)桑田佳祐ファンの中には上記2曲あたりからファンになった方も多いだろう。だが、この2曲は90年代以降のサウンドだとわたしは思う。

初ソロ以降の桑田さん(サザン)の作品は洗練されたポップ要素が強いのだ。悪い意味ではなく、スケールアップしたという意味だ。だが、それ以前のサザンの持ち味だったスタイルの多様さは薄れてしまった気がする。もちろんそれはメロディや歌詞に対してではない。アルバムの作り方に対してである。

90年代以降のサザンはアルバムのコンセプトが強い。※わたし個人の意見である。アルバム単位で完成された作品が多いのだ。だが80年代のサザンは違っている。もちろんアルバム単位も良いが、収録された楽曲が個性豊かなのだ。アルバムのトータル性は薄いが聴いてて楽しい作品が多いと思う。当然それはシングル以外の楽曲が秀逸だからなのは言うまでもない。

今回の『MUSICMAN』はまさにその流れを感じる作品だと思う。バラエティ豊かな名曲が大量に詰まった作品・・・。黄金期の桑田さん、おかえりなさいと言いたいのだ。近年のサザンにも感じることのできなかった・・・と言うか、音楽活動が長すぎて流石に才能も底が尽きてきたのかな・・・と思っていた往年のファンがゾクッとするくらいの作品が登場なのだ。

だが、実際にはまだ10曲目までしか聴いていない・・・。

おいっ! 全部聴いてからレビューしろっ! って突っ込みは勘弁願いたい。申し訳ない。全部聴く前にレビューしたくなるほどの傑作ってことで、興味のある方は是非、聴いていただきたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザ・ホワイト・ストライプス 解散

White_stripes_jack_whiteまさか……、今年最初のビッグ・ニュースがホワイト・ストライプスの解散になろうとは夢にも思わなかった。

2011年2月2日、ザ・ホワイト・ストライプスの解散表明が彼らの公式サイトに掲載された。解散を決意した理由は色々あるそうだが、決して音楽的な確執や体調不良、音楽への情熱を失ったなどの理由ではないそうだ。

※最初にこの解散を知った時、もしかしてメグ・ホワイトは復帰できないくらいに体調が悪いのか!? と心配してしまった。

わたしにとって、ザ・ホワイト・ストライプスはニルヴァーナ以降で唯一、本物のロックを聴かせてくれるバンドであった。グランジ以降の多様化したロックはロックである意味を無くし、奇妙な方向へと転がり続けていたように思う。ジャック・ホワイトがいなければ、わたしはロックを聴くことをためていたかもしれない・・・。

ザ・ホワイト・ストライプスは2人だけのロック・バンドだ。

ギター&ヴォーカルのジャック・ホワイト

ドラムス&ヴォーカルのメグ・ホワイト

天才ジャックの鬼神のようなギタープレイとヴォーカル、それを支える控えめなメグのドラムス。たったそれだけで爆発的なサウンドを生み出している。2人以外のメンバーは必要なかったのだ。

事実、ジャック・ホワイトのサイド・プロジェクト(いや、こちらも本気モードだが)のラカンターズやデッド・ウェザー(どちらも通常のバンドスタイル)よりストライプスの破壊力は上だ。

だが、バンドの解散は避けられない現実である。ジャック・ホワイトが解散を決意した以上、ストライプスでできるロックは演り尽くしたのだろう。そう思うしかない。

そして、次はどんなサウンドを届けてくれるのか、楽しみに待ちたいと思っている。

※ストライプスは解散したが、彼らの残したライブ音源や未発表の楽曲はこれからも発表していくそうである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

HORN AGAIN ツノよ再び 再び

008pillowsさて、ピロウズの新作「HORN AGAIN」である。

最近のピロウズは出す作品が軒並みチャートの上位に組み込むという活躍ぶりだが※結成20年にしてようやくです・・・おめでとう。 今回の新作はタワレコチャートで3位に入っていたそうな・・・。

で、「HORN AGAIN」の聞き込みをしました。基本的には最近のピロウズ路線です。ただ、捻くれた韻を踏む歌詞があまり無く、言葉がストレートに響いてくるという印象。

先行シングル「ムーブメント」を筆頭に80年代的な雰囲気を漂わせる楽曲が多い・・・って、80年代をリアルに知ってる世代って私を含めてどれくらいいるのでしょうね? まあ、これはあくまで雑誌などの紹介レビューのコメントで・・・実際にはクセの少ないピロウズ楽曲をまとめてみました的なアルバムだと思うのです。私はね・・・。

実際、2005年※エイベックスに移籍する前・・・までのピロウズはもっとロック的な音で、新作を出すたびに最高傑作を更新してたわけで、それに異論を唱えるファンは少ないのではないだろうか?

だが、エイベックス移籍後は微妙に路線変更・・・よりポップで聴きやすいオルタナ・サウンドに移行していると思うのです。これは山中さわお氏のロック・スピリッツが無くなったからではない。現にプレデターズの彼はキッチリとロック音を鳴らしているもの。

・・・と、とりとめが無くなってきたので話を戻そう。

はっきり言うと、10年以上ピロウズを聴き続けているファンからすると・・・今回のアルバムは75点ってとこではないだろうか?

決して悪いアルバムじゃなく、捨て曲も無いし、聴き出したらスキップ無で最後まで聴けるくらいの良質ポップアルバムだ。だが、ピロウズ独特の捻くれた感覚が影を潜めている。それを深化とか変化とか新しい試みと言うのだろうが・・・何か物足りないんです。

例えば・・・もし仮に今作でピロウズが解散したなら・・・たぶん彼らの絶頂期・最高傑作は「MY FOOT」に至るまでの数年だと思うのです。2000年~2005年あたりのピロウズは神がかっていますもの。

まあ、だからと言っていつまでも同じところに留まらないのも彼らの本質。

思い返せば・・・作品ごとに微妙に色をかえてきたストレンジ・カメレオンなのだもの。

おっと、なんだかまるで「HORN AGAIN」を否定するようなコメントになってきているが別にそういう意味ではありません。

ちょっと勿体ないアルバムだなって思うだけ。

ってのは、先行シングル「ムーブメント」のカップリングの2曲(アルバム未収録)+「ロデオ・スター・メイト」(昨年出たシングルもちろんアルバム未収録)を加えて、曲順をちょいと変えてやると・・・80年代っぽさが一気に消えたピロウズ節全開のアルバムに印象が変わってしまうのだもの。ま・・・だからアルバム未収録なんだろうけどね。

新作が出たばかりで申し訳ないが、次回はどんなアプローチを見せてくれるのか、それを楽しみに思ってしまうスターダストである。

ってか、今回の「HORA AGAIN」ツアーではライブ会場限定販売の新曲CD発売するそうじゃないですかっ! ったく・・・ファン泣かせのバンドですよ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Windows7を使ってみた #01

さて、今回の投稿は記念すべき・・・と言っても私以外には何のことやら理解不能だろうが、新PCからの初投稿なのである。やったねっ!

買っちゃいましたよ、14万円も出して。FMVです。

モニタとHDの一体型、ワイヤレスキーボードにワイヤレスマウス、地デジ対応、1TB、そして・・・Windows7。

Windows7・・・まあ、使い始めてのファーストインプレッションは・・・何だか中途半端に仕上がってしまったな・・・って感じだった。

確かに、XPに比べると操作性や便利機能は格段に上昇している。だが、使い勝手の悪い部分も多い。私が最も不便を感じているのはマウスホイールについてである。

これはXPと比較してというよりは、Macと比較してと言った方が良いかもしれない。

最近Macに採用されたマジックマウスという近未来型マウスをご存じだろうか?

マウスの表面はツルンとした凹凸の無い形状・・・ホイールも左右の区別も無い。全てタッチ機能で操作できるのだ。マウスの表面全てがホイールとなり、指をスライドさせて操作が行えるのだ。

あれを使うと・・・ ※私は仕事で使っているのだが・・・他のマウスが玩具に見えてしまうだろう。ただし電池の消費はハンパないっ! 新品の単三電池2本を一か月で使い切ってしまうくらいのハンパなさだ・・・。 堪らず充電式の電池を購入した。

おっと、別にマジックマウスとFMVのマウスを比較してるわけではない。

私が不便を感じているのは、リスト表示でファイルを選択して、ホイールを動かすと他のファイルに選択が移動してしまうことだ。Macでは絶対にあり得ない。XPでもあり得ない動きである。選択してたファイルがどれだったか分からなくなっちゃうじゃないかっ!

もしかして・・・どこかに設定があるのか?

そう言えば、今回の7はマウスの設定が少ないように感じたのは気のせいか? Wクリックと1クリックの切り替えも設定に無かった・・・。そうなのだ、Win7のマウスは1クリックでファイルが開いてしまうのだ。ただし、通常のWクリックで開くファイルもある。※何となく通常のファイルはWクリックでシステム的なファイルは1クリックで開くようなきもする・・・。

ちなみに・・・実はまだ7を実際に使いだして間がないのである。

週末にネットやメールの設定をして、旧PCからデータの移行を行い、ソフトのインストールを行い ※XP時に使ってたフリーソフトは殆ど使用できます。ただし、直接セットアップできないものがありました。そういうソフトはXPで展開したアプリをそのままコピーすれば使えます・・・ iTunesデータの移し替え、周辺機器の再設定・・・やれやれ、おかげで週末の休みが完全につぶれてしまいましたわ・・・。

って、ことで・・・今後もWindows7についてのレポートを勝手気儘に更新して行こうと思っています。

もしも・・・7用の便利なソフト紹介しますぜっ! って親切な方がいれば書き込みヨロシクです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン #1

Jsbx

さて、今回は昨年リマスター再発されたザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの作品を順を追って紹介しようと思う。前回も紹介したが、今回は更にアルバム毎に詳しく紹介したい。

別に・・・紹介しなくてもいいです・・・と、言われても紹介するのである。多分、ほとんどの女子高生はこのバンドを知らないだろう。タワレコの店員のお姉さんも知らなかったもの・・・。

さて、彼らのサウンドはどんなものなのか?

バンド名からするとブルース系なのだろうと予想はつくが、R&Bを想像したりすると脳天にギターが落ちてくるので注意が必要だ。実際のサウンドはノイジーでパンキッシュでブルージーなコテコテの洋楽サウンドである。

AKB48やKARAや少女時代にうつつを抜かす男子高校生がジョンスペを聴けば「え? 唄メロはどこですか?」って質問が必ず返ってくるだろう。そのあたりがブルースがエクスプロージョンしているバンドなのである。

Yearone 「YEAR ONE」

タイトル通り、彼らの紀元1世紀目の作品だ。プッシー・ガロア(ジョンスペの前のバンド)の流を汲んだまったくブルースじゃないノイジーでパンキッシュでガレージなサウンドである。リマスター盤は全38曲入り。

自主制作録音と正式デビュー作をまとめて1枚にしたものだ。その為、楽曲が数曲かぶってたりするし、前半と後半で音の質感が微妙に違ってたりもする。とにかくウルサイ・・・ギターがギャンギャン鳴っている。リフが半端なくカッコイイ、演奏は全体に下手・・・っていうか殆ど一発どりか? 演奏間違ってもそのまま突っ走るっ!(実はわざとなのだろう・・・)購入して1週間、ひたすら聴き続けているくらい最高のロック・アルバムである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

CDショップの店員さん

このブログで最近紹介したバンド、ザ・ジョンスペンサー・ブルース・エクスプロージョンというマニアックな(洋楽ロック好きには有名)バンドがある。

昨年、おまけタッブリ+リマスター盤が発売され(現在第3弾までで90年代の作品が出揃った)、発売を知らなかった私は最近になってやっと購入の運びとなった。

しかも・・・某2大CDショップの「Tレコード」にも「H●V」にも置いてない・・・。※イニシャル・トークに無理があるぞ、おいっ!

当然、お取り寄せをお願いしたのだ。

で、Tレコードで売り場に在った2作品をレジに持っていき、他の2作品を取り寄せしてもらうことにした・・・。

私は親切心でメモ紙にジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンエクストラ・ウィドゥスナウ・アイ・ガット・ウォリーと書いてレジのお姉さん(どう見ても私より若いけど)に渡したのである。

返ってきた返答は・・・「アーティスト名は何ですか?」

「え?」って思って2秒くらいお姉さんの顔を見た。まるで時間が止まったような感覚だったが、私にはザ・ワールドとかスター・プラチナのようなスタンド能力は未だに発現してないので時間が止まったと感じたのは気のせいなのだろう・・・。

で、私は・・・しまった、あまりにもマニアックすぎて店員さんも知らないよ・・・ってジョン・スペンサーの知名度の無さを恨んでしまったのである。

某Tレコードでの出来事だ・・・。

そして、先日・・・前に取り寄せした時は金銭的都合で見送っていた残りの1枚、イヤー・ワンを取り寄せする事にした。※サンキュー年末調整!

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの初期のアルバムだ。デビュー前の自主制作ライブ盤とファースト・アルバムを合わせたものらしい。正式にはファーストアルバムはこれらの曲の中からレコード会社が勝手に選曲して発売したものらしい・・・。

某ネット通販サイトに唯一あがっていたレビュー

THIS IS 初期衝動!

おお、何て素晴らしいレビューだろう。正にジョンスペをひと言で現した素敵な言葉。

で、今回は某H●Vに取り寄せをお願いしたのだ。

仕事中に会社から電話して、※いいのかそれで? いいのです。わたしは勝手気儘なデザイナーなのです・・・申し訳ない。「すみませんが、取り寄せしてほしいCDがあります」と電話で注文。

アーティスト名は、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンと言って・・・

返ってきた返事は・・・ああ、ジョンスペですね。ジョンスペのどのアルバムですか?

思わず電話を持ったまま2秒くらい止まってしまった。でも私にはザ・ワールドや・・・おっと、このギャグはもう使っていたか・・・。

いやー驚きましたね。H●Vの店員さんって、音楽に詳しいんだっ! Tレコードのお姉さんはアルバイトさんだったのかも?

で、Tレコードは取り寄せに一週間、H●Vは3日でした。

これについては関連店舗の在庫状況などもあるだろうから何も言わないし、どちらのお店も店員さんの対応は素晴らしいので文句はないのです。

結局何がいいたかったのかって言うと・・・

マニアックなバンドの作品を注文した時、そのアーティスト名を知ってる店員さんが担当になるとテンションが上がるよねっ! ってことでした。

いやはや・・・個人的な趣向を熱く語ってしまって・・・申し訳ない・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

Music_jsbx07

ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンと言う名前を聞いて「おおっ!」って思った方はかなりマニアックな洋楽ファンではないだろうか?

1990年代に活躍?した(まだ現役だと思う)マニアックなバンドである。実はこのバンド・・・情報が乏しい・・・。だってウィキペディアにも出てこないマニアック・バンドだもの・・・。

ざっくりと紹介すると・・・1995年に彼らの3rdアルバム「オレンジ」と2nd「エクストラ・ウィドゥス」の日本盤が発売された。※2ndは1993年の作品、1stはCDショップで見たことがない。

まあ、日本では知名度の低いバンドである。

元プッシー・ガロアのジョン・スペンサーがユダ・バウアー、ラッセル・シミンズと結成したギター2本+ドラムスという3ピース・バンドである。※以下バンド名はJSBX

サウンドはとにかくロー・ファイなガレージ・サウンドだ。バンド名のブルース・エクスプロージョンに騙されると痛い目に遭う。確かにブルース基盤だがとにかくオルタナである。普段洋楽を聴かない方・・・いや、洋楽でもコアな洋楽を知らない方には・・・「ナニコレ? 全然唄メロ無いじゃん・・・」って聴こえるサウンドだ。

だが、一度彼らのサウンドに嵌ると大変である。他のバンドの音がショボく感じてしまうのだ。JSBXの音は実に生々しいのである。破壊的なのだ。例えば、ホワイト・ストライプが2人だけ(ギター+ドラムス)であれほど生々しい破壊サウンドを生み出すのと同じである。

で、なぜ今頃90年代のバンドを引っ張り出したのか?

実は昨年から彼らの過去の作品がリマスター発売されているのだ。それを年末に知ったのだ。だって日本盤の発売が無いんだもの・・・。で、買ったのだ。

購入したのは、「エクストラ・ウィドゥス」「オレンジ」「ナウ・アイ・ガット・ウォリー」「アクメ」の4枚。各2500円である。1万円出して大人買いである。※実際には取り寄せになって数回に分けての購入でした。実は、全てオリジナル盤を持っている。ロー・ファイ・サウンドをリマスターして何の意味があるのか? って首を傾げたくなるかもしれない。

だが、今回のリマスター盤はファンにとっては超超超お買い得なのだ。だって各アルバム共にアルバム未収録曲入りの2枚組(「ナウ・アイ・ガット・ウォリー」は1枚)。1作品に対して20~30曲の未収録曲が付いているのだ。1作品40曲って大作使用・・・いったいどんだけ未収録持ってるんだ?

しかも、オリジナル盤とは違い、リマスターは音が良い(ロー・ファイだけどね・・・)し音量が揃っていて低音部のスカスカ感が解消されている。全部まとめてiPodに入れて、4作品で155曲のJSBX浸け・・・。

しかし・・・ひとつ寂しいのは2000年代の作品がリマスターされていない事。

しかも現在ジョン・スペンサーは別プロジェクトにて活動中で7年近くJSBXの新作が発表されていないのだ・・・。

って、まあ・・・いきなり100曲近いアルバム未収録曲が発表されたんだからしばらくはJSBXで楽しめそうではあるのです・・・はい。

今の日本の商業主義ポップ・ソングにウンザリした方は是非一聴を。そして「ナニコレ?」ってなってぶっ飛んで頂きたい。

ただし、クセが強すぎるバンドなのでお奨めはしません・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

HORN AGAIN ツノよ再び

008pillows

ザ・ピロウズの新作「HORA AGAIN」を聴いた。

10年以上前から聴き続け、今も新作を発売日(前日)に買いに行きたくなる数少ないバンドのひとつである。ちなみに結成20年以上のベテラン・バンドである。どれくらいベテランかと言うと、ミスチルと同期デビューと言えば分りやすいだろうか。

さて、早速聴いた感想だが、その前に・・・

先行シングル「Movement」を、デビュー当時を思わせるフレッシュなサウンドと例えるレビューが多かったが、今回のアルバムはまさに新人バンドのようなサウンドである。

デビュー当時のような・・・とは言わない。いや、言いたくない。

だって彼らはデビューからの数年間、まったく売れないどん底バンドだったんだもの・・・。

※その頃の事は彼らの歌詞に度々登場している。

私は彼らの初期のアルバム「クール・スパイス」や「リビング・フィールド」なんかも持っているが、今回のアルバムは初期のサウンドとは明らかに違うのだ。確かにフレッシュな感じに溢れているが、クオリティは現在深化系のピロウズ・サウンドである。唄は相変わらずのさわお節だし、ギターのフィード・バックなんかも散りばめられている・・・。メロディも秀逸でスキップ無しで10曲一気に聴ける。

だが、今までのピロウズとは確実に何かが違うのだ。

まだ聴き込んでいないのでハッキリ言えないが、それは歌詞の変化ではないか? まあ、実際には難解でヒネクレタさわお歌詞全開なのだが、今までの彼らの楽曲とは違い、ストレートに耳に入ってくるように感じたのだ。メロディの乗せ方やイントネーション、韻の踏み方、そして英語フレーズのみのサビ・・・、そこが今までと違うように思う。

まあ、まだ発売されたばかりの新作である。

じっくり聴き込んで再度レビューをしたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ロック音楽を語ってみようと思います

先日、宮崎あおいさんの主演映画『少年メリケンサック』を観てて思ったこと、それは・・・ロックは若者文化ではなくなったってコトだ。

ってコトで・・・どういうコトかとツッコミ入れるのはご容赦願いたい・・・わたしが好きなロック音楽を紹介しつつ、若者に向けたロック紹介コラムを書いてみようと思う。

元々、ロックというのは黒人音楽のリズム&ブルース(R&B)を白人なりの解釈で始めたのが起こりだと言われている。実際、ロックは歴史が浅く、誕生してまだ50~60年くらいしか経っていないのだ。

エルビス・プレスリーの時代(ロック初期)は正に若者による新しい音楽文化だったそうだ。

その後、ロックをポピュラー・ミュージックに押し上げたのは言わずと知れたビートルズである。1960年代である。この頃、ビートルズのライバルと言われてたのが、今も現役バンド、ローリング・ストーンズだ。

良い子のビートルズに対し、不良のストーンズ・・・。

一昔前、ポップスは健全な音楽で、ロックは不良の音楽と言われてたのは、ビートルズとストーンズの影響なのではないだろうか?

そして、ロックが最も熱く燃え上がったのが1970年代である。

Photo

イギリスの3大バンド、レッド・ツエッペリンディープ・パープルブラック・サバスが登場する。

この3バンド・・・実に分りやすい。後のロック界のジャンル分けがここで生まれているのだ。(あくまでわたし個人の意見である)

ブルースを基本にしたレッド・ツェッペリン(ルーツ・ロック)

様式美を打ち出したディープ・パープル(ハード・ロック)

悪魔的ビジュアルのブラック・サバス(ヘヴィー・メタル)

Trex

更にグラム・ロックと呼ばれるセクシャルなビジュアルを纏ったデヴィッド・ボウイTレックスの登場、ピンク・フロイドに代表される完璧な演奏と楽曲で作りこまれたプログレッシブ・ロックと呼ばれる音楽も登場した。

この頃のロックの最大の特徴は何だったのか?

それはロック・ミュージシャンとしてステージに立てるのは神に選ばれた一部の天才だけだったと言うことだ。

天才的な作曲センス、楽器演奏テクニック、カリスマ性・・・

それらを持った天才だけがロックを演奏する事が許されていたのである。

Pistols

その概念を根本から破壊したのが、1970年代後半に登場したパンク・ロックだった。

パンク・ロックが生まれたのは・・・イギリスだった。

パンクは生き様だ! パンクは自由だ! パンクは魂だ!

『少年メリケンサック』にも同じようなパンク精神論が登場した。

多分、私を含む大多数の日本人にはパンク・スピリッツは理解できないだろう。パンクはイギリスの底辺で暮らす若者たちの叫びだったのだ。

Clashlondoncalling

イギリスには階級制度の名残がある。貴族の子は貴族、パン屋の子はパン屋・・・。生まれた時から見えない階級制度が有り、どんなに頑張っても金持ちにはなれない。貧乏な労働階級のまま年をとって死んで行く・・・。

そんな現実から抜け出そうと叫んだのがパンク・ロックだったと言われている。

だから多くの若者から支持されたのだ。それまでの一部の天才だけの音楽は一夜にして崩壊してしまったのだ。

だが、パンクの登場は音楽界に様々な弊害をもたらしたようにも思う。それは・・・楽器なんて弾けなくても、曲なんて書けなくても、不満を叫ぶ若者は誰もがロック・ミュージシャンになれたことだ。

70年代パンク・バンドの演奏が下手くそでみんな同じに聴こえるのはその為だ。※もちろんそうじゃないパンク・バンドもたくさん有ります。

これって・・・日本の音楽業界によく似ていると思うのは気のせいか?

実はパンク・ロックのブームはパンク登場から数年という短い期間だけだった。だが、イギリスの音楽界にとっては致命傷のような出来事だったのだ。

パンクの勢いに追いやられたロック音楽は・・・アメリカに行ってしまったのだ。

アメリカではハード・ロックの復権運動が起こっていた。元ブラック・サバスのオジー・オズボーンなどが主体となり、ハード・ロックの建て直しを行っていたのだ。

Vanhailen

その結果、次々と新しい才能が登場する。

1979年に登場したギターの革命児エディ・ヴァン・ヘイレン。トリッキーなギターテクニック(ライト・ハンドのタッピングは彼が生み出した技)はその殆どがヴァン・ヘイレンが作ったと言われている。

世界最速ギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンや変態ギター・テクニックのスティーヴ・ヴァイなど・・・再びロックはテクニック重視の音楽へと戻っていった。

アンダー・グラウンドではメタリカに代表されるスラッシュ・メタル(パンク+へヴィ・メタルの高速メタル)も登場する。

だが・・・アメリカにはMTVと言う強大なメディアが存在していた。

テレビ業界の力が大きかったのだ。MTVとメタルは対立する・・・。メタル・バンドの過激なパフォーマンスはテレビ向きではなかったのだ。そこに登場したのは・・・ボン・ジョヴィに代表されるルックスの良いアイドル・ロック・バンドだった。

80年代の音楽がメロディが良く、ポップで大衆受けするのはその為である。

Beastie_boys_21_1

また、アメリカの広大な土地柄は様々な音楽の土壌を構築していった。90年代に一躍脚光を浴びるオルタナティブの原型も80年代初期から登場している。

カレッジ・ラジオで人気に火のついたR.E.M.や、グランジの大御所ソニック・ユース、悪ガキヒップ・ホップのビースティ・ボーイズなど・・・、今では当たり前となったオルタナティブ・ミュージックも80年代初期から登場している。

Guns2520n2520roses

そして80年代最後のハード・ロック・スター、ガンズ・アンド・ローゼズが登場したことで肥大化しすぎた音楽界の何かが壊れ始めたように感じてならない・・・。

いや・・・ガンズは被害者なのかもしれないと思う。

90年代初頭、20世紀最後のロックスター、カート・コバーン率いるニルヴァーナが表舞台に登場したのだ。アンダー・グラウンド音楽の台頭である。

有名な音楽メディアの言葉だが、ニルヴァーナはアメリカにとって本当の意味でのパンク・ロックであった・・・。

ニルヴァーナは肥大化して産業化されたロックを根本から覆したのだ。新世代の若者(ジェネレーションX)の代弁者となったニルヴァーナ、人気絶頂だったガンズ・アンド・ローゼズは彼らの絶好の標的とされてしまったのだ・・・。

更にメロコアと呼ばれる90年代パンクの台頭が始まった。グリーン・デイランシドNOFXのような技術のあるパンク・ロックの登場である。

だが、ここでも70年代パンクと同様の現象が起こってしまう。

カート・コバーン曰く「昨日までメタル・バンドだった連中が、今日はグランジの看板を掲げてやがる・・・」

インディーズが金になると分った途端、メジャー大手がインディーズ・バンドの発掘に乗り出したのだ。この頃登場した若手バンドの殆どは一発屋か売れないまま消えていく運命となった・・・。更にカート・コバーンの自殺でグランジ・ムーブメントは急速に衰退してしまう・・・。

イギリスではグランジの影響を受けたギター・バンドが台頭していた。オアシスブラーに代表されるブリット・ポップと呼ばれるバンドの登場である。

やはり一発屋を大量に生んだ最悪のムーブメントであった・・・。

Becknew

迷走する産業オルタナティブ・ロックに決定的なとどめを刺したのは天才ベックだった。

ロック、フォーク、グランジ、ヒップ・ホップ、ソウル、ディスコ、ダンス、ラテン何でも御座れの天才ミュージシャンの登場で、才能の無いインディー・バンドの大量発掘が終わったのである・・・。

唯一無二の天才が登場したことで、偽者が入り込む隙間は無くなってしまったのだ。

その後、90年代後半になると、ホワイト・ストライプスストロークスのようなリバイバル・ロック(70年代的なローファイ・サウンド)、コールド・プレイのようなプログレッシブの流を組んだバンド、エミネムに代表される白人ヒップ・ホップ、R&B、ヘビー・ロックの復活、往年バンドの再結成、カバーソング・ブームなどなど・・・。

新しい才能と、オヤジ・ロックの頑張りが混ざった2000年代に突入・・・。多分、ロックはオヤジの音楽になったのだろうね・・・。

今はレディ・ガガのような80年代の産業ロックに今の時代性を融合させた新しいサウンドが主流なのですわ・・・。

アメリカじゃ、ロック=オヤジ世代の音楽って言われてるらしいよ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011 謹賀新年

あけましておめでとうございます

2011年

今年も皆様にとって良い年でありますように

そしてまた、勝手気儘なSTRAY BLUESをヨロシクお願い致します

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マニック・ストリート・プリーチャーズを語らせて頂きます

Manics20best 90年代初頭にデビューしたバンドで生き残って戦っているのはレディオヘッドとマニック・ストリート・プリーチャーズだけだ。

これは凄いことだよ。今や、あのオアシスが解散する時代なんだ。

と語ったのはマニック・ストリート・プリーチャーズのニッキー・ワイヤーだっただろうか?

1991年に時代錯誤の勘違いパンクソング「スーサイド・アレイ」でデビューして20年・・・。

私がデビュー当時から聴きつづけている数少ないロック・バンドのひとつである。いや、聴き続けているバンドは多いが、新作が出ても「裏切られることのない」バンドはマニックスとピロウズだけのような気がする。

実は・・・彼らの最新作「ポストカーズ・フロム・ア・ヤング・マン」を購入した。今年の9月に発売されていたのが・・・油断していた。前作「JOURNAL FOR PLAGUE LOVERS」から僅か1年4ヶ月、こんなに早く新作が出るとは思ってなくて(しかも洋楽の新作情報が少ないこの時代)発売されていることすら知らなかったのだ。

早速、聴いた感想は・・・やっぱりマニックスである。

新しい試みは無いが、今までとは微妙に雰囲気の違う(これは毎回感じることだが)何かがある、そんな新作だ。メディア情報だと、彼らの大出世作「エブリシング・マスト・ゴー」辺りが同じ色のアルバムとして引き合いに出されているが、聴いた感じ特にそうは感じなかった。どちらかと言うと、最近のマニックスを構成する雰囲気が全て混ざったような・・・ポップでメロディックで攻撃的で寂しい・・・そんなアルバムだと思う。

今回はその中でもポップな面が強調され、今までに無い壮大さとゴスペル風コーラスアレンジが施された新機軸がアクセント・・・ってとこではないか。

さて、90年代初頭にデビューして生き残った数少ないバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズ(通称マニックス)。

今でこそイギリスを代表する国民的ロック・バンドだが・・・デビュー当時の彼らはマスコミを喜ばせる問題児バンドであった。

デビュー前から「俺たちは全世界でナンバー1になる2枚組みデビュー・アルバムを発表して解散する!」とのたまわり、記者会見で「君たちは偽物(格好だけのロック・バンド)じゃないのか?」という発言に、その場で自分の腕にカミソリで「4REAL(俺たちは本物だ)」と大きく刻み、そのまま病院に運ばれ・・・・・・、全世界でナンバー1になれず解散宣言を撤回、マスコミは非難轟々!

ところが、宣言撤回後に発表した2ndアルバムの秀逸なこと! デビュー作は勢いにまかせたメタル・パンク・ロックだったが、2ndはメロディックでイギリス的、妖艶で美しい雰囲気を纏った危険な作品であった。当時、わたしと一緒にバンドを組んでた友人が「ビジュアル系バンドと同じにしか聴こえない」と言っていた・・・。

そして続く3作品目・・・早すぎた傑作「ホーリー・バイブル」

前作の妖艶さは一切排除、無機質で冷たい金属的なサウンド。ハードロックやメタルの金属質ではなく、まるで寒い冬の日に肌を切り裂くような甲高い金属音が聴こえてるって感じのサウンドだ。セールス的には伸びなかったが、早すぎる傑作とメディアに絶賛されるアルバムとなった。

だが・・・このアルバムを引っさげたアメリカ・ツアーの前日、メンバーのリッチー・ジェイムス・エドワードが謎の失踪・・・。カリスマ的な魅力と独特の詩の世界を持つバンドの要が居なくなってしまったのだ・・・。

マニックスというバンドはデビューから20年、メンバーの変更が無い。なぜならメンバー全員が幼馴染で、音楽以前から強い友情で結ばれているバンドだからだ。映画館も無い田舎町で一緒に育った4人の幼馴染がテレビで観たクラッシュ(イギリスのパンク・バンド)に衝撃を受けてバンドを結成したのだ。

担当楽器を見ると、リッチー・ジェイムス:ギター となっているが、実は彼は楽器を演奏できなかったそうである。ライブではギターを持ってステージに立っているだけのメンバーであった・・・。だが、彼が居なければマニックスはマニックスではなかったのである。リッチーのカリスマ的魅力と詩の世界こそが初期マニックスを構成する最大の要素だったのだ。

リッチーは失踪したまま・・・現在に至っている。イギリスの法律的には既に死亡が宣告されたが、メンバーは今でもリッチーの帰りを待っているのだ。彼が居なくなって15年、バンドは今でもリッチー名義の口座にバンドのギャラ(リッチーの分)を振り込んでいるそうである。彼らは幼馴染で友人なのだ・・・。

だが皮肉な事に、リッチーの居なくなったマニックスはそれまでの危険な雰囲気が無くなり、その結果・・・アルバムはヒット、イギリスの国民的バンドへと登り詰めてしまったのだ。

その頃の作品・・・実はわたしは大嫌いなのだ。リッチー在籍時の危険な雰囲気が無くなったマニックスにはまったく魅力を感じなかった。一時的にマニックスの作品を聴かなくなってしまったほどだ。※CDは買っていたが、何度も聴くことはなかった。

再びマニックスを聴き出したのは「ノウ・ユア・エネミー」からだ。※と、言っても大嫌いな時期は大ヒットアルバム2作の時期だけなのだが・・・。

初期の攻撃的なマニックス・サウンドの復活である。だが、試行錯誤の時代の始まりでもある。この後のマニックスは自分達の在るべき姿を探すように様々な試行錯誤を繰り返す。と、言っても・・・ファンじゃなきゃ分らないような試行錯誤だ。攻撃的な「ノウ・ユア・エネミー」に続き内省的な「ライフブラッド」、開放的な「センド・アウェイ・ザ・タイガー」を発表する。どのアルバムも基本的にはメロディが秀逸なロック・アルバムだ。だが、微妙にサウンドから受ける印象が違うのだ。

そして「JOURNAL FOR PLAGUE LOVERS」で今まで封印していたリッチーの残した散文詩を全面的に使ったのだ。早すぎた名盤「ホーリー・バイブル」の続編と呼ぶべき天才的な詩の世界が展開されるアルバムである。

俺たちは4人でマニックスだ! と、声高に宣言したのである。

そして最新作「ポストカーズ・フロム・ア・ヤングマン」である。

相変わらずのマニックス・サウンド炸裂の秀作である。

興味のある方は・・・ぜひ、彼らの作品に触れて頂きたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ビートルズ iTunesに登場! パート1

Thebeatles

いよいよ・・・と言うか、やっと・・・と言うか?

ビートルズの楽曲がiTunesに登場した。単曲、アルバム、BOXセットと様々な形態で購入が可能である。

わたしは昨年の9.9.9にCD盤BOXセットを購入したので今回は傍観者を決め込んでいる。多分、今後もDL販売のビートルズは購入しないだろう・・・。

で、傍観者のビートルズ・ファンとして、今回のDL販売に対してのアドバイスのようなものを書かせて頂こうと思うのである。決して上から目線とか、偉ぶってとかではないので誤解しないで頂きたい。

実は、今回のDL販売を傍観してて気が付いたのは・・・レット・イット・ビーのDL数が凄いって事だ。おいおい、ビートルズ=レット・イット・ビーなのか? それでいいのか?

ってのは、わたしは「レット・イット・ビー」を聴いて、ビートルズを聴かなかった過去を持つファンだからだ。高校時代に友人に聴かされ、こんな物はロックじゃないっ! と、ビートルズを却下した・・・。

実際にビートルズを聴き始めたのは大学生になってからである。※この件は「赤盤」「青盤」レビューで紹介しているので省略・・・。

つまり、何が言いたいのかというと、ビートルズは「偉大なるバンド」で「名曲」も多いが「迷曲」も多いって事だ。「迷曲」=「駄曲」ではない。

ただし、これは・・・あくまでわたし個人の感想なのでご了承願いたい。

例えば・・・初めて聴くビートルズ・アルバムが超名盤「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハート・クラブ・バンド」だったとしたら、それはある意味・・・悲劇でしかない。このアルバムは・・・あまりにも「深すぎる」からだ。コアな楽曲が多すぎるのだ・・・。

更に、1stアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」を購入した初聴リスナーも悲劇だろう。今回のリマスターの唯一の汚点は・・・初期2作品のステレオ化だと思うのだ。

ビートルズには「聴くべき順番」や「聴き方」があると思うのだ。

DL販売のようにお手軽に単曲購入できるのなら尚更である。

そこで、わたし流、正しいビートルズの聴き方講座を開催しようと思うのだ。※あくまでわたし個人の感想なので誤解の無いようにお願いしたい。

その1、単曲で購入するなら・・・

正直・・・ビートルズを単曲で購入する方へのアドバイスは難しいのである。なぜなら、ビートルズは各アルバム、各年代によって目まぐるしい深化を続けたバンドだからだ・・・。なので、出来れば「その2」の内容を読んで、あとは各自にお任せしたいと思うのだ・・・。申し訳ない・・・。

その2、アルバム購入の順番

やはり、最初に購入するべきアルバムは・・・「赤盤」「青盤」の2枚(各2枚組の計4枚)である。ビートルズはオリジナルを年代順に聴くべしっ! なんてビートルマニアの意見は完全無視して頂いて結構である。

「赤盤」「青盤」はビートルズの魅力が100%詰まったベスト・アルバムなのだ。これを聴いて『ビートルズって良い』と思えば次のステップへ。

そうじゃない方は・・・多分、他のアルバムを聴いても「良い」とは思えないだろう。

ビートルズの音楽性は大きく分けて・・・初期「ロックンロール時代」、「アイドル・バンド時代」、中期「アーティストへの深化時代」、「サイケデリック時代」、後期「ロックンロール復活時代」、「解散へと向かう時代」がある。

「赤盤」のDISC1には「ロックンロール時代~アイドル・バンド時代」、DISC2は中期「アーティストへの深化時代」が収録されている。

「青盤」のDISC1には中期「サイケデリック時代」、DISC2は「ロックンロール復活~解散へ向かう時代」が収録されている。

※もしも単曲購入をしようと考えている方は、この「赤盤」「青盤」を順番に試聴し、気に入った楽曲を購入して頂きたい。

さて、この「赤盤」「青盤」を聴き、ビートルズのオリジナル・アルバムが聴きたいと思った皆さま!!!

早速ご紹介しましょう! 最初に購入すべきオリジナル・アルバムは・・・

「赤盤」DISC1が気に入った方は3rdアルバム「ハード・デイズ・ナイト」

「赤盤」DISC2が気に入った方は6thアルバム「ラバー・ソウル」

「青盤」DISC1が気に入った方は・・・まだ何も買わない方が良い

「青盤」DISC2が気に入った方は「ホワイト・アルバム」

上記の順にアルバムを聴き、更に買いたいと思ったなら・・・後は好きな楽曲が収録されたアルバムを購入して下さい。この聴き方をすると、ビートルズが「イエスタデイ」や「レット・イット・ビー」みたいなバラードメインの良い子バンドでは無かった事が分ると思います。

ちなみに・・・初期の2枚は「楽曲は良いが音が最悪」なので購入には注意が必要です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«米米クラブ アルバム紹介 パート1